どこよりも熱くお届けするスポーツコンテンツ

NEW POST

スポスルマガジンの最新記事

スポーツを探求する

【オリンピック】パリの次の冬季オリンピックは?開催地や競技を解説!

パリオリンピックが終わったら、楽しみなのが次のオリンピック!2028年の夏季大会はロサンゼルスで行われますが、その前には冬季オリンピックがあります。2026年の冬季オリンピックの会場がどこかわかりますか?
今回は、2026年冬季オリンピックについて調査。実は冬季オリンピックで初となるできごとや、気になる新競技についても解説します。これを読めば2026年がさらに楽しみになりますよ!

【オリンピック】次の冬季はイタリアで開催

2026年の冬季オリンピックが開催されるのは、イタリア。あまり寒いイメージがない国ですが、北部にはイタリアアルプスがあり、高い山が多いため、昔からウインタースポーツがとても盛んな国です。
イタリアではこれまでに冬季オリンピックを2度開催。1956年のコルティナ大会2006年のトリノ大会で、今回は20年ぶりの開催となります。

立候補していたのは?

この2026年オリンピックをイタリアと争ったのはスウェーデン。他にもオーストリアやスペイン、ノルウェー、ドイツ、スイス、カザフスタン、カナダ、アメリカ、トルコ、そして日本の札幌が立候補を検討していましたが、途中で断念しています。

開催都市が2都市

2026年冬季オリンピックの名前は、ミラノ・コルティナ2026
会場は1956年以来70年ぶりとなるコルティナと、初開催のミラノです。過去の冬季オリンピックでは2都市の名前が並んだことは皆無。今回は2都市で開催される初の冬季オリンピックになるのです。
しかも2つの都市はイタリア内の2つの州にわたるため、総面積は2万2000平方キロメートルと広大。冬季オリンピック史上最も広範囲で行われる大会になります。

【関連記事はこちら】⇩
【パリオリンピック】各局のテーマソングは?歴代テーマソングも紹介!
パリオリンピックの次は?2028年夏のオリンピックについて解説!

【オリンピック】ミラノ・コルティナ2026の特色

初めて2都市で行われるだけでもかなり特徴的ですが、ミラノ・コルティナ2026には他にも特徴があります。どこがユニークなのか、ご紹介しましょう。

既存の施設をフル活用

2024パリ大会では最もサスティナブルなオリンピックを目指して新しい競技場を建設しない方針が徹底されました。その結果、競技施設の95%は既存か仮設の施設を利用することに。運営費用もかなり抑えることに成功しました。
ミラノ・コルティナ2026でもこの方針を継承。使用される会場は90%以上を既存あるいは仮設にすることが決まっています。
例えば開会式の会場は、ACミランとインテルナツィオナーレ・ミラノのホームスタジアムであるスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。閉会式はなんと2000年前のローマ円形劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナを利用して行われます。
バイアスロンの会場は、ワールドカップが開催されてきたラズン・アンテルセルヴァ。ボブスレーやリュージュなどのそり競技は1956年のコルティナ大会でも使用されたエウジェーニオ・モンティ・トラックで、カーリングは1956年大会のメインスタジアムだったコルティナのオリンピック・アイススタジアムで行われます。
他にもほとんどの会場が過去の五輪やワールドカップなどで使用された場所になるので、どこかで見たことがあると感じることが多いかもしれません。

8つの新種目が登場

ミラノ・コルティナ2026では116種目が予定され、8つの新種目も予定されています。

・山岳スキー競技(男子スプリント、女子スプリント、混合リレー)
・スケルトン(混合団体)
・リュージュ(男子2人乗り、女子2人乗り)
・フリースタイルスキー(デュアルモーグル)
・スキージャンプ(女子ラージヒル)

注目の新競技

新種目のうち5つは既存競技への追加種目ですが、山岳スキーは完全な新競技です。
山岳スキーはスキーマウンテニアリングとも呼ばれるスポーツ。略して“スキーモ”とも呼ばれます。
アルペンスキーとの違いは、上り坂もあるということ。登る際にはスキーのかかとが外れるようになっています。そしてクロスカントリースキーとの違いは、傾斜の大きな山岳地形で滑降(ダウンヒル)もするということです。滑降の際にはスキーのかかとを固定します。
つまり山岳スキーはアルペンスキーとクロスカントリースキーを合わせたような競技だということ。さらに登山技術も駆使して雪山を駆け抜けます。
バックパックを背負っているのも特徴。雪山という自然のなかで行なわれる競技なので、身を守る道具を持って競技を行ないます。

女子の割合が増加

ミラノ・コルティナ2026の重要な変更は、これまでの大会より女子種目がさらに増え、これまでで最も男女比の均衡が取れた冬季オリンピックになること。実は冬季五輪では出場選手の男女比が不均衡だと長年問題になっていたのです。
ミラノ・コルティナ2026では出場枠2,900うち女子選手に与えられるのは1,362枠。男子選手が1,538枠なので、女子の割合は47%となりました。2014年のソチ大会では女子選手の割合は40%だったので、それと比べれば大きく改善したといえます。

【関連記事はこちら】⇩
【パリオリンピック】アーティスティックスイミングの変更点を解説
【パリオリンピック】なくなった競技は?廃止になった五輪種目を解説

今後の冬季五輪の会場

2026年のミラノ・コルティナに続いて、その先の大会ももう決まっています。札幌は2030年以降の誘致を目指していましたが、どうなったのでしょうか?

フランスアルプス2030

2030年冬季オリンピックは、2024年7月24日の第142次IOC総会で開催地が選ばれ、フランスのアルプス地方に決定しました。
会場はアルプス地方の2つの地域圏全域。アルプス山脈でスノースポーツ、ニースで氷上スポーツが行われる予定です。

ソルトレークシティー・ユタ2034

2024年7月24日の第142次IOC総会では、2034年冬季オリンピックの会場も同時に決定しました。2034年に会場となったのは、アメリカ・ユタ州のソルトレークシティー。ソルトレークシティー・ユタ2034という名称になりました。

札幌はどうなった?

札幌は2026年の札幌オリンピック誘致をあきらめ、2030年以降の誘致を目指していました。しかしフランスアルプスとアメリカのソルトレークシティーが相次いで内定。さらに2038年の冬季五輪も優先的な対話を進める候補地としてすでにスイスが選ばれています
つまり今後オリンピックが実現するとしても2042年以降になるということ。あまりにも先のことになってしまったため、札幌市では2023年12月に招致活動の「停止」を決定しています。背景には2020東京大会での汚職・談合問題の影響もあったそう。市民の支持が得られずに断念したということですが、いずれにしてもなんとも残念な話ですね。

まとめ

パリオリンピックの次に開催されるミラノ・コルティナ2026は2014年のソチ大会以来3大会ぶりのヨーロッパ開催の冬季五輪。イタリアのアルプス地方は絶景でも知られていますから、その意味でも楽しみですね。

【関連記事はこちら】⇩
【パリオリンピック】おもしろ雑学!過去のパリ大会の珍種目は?
【パリオリンピック】マラソンコースがすごい!満載の見どころを紹介



  • この記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
でかむ

でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

  1. 【パラリンピック】オリンピックとの違いは?競技や出場者などを比較

  2. 腕立て伏せができないのはなぜ?適切なフォームと練習方法を紹介!

  3. 【高校野球】強いのはどこ?全国の名門校・強豪校とその特徴を紹介

PAGE TOP