近年、サッカーや野球など小学生のチームスポーツにおいて、所属チームを変更する移籍という選択肢が増えてきている事実があります。
移籍については賛否があるようですが、移籍をする子供本人が納得しているのであれば、全く問題ないのではないでしょうか!?
しかしながら、チーム移籍というものはデリケートなことであり、ルールを無視した移籍活動は、トラブルになってしまうこともあるようです。
そこで今回は、小学生のチーム移籍について詳しく解説してきます。
子供の移籍を考えている親御さんなど、是非参考にしてみてください。
小学生のチーム移籍について考える
移籍には親の意思が入り込むのはOK!?
小学生がチームを移籍するタイミングや理由は様々ですが、その移籍には多少なりとも親御さんが絡んでいるはずです。
チームの移籍において、親がああしろ、こうしろ、と全てを決めてしまい、子供本人の意思を無視することは論外ではありますが、親と話し合い、親のアドバイスや考え方に影響を受けることは、普通のことと言えます。
もちろん最終決断は、子供自身で行うことがベストではありますが、移籍自体、精神的に成熟できていない小学生にとっては、勇気のいることなので、親の支えは絶対的に必要でしょう。
移籍の理由は明確に
移籍の理由は人それぞれあるはずですが、何よりも大切なことは移籍の理由を明確にすることです。
何となく移籍したとしても決して良い状況にはならないでしょうし、また同じ悩みを抱えてしまいかねません。
移籍の理由をはっきりとさせることで、移籍するべきチーム像が見えてくるはずです。
また、他人から見ればネガティブな理由だとしても、本人やその家族にとってはポジティブな理由であれば、何ら問題ないと自信を持つべきです。
そして、移籍先を安易に決めてはいけません。
現在、多くのチームでは練習体験等を受け入れいているため、複数のチームで練習体験をした上で最終決定をすることが大切です。
移籍のタイミングについて
小学生の低学年で移籍するか、高学年で移籍するか、こういった移籍のタイミングでも状況は大きく異なります。
小学生の低学年での移籍より高学年での移籍のほうが大変と言われており、現状のチームを辞めること自体、労力が必要になってきますし、ハードルが高くなってきます。
これまでのチームの監督、コーチ、チームメイトとの関係性もあるでしょうし、また移籍先のチーム側もしっかりと実力・スキルを見てくるはずです。
移籍におけるルール
これは地域やスポーツによって異なるかもしれませんが、特にチームスポーツの場合、移籍をするにあたっての暗黙のルールなどがあります。
例えば、まだ現チームを辞めていない状態で、他チームの練習体験などに参加する場合、その旨を現チームに伝えておくべきです。
小学生のチーム移籍においては、引き抜きなどはモラルに反するという共通認識があり、できるだけオープンにする必要があります。
そのため、移籍を考えている親御さんは、「他チームの練習体験に参加する」ことを現チームへ報告をしておくと、移籍する際にスムーズに移籍できることへつながるでしょう。
最近では練習体験を受け入れるチーム側が、現チームの許可を得ているかなどの証明書を提出してもらうケースもあるようです。
入りたいチームに移籍できない可能性も
成績を一定以上収めている強豪と言われているチームへの移籍や高学年での移籍においては、誰でも出来る訳ではありません。
いわゆる、実力を計る「セレクション」によって、入団の可否が決まることになります。
一見シビアかもしれませんが、最近では当たり前になってきている現状があります。
しかしながら、全てのチームがセレクションを行っている訳ではありませんので、普通に練習体験を経て入団できることももちろんあるでしょう。
まとめ
今回は小学生のチーム移籍についてお伝えいたしました。
小学生時にチームを変えるというのは、少なからず勇気のいることではないでしょうか!?
そんな勇気を振り絞って行う移籍において、小学生を持つ親御さんが、地域や各スポーツの移籍ルールを事前に理解しておくことが大切です。
この理解が子供の移籍をより良いものにしてくれるはずです。
小学生のチーム移籍を考えている親子の皆様、是非とも参考にして頂けたら幸いです。
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