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ボクシングの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

ボクシングは、世界的に人気のあるスポーツのひとつです。

その歴史は古く、紀元前4000年のエジプトにまでさかのぼります。

危険なスポーツとして禁止されたこともあるボクシングは、どのように発展してきたのでしょうか。

ここではボクシングの歴史や、日本での普及、さらに日本ボクシング界の強さについて解説していきます。

ボクシングの起源・歴史について

ボクシングの起源は古く、紀元前4000年頃からエジプトの軍隊で行われていたという記録があります。

紀元前688年の古代ギリシャではオリンピックの正式種目となりました。しかし、どちらかが死ぬまで戦うなど残虐さがエスカレートしたため、ローマ皇帝から禁止されます。

その後16世紀のイギリスで、賞金制のボクシングとして復活。このころのボクシングは素手で行われ、リングやラウンドがないうえに、投げ技や嚙みつき行為が行われる非常に危険なスポーツでした。

現在のルールの基本となるのは、1867年にイギリスで発表された「クイーンズベリー・ルール」です。

日本におけるボクシング史について

日本にボクシングをもたらしたのは、1854年に来航したペリーです。

当時の横浜でアメリカ人ボクサーとレスラー、日本人力士が対戦したことが記録されています。

1887年には日本人とアメリカ人のボクサーやレスラー18人が全国を回り、見世物として試合を行いました。

これが日本初のボクシング興業と言われています。

1921年にアメリカで実力を認められたプロボクサーの渡辺勇次郎が帰国して「日本拳闘倶楽部」を設立。

多くの選手を育て、日本ボクシング界の黎明期を牽引します。1924年にはタイトルマッチが行われ、初の日本王者が誕生しました。

ボクシングと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

ボクシングから派生したスポーツとしては、タイのムエタイやフランスのサバット、日本のキックボクシングシュートボクシングなどが挙げられます。

ムエタイはタイボクシングとも呼ばれ、タイの国技です。ムエタイは拳だけでなく、肘、足、膝での攻撃が許されている点がボクシングと異なります。

キックボクシングはムエタイとほぼ同じルールで、日本で生まれた格闘技です。これに、投げ技と立った状態での関節技が許可されたものがシュートボクシング。

サバットは、肘、膝での攻撃は禁止され、関節部への打撃は許可されています。最大の特徴は靴を履いたまま戦えることです。

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ボクシングの競技人口について

ボクシングの競技人口は世界で約2万3500人、日本の競技人口は約5000人と言われます。

人気スポーツの割に競技人口が少ないのは、過酷な競技であること、また子どもの頃から親しむスポーツではないことが理由ではないでしょうか。

ボクシングの階級は17階級に分けられています。日本人男子はスーパー・バンダム級(55.34kg)、フェザー級(57.15kg)、スーパー・フェザー級(58.97kg)が多く、日本人女子はアトム級(46.26kg)~スーパー・フライ級(53.16kg)の選手が多数です。

ボクシングのルールについて

ボクシングは1ラウンド3分間で戦い、間に1分間のインターバル(休憩)が入ります。勝敗はKO(ノックアウト)または判定で決定。

KOとは相手がダウンして、10カウント以内に立ち上がれない場合。

KOでなくても、深刻なダメージで試合続行不可能とレフェリーが判断した場合や、セコンドがタオルを投げ入れた場合はTKO(テクニカルノックアウト)となり、試合終了です。

判定の場合は、3人のジャッジがラウンドごとに10点満点の減点法で採点した合計点で勝敗が決まります。

女子のルールも男子とほぼ同じですが、1ラウンドが2分間でインターバルが1分間です。

ボクシングの国際的な大会について

現在ボクシングの主要団体には、WBCWBOIBFWBAの4団体があります。

それぞれが公式戦を実施し、世界ランキングを決定。タイトルマッチで世界チャンピオンが誕生。各団体でチャンピオンベルトのカラーが異なり、採用しているKOルールも違う場合があります。

同一階級で複数のチャンピオンベルトを所有するボクサーを統一王者と呼び、4団体すべてのチャンピオンベルトを所有するボクサーを絶対王者と呼ぶこともあります。

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世界から見た日本女子ボクシング日本男子ボクシングの強さのレベル

日本女子ボクシングには、2021年現在6人の世界王者がいます。

女子ボクシングが日本でプロ化されたのは2007年、日本女子タイトルが創設されたのは2017年です。選手層の強化や人気度の上昇は、いまだ発展途上にあると言えます。

日本男子ボクシングには、2021年現在6人の世界王者おり、世界王者の数では世界トップ3に入ります。

日本人選手はチャンピオンを獲得した階級のほとんどが軽量級で、テクニック面に優れた選手が多いのが特徴。

最近はパワー面も兼ね備えた選手が活躍しつつあり、今後の活躍が期待されます。

まとめ

ボクシングは全スポーツのなかでも歴史が古く、世界的に人気のあるスポーツです。

歴史的には危険度の高さから禁止された時代もありましたが、ルール整備を経て復活し現在に至ります。

国際的な団体は4団体。各団体のそれぞれの階級にチャンピオンがいるため、真の王者が分かりにくいという背景もありますが、日本ボクシング界のレベルは高く、選手の活躍が期待されます。

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