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スポーツカメラマンになるには?仕事内容や年収について解説!

カメラマンという仕事に、憧れを持っている人は多いのではないでしょうか。野鳥を撮影するカメラマン、風景を撮影するカメラマン、人を撮影するカメラマンに行事を撮影するカメラマン。もちろん、ドラマや映画などに携わる人も多いことでしょう。

昔からカメラが好き、何かを撮る仕事がしたい!そんな人がもし、スポーツのことも大好きだったならば?両方の好きを二重で満たせるスポーツカメラマンを目指してみたいという人もきっと少なくはないはずです。

今回は、そのスポーツカメラマンの仕事についてご紹介します。

スポーツカメラマンはどういう仕事?

フリーカメラマンである田中慎一郎さんは、スポーツカメラマンの仕事をこう称しています。”二度とない一瞬を撮影する仕事”であると。

確かにバスケットボールでボールがゴールに突き刺さる瞬間、サッカーのエースストライカーが勝利の雄たけびを上げる瞬間、相撲で力士が相手を力強く投げ飛ばした瞬間など、魅力的なシーンは一瞬で過ぎ去ってしまうもの。それを逃さず切り取り、多くの読者や視聴者に届けるのが仕事であるのは言うまでもないことでしょう。

主な仕事相手は、雑誌社や通信社、スポーツメーカーさんが一般的なケースと言えます。依頼者に「どういったものが欲しいか」という希望を聞いた上で、交通費や宿泊費を貰ってその希望通りの写真を撮ってくるのが主な仕事です。

ちなみにこれはフリーのカメラマンの場合であり、中には新聞社や出版社に就職し、専属でお仕事をする人もいます。現場に足を運んで仕事をするのはいつの時代も変わりませんが、最近では雑誌やテレビに限らずインターネット上でも写真の需要はあります。ネットニュースなどで、撮影したデジタル画像が使われることも多いでしょう

。今の時代は昔とは違って、デジタルカメラで撮影しそのままデータを送信することが基本です。昔のように、現像する作業は必要ありません。

スポーツカメラマンになるには?

スポーツカメラマンという仕事に、特別な必要資格はありません。しかし当然のことながら、多くのスキルが要求される仕事であることは間違いありません。

本格的に目指すのであれば、写真や映像技術、スポーツ系の専門コースで学べる専門学校や大学に通うのがベストでしょう。もちろん、そういった学校に通うのみならず、独自で技術を磨くことも求められます。
先述したように、スポーツの魅力的な一瞬というのはあっという間に過ぎ去ってしまい、逃してしまったら最後2度と撮影できないシーンも数多く存在するでしょう。

また、基本的に動いている被写体を正確に撮る技術が求められます。普段の撮影の経験の中で、被写体がシャッターを押す直前にで動いてしまい、ブレた写真を撮影した経験がある方も多いのではないでしょうか?スマートフォンなどで誰でも気軽に写真を撮影できる時代ですが、スポーツ選手の一瞬を正確に切り取るのは並大抵のことではないのです。

そこでプロ野球などのスポーツを撮影するカメラマンたちは、専門学校などで学んだり、独自の練習を重ねていきます。動きが比較的遅い被写体や、小学生や中学生を試合撮影したりするところから始め、徐々に難度をあげていきます。競馬を撮影するスポーツカメラマンの場合は、自動車などの乗り物を撮影して技術を高める場合があります。

スポーツカメラマンの年収は?

フリーカメラマンの場合、報酬は日給である時もあれば、写真1枚1枚の切り売りというケースもあります。

オリンピックなどでも大活躍できるようなカメラマンともなれば、年収1000万円を超える人もいます。しかし、そのようなクラスのカメラマンは業界の中でも一握りで、多くは年収100万円程度にとどまります。

多くのスポーツカメラマンは、まず新聞社や出版社に所属してお仕事をすることから始めることが殆どでしょう。その場合の年収は、その会社の規定によって異なりますが、大手の新聞社や出版社などであれば高い水準の給料をもらうことができます。

しかし、それ以外のスポーツ新聞や出版社となると給与は平均的水準であり、写真エージェントやプロダクションは更に低い水準にとどまります。平均すると、スポーツカメラマンの年収350万円~650万円ほど。まさにどれくらい稼げているかは、人によってピンからキリまである職業と言えるでしょう。

スポーツカメラマンとして必要な心得は?

スポーツカメラマンに必要なのは、なんといっても多くの読者・視聴者を魅了する一瞬を逃さないか、という集中力です。長時間集中を切らさないトレーニングを積む必要があるでしょう。
裏を返せば、長時間集中して特定のものを見ることが得意な人には非常に向いている仕事と言えます。そして、意外にも高いコミュニケーション能力が求められる仕事でもあるのです。

スポーツ選手を撮影するのであれば、その相手がよりリラックスして、自然な表情や動きを見せてくれる方がより素晴らしい写真になるのは言うまでもありません。
選手もまた、最高の一瞬を切り取ってくれると確信できる、この相手と仕事をしたいと思えるカメラマンの前でなら、緊張せずに自然な顔をみせてくれることでしょう。相手との信頼関係雰囲気作りも、スポーツカメラマンとして必要な技術の一つなのです。

まとめ

スポーツが人を笑顔にし、魅了するものであることはいつの時代も変わりません。その魅力を人々に届けるスポーツカメラマンは、今後さらに需要が見込まれています。

スポーツが大好き、カメラも大好き、何より誰かの魅力的な姿を伝えたいという方。スポーツカメラマンという仕事は、天職なのかもしれません。

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初音

初音

おうちでまったり、頑張る人達を応援するのが好きです。

インドア派ですが、スポーツをはじめ頑張っている人達をおうちで応援してる系ライターです。子供の頃は水泳大好き少女でした。運動音痴だけどスポーツ見るのは大好きです!

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