2023年9月8日から10月28日までフランスで開催されるラグビーワールドカップ。
ラグビーの世界一を決定するこの大会は、オリンピック、サッカーのワールドカップと並んで「世界3大スポーツ大会」の1つとされています。
総観客数は、サッカーワールドカップの約300万人、夏季オリンピックの約120万人に対して、ラグビーワールドカップは約170万人。
まさにオリンピックを超える特大のイベントなのです。
ではその大会を支えているスポンサーには、どのような企業が並んでいるのでしょうか。
今回は、ラグビーワールドカップのスポンサーをご紹介します。
【ラグビー】ワールドカップ スポンサーとは
ひとことでラグビーワールドカップのスポンサーと言っても、そのランクによっていくつかの種類に分けられます。
最も関わりが深く、スポンサーとしての貢献度も高いのは、ワールドワイドパートナー。
以下、オフィシャルスポンサー、大会サプライヤー、公式サポーターと続きます。
ワールドワイドパートナー
最上位のワールドワイドパートナーは、以下の企業やブランドが勤めています。
ソシエテ・ジェネラル | フランスのメガバンク |
マスターカード | アメリカのクレジットカード会社 |
アサヒグループ | 日本の飲料会社。スポンサーロゴはスーパードライ |
キャップジェミニ | フランスのコンサルティング会社 |
ランドローバー | イギリスの高級四輪駆動車ブランド |
エミレーツ航空 | アラブ首長国連邦の航空会社 |
実はこの中でも2つの企業は、もう1ランク上の大スポンサーとなっているのですが、それは後ほど解説します。
オフィシャルスポンサー
オフィシャルスポンサーは、以下の企業やブランドが勤めています。
GLイベンツ | フランスのメディア企業 |
GMF | フランスの保険会社 |
LOXAM | フランスのレンタル会社 |
Orange | フランスの電気通信事業会社 |
プロマン | フランスの人材派遣会社 |
SNCF | フランスの国有鉄道 |
トタルエナジーズ | フランスの石油会社 |
ヴィヴェンディ | フランスのメディア・通信企業 |
前回大会では全て日本企業だったオフィシャルスポンサー。
今回はフランス開催ということで全てフランスの大企業が占めています。
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大会サプライヤー
大会サプライヤーは、以下の企業やブランドが勤めています。
Andros | フランスの食品会社 |
BKT | インドのタイヤメーカー |
キヤノン | 日本の精密機器メーカー |
Eden Park | フランスの服飾ブランド |
EF Education First | スウェーデンの語学学校 |
ジオディス | フランスの物流会社 |
ギルバートラグビー | イギリスのスポーツ用品メーカー |
ヒューレット・パッカード | アメリカのコンピュータメーカー |
Invivo | フランスの農業組合連合会 |
リポビタンD | 日本の大正製薬の栄養ドリンク剤 |
マクロン | イタリアのスポーツ用品メーカー |
メタ・プラットフォームズ | アメリカのテクノロジー企業 |
三菱電機 | 日本の電機メーカー |
チューダー | スイスの腕時計ブランド |
大会サプライヤーには世界各国の企業やブランドが名を連ねています。
公式サポーター
公式サポーターは、以下の企業やブランドが勤めています。
アコーホテルズ | フランスのホテルチェーン |
Aramis Rugby | イギリスのスポーツ用品メーカー |
カジノグループ | フランスの量販店 |
France Pare-brise | フランスの自動車修理会社 |
Koesio | フランスのデジタルサービス会社 |
PPA Business School | フランスのビジネススクール |
セージ・グループ | イギリスのソフトウェア企業 |
ボルヴィック | フランスの飲料水ブランド |
こちらは比較的規模の小さな企業やブランドが大半。
日本人にはあまり馴染みのない企業が多くなっています。
【ラグビー】ワールドラグビー・グローバルパートナー
ワールドワイドパートナーの中でも2つの企業は、特にワールドラグビー・グローバルパートナーとなっています。
ワールドラグビーとは世界のラグビーの統括団体。2014年に国際ラグビーボード(IRB)から名称を変更したもので、サッカーのFIFAにあたる組織です。
ワールドラグビー・グローバルパートナーは、その統括団体自体を支えるスポンサー。1つの大会に留まらず、世界のラグビーを支援しています。
キャップジェミニ
フランスのコンサルティング会社であるキャップジェミニは、2021年にワールドラグビーと3年間のパートナーシップ契約を発表。ワールドラグビーの「デジタルトランスフォーメーションパートナー」となっています。
具体的には、会社が持つ技術と専門知識を活かして、ラグビーワールドカップのマネージメントシステムをサポート。またデータ分析や、デジタルを活用したコーチング技術の提供も行っています。
そして国際大会では男子のラグビーワールドカップ2023のほか、女子のラグビーワールドカップ2021とラグビーワールドカップ2025に協賛。
HSBCワールドラグビーセブンズシリーズにも協賛しています。
エミレーツ航空
エミレーツ航空は、ラグビーを支援する世界最大のサポーターのひとつ。
アラブ首長国連邦はラグビーが盛んな国の一つで、企業の本拠地であるドバイでは、50年以上もラグビーのセブンズ大会が開催されています。
エミレーツ航空は1987年からワールドラグビーを支援。その貢献もあって、今ではエミレーツ・ドバイ・セブンズは地域最大のスポーツイベントに成長しました。
またラグビーワールドカップでは2007年以降のすべての男子大会のパートナーとなっていて、少なくとも2027年の大会まではワールドワイドパートナーを務めることがすでに決まっています。
まとめ
多くの企業が支えているラグビーワールドカップ。
日本で開催された2019年大会ではTOTOやNEC、SECOM、三菱地所、大成建設など多くの日本企業がスポンサーを務めましたが、フランスで開催される今回はフランス企業がとても多くなっています。
大きな国際大会は馴染みのない企業を知ることができるチャンス。
試合観戦の合間には、ラグビーを支えている国際企業に興味を持ってみるのも良いかもしれません。
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