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【ラグビー】コートの大きさ|規定のサイズを知っておこう!

花園ラグビー場のような専用の競技場もあるラグビー。
一方で味の素スタジアムや日産スタジアムのように普段はサッカーを行っている競技場で開催することもあります。
サッカーとラグビーを同じスタジアムで行っても、サイズ的に問題はないのでしょうか。
今回は、ラグビーのコート(フィールド)のサイズを解説。
各種ラインの長さや意味もご紹介します。

【ラグビー】コートの大きさ

まずは全体の大きさから。
ラグビーのコートは、自陣ゴールラインと敵陣ゴールラインの間が94m~100m、インゴールの奥行が6m~22mと定められています。
つまり合計の長さは100m〜122m
そして横幅は68m~70mとなっています。

他の競技との比較

ではサッカーのコートはどうでしょうか。
国際試合では縦のタッチラインが100m~110m、横のゴールラインが64m~75m
ラグビーとほぼ同じ範囲に収まるため、同じスタジアムを使って試合をすることができるのです。
そして歴史的にはサッカーとラグビーから派生して生まれたアメリカンフットボールの場合、エンドゾーンも含む長さは120ヤード(109.73m)で、横幅は53.33 ヤード (48.76 m)
幅が狭くなっていますが、やはり同じスタジアムに収まります

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【ラグビー】コート 規定のサイズとラインの意味

サッカーのコートにゴールエリアやペナルティエリアなどを示すさまざまなラインがあるように、ラグビーのコートにも多くのラインが引かれています。
それぞれどのような意味があるのでしょうか。

インゴール

インゴールは、ラグビーのゴールエリア
ゴールラインの後ろ全体に広がるエリアで、前述のように横幅が68m~70m、奥行は6m~22mです。
ここにボールを置けばトライとなり、5点。
ちなみにゴールラインにボールの一部でも触れればトライ成立となります。

ゴールポスト

ゴールラインの中央に立っているH型のゴールポストは、横幅が5.6m、クロスバーまでの高さが3m
ポールの高さは3.4m以上と決められていますが、あまり低いとゴールポスト上空のゴールの判定が難しくなるため、一般的には7m以上のものが使われます。
コンバージョンやペナルティゴールなどのゴールキックのときに狙うのがこのゴールポスト。
ポールの間、クロスバーの上にボールを通すと、コンバージョンでは2点、ペナルティゴールやドロップゴールでは3点が入ります。

デッドボールライン

デッドボールラインは、フィールドの一番奥、つまりインゴールの後端となる横のライン。コートの横幅と同じ68m~70mのラインです。
攻撃側が蹴るなどして転がったボールがこのラインを越えると、相手ボールのドロップアウト、または蹴った地点まで戻されて相手ボールのスクラムになります。
問題となるのはインゴールの奥行がルール上6m~22mとなっていて、上限と下限の差が大きいこと。
インゴールの奥行が狭いコートの場合、キックからトライを狙ってもデッドボールラインを越えやすくなるため、蹴る際の力加減が難しくなります。

ハーフウェイライン

ハーフウェイライン(ハーフライン)は、フィールドの真ん中にある横のライン
このラインから、キックオフやトライ後のリスタートキックが行われます。

10mライン

10mラインは、ハーフウェイラインから10mの位置にある横のライン
キックオフやトライ後のリスタートキックの際には、ボールがこの線を越えなければいけないと決められています。
蹴ったボールがこの10mラインに達しなかったら、キックのやり直し。または相手ボールのセンタースクラムで試合再開となります。

タッチライン

タッチラインは、フィールドの両端にある縦のライン
サッカーと同じようにタッチラインからボールが外に出ると、相手チームのボールとなります。
サッカーと異なるのはボールを持っている選手がこのタッチラインを踏んでしまった場合。ラグビーではこのときもボールが外に出てしまったのと同じ扱いになります。

22mライン

22mラインは、ゴールラインから22mの位置にある横のラインです。
自陣ゴールラインから22mラインまでのエリアを22m領域内といい、22mラインより相手陣側となる残りのエリアは22m領域外
サッカーでもピンチを逃れるためにタッチラインの外にボールを蹴り出すことがありますが、ラグビーの場合、この領域内か領域外かで蹴り出すときのルールが変わってきます。
22m領域内からのキックはノーバウンドでタッチラインを越えた場合でも、越えた地点でのラインアウトから再開(ダイレクトキック)。ところが22m領域外だとダイレクトキックが認められず、蹴った地点に戻されてのタッチキックとなってしまうのです。
つまりタッチラインの外に直接蹴り出して逃れるときは、自陣の22mラインより後ろから蹴らなければならないということ。
ただし、直接ではなく地面にバウンドさせてから越えればOKです。
またペナルティキックの場合は、どの地点からでもダイレクトキックが有効となり、ラインを割った地点からのラインアウトで再開となります。
そして自陣22m領域内にキックされたボールを防御側が「マーク!」と叫びながらノーバウンドでキャッチすると、フェアキャッチが成立。プレーが止まり、キャッチした側のフリーキックで再開できます。
このように22m領域内は戦術上とても重要なエリアです。

5mライン・15mライン

5mラインは、タッチラインとゴールラインからそれぞれ5mの位置にある縦と横の点線
15mラインは、タッチラインから15mの位置にある縦の点線です。
5mラインより内側の領域はスクラムゾーン。例えばタッチラインぎわでノックオンがあった場合でも、スクラムは内側に移動してこの領域内で行うことになります。
15mラインを使用するのはラインアウトの際。
ラインアウトに参加する選手は5mラインと15mラインの間に一列で並ぶと決められています。

まとめ

サッカーと似た大きさのコートで、同じスタジアムでもプレーできるラグビー。
それはもともとフットボールという同じスポーツから派生したからだといえます。
しかし当然ながらルールは全く別。
ラインの意味合いも大きく異なります。
ラグビーの戦術をより理解するためには、各種ラインを覚えることが必須。
初心者の方もぜひラインの意味に注目してください。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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