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【世界水泳】賞金はあるの?各競技の内訳や他大会との比較も紹介!

国際水泳連盟(FINA)が2年に1度開催する世界水泳は、その名の通り水泳の世界一を競う大会。
1973年の第1回ベオグラート大会では47カ国696人の参加で、当初は2年から5年間隔の不定期開催だったものが、今では約200カ国から約2400人が参加し、水泳ではオリンピックに次ぐ重要な国際大会となっています。
ではその世界水泳に、賞金はあるのでしょうか?
今回は、世界水泳の賞金を調査。
競泳・オープンウォーター・飛込・ハイダイビング・水球・アーティスティックスイミングの6競技それぞれの賞金額、他の大会との比較もご紹介します。

【世界水泳】賞金はある?

まずは基本となる、「世界水泳に賞金はあるのか」という疑問。
オリンピックには賞金はなく、各国のオリンピック委員会からの報奨金で報いるという形になるため、世界水泳にも賞金はないと思っている方も多いかもしれません。
しかし世界水泳に賞金はあります

【関連記事はこちら】⇩
【世界水泳】スポンサー一覧|日本・他国の情報まとめ
【世界水泳】開催地一覧|歴代大会と名シーンを振り返ろう!

【世界水泳】賞金額

では世界水泳の賞金額はどれくらいになるのでしょうか。
その額は、各競技で異なります。
競技別に各順位の賞金額をご紹介しましょう。

競泳

世界水泳の各競技の中で最も盛り上がるのが、競泳です。
さまざまな種目に多くのスター選手が登場。
その賞金額は、各種目で以下のようになります。

順位賞金額
1位$20,000
2位$15,000
3位$10,000
4位$6,000
5位$5,000
6位$4,000
7位$3,000
8位$2,000
トータル$65,000

オープンウォーター

オープンウォータースイミングは、海や川・湖など、自然の水の中で行う長距離競技です。
自然条件の影響を受けることから経験や知識も必要。
世界水泳では男女それぞれの5kmと10km、リレーの6kmが行われます。
その賞金額は、以下の通りです。

順位賞金額
1位$20,000
2位$15,000
3位$10,000
4位$5,000
5位$4,000
6位$3,000
7位$2,000
8位$1,000
トータル$60,000

上位の賞金額は競泳と同じ。4位以下がそれぞれ1000ドルずつ少なくなっています。

飛込

飛込の種目もかなり豊富。
男女それぞれに1mと3mの飛板、3mのシンクロ飛板、10mの高飛込、10mのシンクロ高飛込があり、さらに混合には3mのシンクロ飛板と10mのシンクロ高飛込、チームには3m飛板と10m高飛込があります。
それぞれの種目の賞金額は、オープンウォーターと同じです。

順位賞金額
1位$20,000
2位$15,000
3位$10,000
4位$5,000
5位$4,000
6位$3,000
7位$2,000
8位$1,000
トータル$60,000

ハイダイビング

ハイダイビングは2013年の世界水泳から加わった競技。
ハワイの王たちが戦士たちに勇気を示すため崖から飛び込んだのが起源と言われています。
その高さは女子が20mで男子は27m。
上位の賞金額は飛込と同じですが、14位まで賞金が出るのが特徴です。

順位賞金額
1位$20,000
2位$15,000
3位$10,000
4位$5,000
5位$4,000
6位$3,000
7位$2,000
8位$1,000
9位$900
10位$800
11位$700
12位$500
13位$500
14位$500
トータル$63,900

水球

水球は7名のチームで行う「水上の格闘技」。
その賞金はチームに対して支払われる額になります。

順位賞金額
1位$80,000
2位$70,000
3位$60,000
4位$50,000
5位$40,000
6位$30,000
7位$20,000
8位$10,000
トータル$360,000

アーティスティックスイミング

アーティスティックスイミングには男女のソロ、女子と混合のデュエット、チーム、アクロバティックルーティンという種目があり、賞金は2種類に分かれます。
まずソロとデュエットの賞金額はこちら。

順位賞金額
1位$20,000
2位$15,000
3位$10,000
4位$5,000
5位$4,000
6位$3,000
7位$2,000
8位$1,000
トータル$60,000

一方、チームとアクロバティックルーティンはこのようになります。

順位賞金額
1位$50,000
2位$40,000
3位$30,000
4位$20,000
5位$15,000
6位$10,000
7位$7,500
8位$5,000
トータル$177,500

賞金総額

世界水泳では6つの競技が行われ、種目数は75にもなります。
では大会の賞金総額はどうなるのでしょうか。

種目種目数種目別賞金額賞金総額
競泳42$65,000$2,730,000
オープンウォーター5$60,000$300,000
飛込13$60,000$780,000
ハイダイビング2$63,900$127,800
水球2$360,000$720,000
AS(ソロ・デュエット)8$60,000$480,000
AS(チーム・アクロバティック)3$177,500$532,500
総額$5,670,300
世界記録(競泳)$30,000

賞金総額は567万300ドル(約8億円)です。

【世界水泳】賞金 他大会との比較

優勝賞金が2万ドル、賞金総額が567万300ドルというのは、水泳界で最も重要な国際大会として多いものなのでしょうか。
他の大会と比較してみます。

サッカーワールドカップ

世界規模の大会ということで比較できそうなのが、サッカーのワールドカップ。
年々高騰している賞金額は、2022カタール大会では以下のようになっています。

順位賞金額
1位$42,000,000
2位$30,000,000
3位$27,000,000
4位$25,000,000
ベスト8$17,000,000
ベスト16$13,000,000
1次リーグ敗退$9,000,000

桁が大きすぎてイメージしにくいかもしれません。
優勝国は4200万ドル(約59億円)、1次リーグ敗退でも900万ドル(約12億6000万円)です。
賞金総額は、なんと4億4000万ドル(約616億円)世界水泳の約78倍にもなります。
チームの人数が少し多いとはいえ、世界水泳の水球と比較して優勝賞金が525倍というのはまさに驚きではないでしょうか。

テニス4大大会

次に個人競技ということでテニスの4大大会とも比較してみます。
グランドスラムと呼ばれる4大大会の中で最も賞金額が高いのは全米オープン
その2022年大会の男女シングルスの賞金額は以下のようになります。

ラウンド賞金額
優勝$2,600,000
準優勝$1,300,000
ベスト4$705,000
ベスト8$445,000
ベスト16$278,000
3回戦敗退$188,000
2回戦敗退$121,000
1回戦敗退$80,000

優勝すれば約3億6400万円で、世界水泳の130倍
1回戦敗退でも世界水泳の優勝賞金の4倍です。
賞金総額は6000万ドル(約84億円)世界水泳の10倍以上となっています。

まとめ

オリンピックに次ぐ大会としては賞金額が低い世界水泳。
その背景には水泳がプロスポーツではないという事情があります。
水泳競技では賞金が出る大会自体、まだ少数。その代わりに大きな大会での優勝や新記録に対しては各国の水泳連盟から報奨金が出ることになっています。
とはいえ賞金が少ないために素質を持った選手が他のスポーツに流れてしまうのは水泳界の大きな問題。
世界水泳の賞金額はこれまで他のプロスポーツのような高騰とも無縁でしたが、今後はどうなっていくのかにも注目です。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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