小学校の頃に1度はやったことがある、体を後ろに反らし、地面に手をついて手足だけで体を支える体操の「ブリッジ」。
子どもの頃は簡単にできて、あまり苦労したことがないという人も多かったと思います。
しかし、大人になってやったことがある人はわかると思いますが、「あんなに簡単に出来ていたブリッジが出来なくなっている!?」と驚いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「子どもの頃に体育の授業であったからやっていただけで、ブリッジなんてする必要がない!」と思う方もいるかもしれませんが、実はブリッジには身体にとってとても良い効果をもたらしてくれます。
出来ないからという理由でやらないのは勿体無いくらい多くの効果があるため、この記事を読んで是非ともブリッジにチャレンジしてみてください。
今回はそんなブリッジが出来ないという方に向けて、ブリッジがもたらす効果と正しいやり方を解説して行きます。
ブリッジがもたらす効果
ブリッジは道具を使わず、簡単にできる運動で健康や筋トレ効果があると、多くの方に取り入れられています。
まずは、ブリッジがもたらす効果について解説して行きます。
基礎代謝が上がる
中々日常生活でブリッジのように、大きく身体を反らすことはないと思います。
そのため、ブリッジは日常生活で動かすことのない筋肉や関節を動かすことが出来るのです。
それによって体温が上昇し、基礎代謝が向上する効果が期待できます。
筋肉の柔軟性が上がる
ブリッジは全身の運動で、特に身体の全面を大きく反らします。
そうすることで、身体全体の柔軟性が上がります。
体幹部の柔軟性と安定性が増す
ブリッジは体幹全体にアプローチすることが出来ます。
体幹部は中々通常のストレッチでは伸ばしにくい箇所であり、固まっていることが多いです。
そのためブリッジをすることで体幹部の柔軟性と安定性も図ることが出来ます。
その結果、姿勢が良くなるため一石二鳥どころではない効果があります。
冷えやむくみなどの解消に繋がる
ブリッジは全身運動で、普段動かしていない筋肉や関節を動かせるため、血流が上がります。
そのため、冷えやむくみの解消に繋がります。
便秘の解消に繋がる
ブリッジは全身運動ですが、特に腹部のストレッチをメインで行うことが出来ます。
腹部のストレッチをすることによって、筋肉だけでなく内臓のストレッチも同時に行われるのです。
つまり、内臓が刺激され、腸の活動が活発になり便秘の解消に繋がります。
肩こりの改善に繋がる
ブリッジは体幹部だけでなく、体を支えるために肩や腕、背中を刺激することが出来ます。
肩こりは多くの場合で、動かせていない部位が固まり血流が悪くなり発生しているため、ブリッジをすることによって血流が良くなり、肩こりの解消に繋がります。
身体が引き締まる・ボディラインが出る
ブリッジは体幹の筋肉が鍛えられるため、身体が引き締まる効果もあります。
さらには、腹筋のストレッチをすることができるため、ボディラインが出やすくなります。
なぜブリッジができない?その原因と正しいやり方
子どもの頃は出来たのに、なぜ大人になってブリッジが出来なくなるのでしょうか。
出来なくなる原因と正しいやり方を解説していきます。
肩関節や股関節が硬くなっている
大人になっていくと知らない間に肩関節や股関節が硬くなって行きます。
肩関節や股関節は日常生活で大きく動かすことが少なく、それが原因で次第に硬くなってしまいます。
どんなに筋力があっても、柔軟性がなければブリッジをすることは出来ません。
まずはストレッチで肩関節や股関節の柔軟性を上げましょう。
手足の筋力不足
ブリッジは4本の手足だけで身体を支えるため、筋力が不足していると身体を支えることが出来ません。
筋力不足でブリッジをすると怪我に繋がる可能性があるため、腕や股関節の筋力アップをするようにしましょう。
体幹部の柔軟性不足
ブリッジは身体を反らすため、体幹部の柔軟性がなければ上手く身体を反らすことが出来ません。
体幹部が硬くて出来ない場合は、まずうつ伏せで身体を反らし、柔軟性をアップさせてから行うようにしましょう。
手の位置が悪い
ブリッジは手の位置が重要になります。
身体から遠い位置で手をついてしまうと、手首に負荷がかかり、ブリッジが出来ないだけでなく怪我に繋がります。
正しいやり方
ブリッジができるかどうかは、準備の位置で決まります。
・手のつき方は、耳の真横で指先を身体の方に向ける
・足の位置はできるだけ、お尻に踵を近づける
・足は閉じず、肩幅よりも少し広めに開いておく
まずはこの3点のポーズで準備することで、ブリッジがやりやすくなります。
柔軟性や筋力不足が解消されれば、この状態から手足で地面を押すことで簡単にブリッジをすることが出来ます。
まとめ
ブリッジは子どもの頃の体操の一部というだけでなく、大人になっても様々な効果があると先述しました。
しかし日常生活ではしない動きをするため、正しい方法でやらなければ怪我に繋がる可能性があります。
出来ないとわかっても無理に行おうとせず、その原因を考えてみてください。
今回ご紹介した原因であった場合、まずはそれを解消することをお勧めします。
ぜひ、安全にブリッジにチャレンジしてみて下さい。
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