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クリケット ~スポーツ辞典~

イギリスやオーストラリア、インドなどの各国で高い人気を誇るスポーツ「クリケット」。日本ではマイナースポーツとして捉えられていますが、実はクリケットの競技人口はサッカーに次いで世界第2位といわれています。クリケットとは一体どのようなスポーツなのでしょうか。ここでは、クリケットの歴史やルールなどの基礎知識を確認していきましょう。

クリケットの起源・歴史について

クリケットの起源は13世紀のイギリスにまで遡ります。羊飼いの遊びとして、棒状のスティックで石を打ち返すなどとしたものが始まりでした。後に庶民の娯楽へと発展し、17世紀には現在のクリケットの原型が完成したといわれています。また、イギリスの領土拡大に伴って、オーストラリア、インド、南アフリカなどの植民地に普及していきました。

18世紀になると、イギリス国内でルールが規制され、庶民だけでなく貴族や富裕層の間でも親しまれるようになります。この頃にクリケットの聖地とも呼ばれるロンドンの競技場「ローズ・クリケット・グラウンド」が設立されました。19世紀には女性の公式試合が開催され、1970 年代にワールドカップがスタートするなど、世界的なスポーツとして徐々に浸透していきました。ちなみに、スポーツマンシップという概念はクリケットから誕生したと考えられており、フェアプレーを大切にする「紳士・淑女のスポーツ」と呼ばれています。実際に、試合の間にはティータイムが設けられる、ユニフォームは白で統一するなど、品格のあるスタイルが特徴的なスポーツです。

日本におけるクリケット史について

1863年、横浜で開催された「横浜商人 VS イギリス海軍戦」が日本における最初の試合とされています。明治維新直後の1868年には日本初の「横浜クリケットクラブ」がイギリス海軍やイギリス商人の手によって結成されました。100年以上もの歳月をかけて、クリケットは徐々に国内で浸透していき、1980年には日本人による初のクリケットクラブが誕生します。また、慶応義塾大学や中央大学を中心とした関東の大学チームが作られ、関東学生連盟が発足しました。学生スポーツとしても普及していき、イギリス大使館との交流試合や海外遠征などが行われるなど、活動範囲が拡大していきました。1984年には日本クリケット協会が立ち上げられます。設立当初は、国内リーグの運営を主に行なっていましたが、1996年に国際大会へ日本人チームを派遣するなど、海外での活動もスタートしました。2010年に中国で開催されたアジア大会で女子チームが銅メダルを獲得するなど、世界のレベルに少しずつ近づいているのが伺えます。栃木県佐野市や、東京都昭島市千葉県山武市が「クリケットのまち」として選定されるなど、国内では様々な普及活動が実施されています。

クリケットと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

クリケットは野球と似ているスポーツといわれています。投手が投げたボールを打者が打ち返して得点を獲得する試合スタイルであるためです。一部ではクリケットは野球の原型となった競技といわれていますが、野球の起源についてはまだ明らかになっていません。しかし、プロ野球選手がクリケットに転身するという事例が多数見受けられ、野球とクリケットの関連性の高さが分かります。

クリケットの競技人口について

クリケットの世界の競技人口は3億人をとなっており、サッカーに次いで第2位の人口規模といわれています。日本クリケット協会によると、日本の競技人口は5000人を下回るとされており、国内で人気のある競技とはいえません。

統計などで明らかになっていないものの、クリケットはインドをはじめとする南アジア地方で圧倒的な人気を誇り、競技人口も多いことが予想されます。実際に、インドの繁華街やショッピングセンターにはクリケット専用のバッティングセンターが設置されているだけでなく、クリケットを題材にしたアニメ「スーラジ ザ・ライジングスター」がインド国内で放送されるなど、国民にとって親しみのあるスポーツとなっているようです。日本国内では、ジュニア世代を中心に競技人口が少しずつ拡大しており、一部地域の学校の授業で実施されるなど、普及活動が進んでいます。

クリケットのルールについて

クリケットの正式な試合はサッカーコートよりも大きい、円形型芝生グラウンドで行われるのが基本です。中央に「ピッチ」と呼ばれる長方形のコートが設置されており、投球や打撃が行われます。円形の外周に該当する部分は「バウンダリー」と呼ばれており、プレーエリアの境界線です。1チームは11人で構成されており、両チームが守備と攻撃を1回ずつ行います。ピッチ内の両端に設置されている3本の柱は「ウィケット」と呼ばれており、ゲームの的となるものです。

攻撃側のチームはボールを打つことで得点を稼ぎますが、守備側のチームはウィケットを倒したり、ボールをノーバウンドでキャッチしたりしてアウトを取っていきます。守備側のチームが投球数を投げ切るか、攻撃側のチームから 10 アウトを取ったタイミングで攻守交代です。試合終了時に得点が多いチームが勝利となります。守備側のチームは投球する「ボーラー」と、ボールをキャッチする「ウィケットキーパー」をピッチ内に配置し、残りの9人のプレイヤーは「フィールダー」としてバウンダリー内でボールを捕球・返球する役割を担います。攻撃側のチームはボールを打つ「バッツマン・ストライカー」とボールを打たない「バッツマン・ノンストライカー」をピッチ内に配置し、ウィケットが倒されないようにボールを打ち返すという流れです。バッツマン・ストライカーがボールを打った後や、ウィケットキーパーがボールを取り損ねた場合、2 人のバッツマンがピッチの反対側まで走り、端に引かれたラインの「クリース」を2人が超えたら、「1ラン(1点)」とカウントされます。さらに、バッツマン・ストライカーが打ったボールがワンバウンドでバウンダリーを越えた場合は4ラン、ノーバウンドで超えた場合は6 ランです。守備側のチームがアウトを取る方法として、以下の6種類が挙げられます。
・ボーラーが直接ボールをウィケットに当てて倒す
・フィールダーが打球をノーバウンドでキャッチする
・バッツマンがクリースを越える前に守備側がウィケットにボールを当てて倒す
・バッツマン自身が球を打つ際にウィケットに当てて倒す
・バッツマンの足に球が当たった際、当たっていなかったらウィケットが倒れていたと審判に判断される
・バッツマンがクリースを越えた際、ウィケットキーパーがボールでウィケットを直接倒す

野球と似ている部分もありますが、投球するときに肘を曲げないファウルゾーンがないアウトになるまでバッツマンは交代しないなど、クリケット特有のルールも多くあります。

クリケットの国際的な大会について

クリケットの世界最高峰の大会は、4年ごとに開催されるワールドカップです。10万人を収容する規模のスタジアムで試合が開催され、テレビの視聴者数は15億人にも及びます。2011年のワールドカップが開催されたときは、試合を見るために会社を休む人がインドで多く見受けられました。

世界から見たクリケットの強さのレベル

ワールドカップに出場できる強豪国には、クリケットのプロリーグがあり、スポンサーからの支援も手厚いですが、日本の場合はマイナースポーツに区分されるクリケットに対しての支援がほとんどない状態です。そのため、日本のクリケットは世界に通用するレベルとはいえません。しかし、日本の代表選手は限られた環境の中でも、世界を目指して日々練習に励んでいます。実際に、女子日本代表が2010年に開催されたアジア大会で銅メダルを獲得するなど、レベルが少しずつ上がっています。現在は、クリケットをオリンピック競技として認定するか議論が進んでいますが、将来的に日本代表選手は世界の舞台で活躍するようになるのでしょうか。今後の活躍に注目です。

まとめ

クリケットは日本ではあまり認知されていないものの、世界的な人気を誇る競技の一つです。フェアプレーを重んじるゲームスタイルが特徴的で、スポーツマンシップの精神が感じられます。国内の競技人口を増やし、世界に通用する競技力をつけていくことが日本のクリケットにおける課題といえるでしょう。

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Ami

Ami

陸上とサッカーが好きなドイツの大学院生ライター

陸上とサッカーを10年間やっていました。国際教養、社会学を勉強していて、ニュージーランド、タイに滞在経験があります。現在はドイツにいるのでブンデスリーガ観れたら嬉しいなと思います。

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