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【パリオリンピック】課題・問題・懸念事項まとめ|解決できる?

パリオリンピックは史上最もサステナブルな五輪を目指して行われる大会。
またスポーツを街にをテーマに、開会式や多くの競技が街中で行われることでも話題になっています。
とても意識が高く、楽しそうなオリンピックですが、一方で「課題が山積」という話も。いったいどのような課題があるというのでしょうか。
今回は、間近に迫ったパリオリンピックが抱える課題、問題、懸念事項をご紹介します。

【パリオリンピック】課題①安全対策

2024パリオリンピックの目玉の一つが、セーヌ川で行われる開会式
史上初めてスタジアムではなく街中で行われるということで話題を集めています。しかしそこには大きな懸念もあるようです。

テロ対策が急務に

フランスはヨーロッパで最も多い約45万人のユダヤ人が暮らしている国。
イスラエル・パレスチナ情勢の悪化で、テロへの懸念が強まっています。昨年以降、過激派によるテロやテロ予告が相次いで発生。治安の悪化が目立っているため、テロ対策が急務となっているのです。

テロ対策を強化

こうした懸念に対して、大会組織委員会のトニー・エスタンゲ会長はテロ対策の体勢は整ったと発表。開会式では、警察官や憲兵隊を4万5000人民間警備員を2000人投入して安全を守るとしています。さらにオリンピック期間中は、監視カメラを増設。開会式以外の日にも1日あたり約3万人の警察や憲兵隊が出動することになっています。

プランBやプランCも

それでも安全ではないと心配する声は多く、特に開会式のセーヌ川での選手団パレードについて、「アメリカやイスラエルの政府が自国の選手を危険にさらすのを受け入れるとは思えない」という意見も。
マクロン大統領は開会式直前に連続テロなどが起こり、懸念が高まった場合は「プランBやプランCを用意している」と発言しました。
多くの人が楽しみにしているセーヌ川での開会式は、変更となる可能性もあるのです。

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【パリオリンピック】課題②セーヌ川の水質

そのセーヌ川は観光名所としても有名ですが、実は水質が悪いことでも知られています。オリンピックではそれが大きな問題となりそうです。

泳げない川

セーヌ川では開会式だけでなくオープンウォータースイミングトライアスロンの競技が行われることになっています。
しかしセーヌ川は水質の汚染などの問題で1923年以降、1世紀も遊泳禁止となっている川なのです。

競技の延期や中止も

そのセーヌ川を浄化して泳げるようにするのもパリオリンピックの大きな計画でした。しかし最近の水質検査でも基準値を超える大腸菌を検出。選手たちは大きなリスクの中で競技をしなければならないと指摘されました。
政府は夏までに水質が改善することを期待していますが、夏の増水で水質がさらに悪化する可能性もありそう。直前の水質検査の結果次第では競技の延期や中止もあると言われています。

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【パリオリンピック】課題③交通ストライキ

パリの名物の一つがストライキ。公共交通機関のストも珍しいことではなく、パリの市民は応援の意味もあってストを受け入れています。
その交通機関のストライキがオリンピックを直撃する可能性があるのです。

交通網が麻痺する可能性はある?

パリのイダルゴ市長は、2023年11月に地下鉄などの交通網の準備が間に合わないだろうと発言。ボーヌ交通担当大臣は、少しでも移動する人の数を減らすため、パリ市民に対して大会期間中はテレワークや休暇を取得してパリから出るように呼びかけています。
さらにフランス最大の労働組合組織であるフランス労働総同盟(CGT)は、パリ交通公団の給与がインフレに追いついていないと主張して、ストライキを予告しています。当初通告したストライキの期間は2024年2月5日から2024年9月9日まで。これに対しては「オリンピックを人質に取っている」という声も上がりました。

フランス政府がボーナスを支給

フランス政府はオリンピック期間中のストライキを避けるため、オリンピックとパラリンピックの期間中に働いたパリの公務員には500ユーロ(約8万円)から1500ユーロ(約24万円)のボーナスを支給すると発表。さらに子どもを持つ従業員には子ども1人当たり最大200ユーロ(約3万2000円)、ひとり親家庭では子ども1人当たり350ユーロ(約5万6000円)を給付することにしました。
CGTは最近も7月から8月に公共サービスのストライキを起こすと予告していましたが、すべてのストが回避されるのかは、ぎりぎりまで分からないかもしれません。

公共交通機関の値上げ

計画の初期には、オリンピック期間中、市内の交通機関は無料になると発表されていました。しかし公共交通機関がパンク状態になるのを防ぐためにその計画は破棄され、観光客向けの有料特別パスを導入することに。さらに地下鉄の臨時利用者のチケット料金は通常の2倍となってしまいました。

【パリオリンピック】課題④ホテル料金の急騰

オリンピックを現地で観戦したいとツアーやホテル情報を調べた人は、きっと驚いたのではないでしょうか。
オリンピック期間中のパリのホテル料金がとんでもないことになっています。

6.6倍に急騰

オリンピックのようなビッグイベントがあるとホテル料金は上昇します。
しかしパリではその上がり方が異常。ある調査によると、24年8月の宿泊料金は、平均で6.6倍に跳ね上がっているそうです。

規制が間に合うか

このような事態になったのは、フランスには宿泊料金の高騰を規制する法律がないため。フランスの観光大臣やパリのホテル産業組合会長は、規制や条例が必要だと訴えています。
条例が認められれば、予約サイトが、不適切な価格設定に対してホテルに警告を出すことが可能になるそう。しかし今のところ高騰を止めることはできていません。

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【パリオリンピック】課題⑤バリアフリー

歴史ある街であるパリは、その反面、古い階段や段差が多く、バリアフリーの面で大きな問題を抱えています。

動かないエレベーター

パリではオリンピックとともにパラリンピックも開催されます。そのためには車椅子でどこでも行けるようにすることが必要。
しかし実際には多くの観光名所や地下鉄でバリアフリー対策が進んでいません。
しかもある調査によると、頼りになるはずの公共エレベーターが全体の15%しか稼働していなかったのです。
その理由は、屋外に設置されるエレベーターの故障や暴動での破壊が多く、しかも修理業者の対応が遅いためだといわれています。
またパリではほとんどのトイレが建物の地下にあり、急な階段を降りなければならないという問題もあるのです。

35万人が訪れる

オリンピックとパラリンピックの期間中には、障がいを持つ人がパリに約35万人訪れると予想されています。
パリでは施設や店舗をバリアフリーにする取り組みを進めていますが、まだ問題は多いそう。これは政府にとってもまさに急務なのではないでしょうか。

まとめ

楽しみな反面、実は課題や問題も多いことが分かるパリオリンピック。しかし多くのオリンピックがこのような問題を解決して開催にこぎつけています。
特にゴタゴタ続きだった2020東京オリンピックを経験した日本人は、少し温かい目で見られるのではないでしょうか。
まだまだ残っている懸念事項を解決して、パリオリンピックが見事に成功することを期待しましょう。

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スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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