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【サッカー】アジアカップとは?レギュレーションやアジア大会との違い

サッカーのアジアカップは、正式には「AFCアジアカップ」という大会。
注目のAFCアジアカップ2023が、コロナ禍による延期の末、2024年1月12日にカタールで開幕します。
しかしそもそもアジアカップとはどのような大会なのでしょうか。
今回は、サッカーのアジアカップについてご紹介。
レギュレーションやアジア大会との違いなどを解説します。

【サッカー】アジアカップとは

アジアカップはその名の通り、アジアで行われるサッカーの国際大会。
まずはどのような大会なのかを解説します。

AFCとは

大会名についているAFCは、Asian Football Confederationの略で、アジアサッカー連盟のことです。AFCはFIFA(国際サッカー連盟)の下部組織。アジアとオセアニアの一部の国と地域を統括しています。
特徴は、統括している範囲が最も広く人口が膨大なこと。オーストラリアから中東までを含むため、時差は8〜9時間、人口は世界の半数になります。

アジアカップとは

AFCアジアカップは、アジアサッカー連盟が主催するサッカーの大陸選手権大会
国の代表チームが対戦してアジアNo1を決める大会です。
このアジアカップを理解するには、大陸選手権大会とは何かを知る必要があります。

大陸選手権大会とは

大陸選手権大会とは、その名の通り大陸別に開かれる、国と地域代表チームによるサッカーの国際大会。
ただしこの大陸は大陸連盟のことで、地理上の大陸とは一部異なる部分もあります。
大陸連盟は6つ。それらをFIFAが統括しています。
そして6つの大陸連盟がそれぞれに大陸選手権大会を開催しているのです。

欧州サッカー連盟(UEFA)=UEFA欧州選手権(EURO)
南米サッカー連盟(CONMEBOL)=コパ・アメリカ
アジアサッカー連盟(AFC)=AFCアジアカップ
アフリカサッカー連盟(CAF)=アフリカネイションズカップ
北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)=CONCACAFゴールドカップ
オセアニアサッカー連盟(OFC)=OFCネイションズカップ

特にレベルと注目度が高いのは、強豪がひしめくUEFA欧州選手権コパ・アメリカ。しかしAFCアジアカップは実はコパ・アメリカに次ぐ歴史を誇る大会でもあります。

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【サッカー】アジアカップ予選のレギュレーション

世界の半分の人口と47の協会を統括するAFCの大会、アジアカップ。
そのレギュレーションはどのようになっているのでしょうか。2023アジアカップを例に解説します。

予選

2023アジアカップの1次予選と2次予選は、2022年FIFAワールドカップのアジア予選の1次予選・2次予選と共有で行われました。
それに加えてアジアカップ独自の3次予選を開催。その結果で本戦出場の24チームが決まりました。

1次予選

1次予選の出場は、FIFAとAFCの両方に加盟している46の国と地域。北マリアナ諸島サッカー協会はFIFAに公認されていないため、参加できませんでした。
46チームのうち、2次予選に進出できるのは40。FIFAランキングの上位34チーム(2019年4月4日)は、1次予選を免除となりました。
そしてランキング下位の12チーム2チーム×6組に分かれてホーム・アンド・アウェーで対戦。勝利した6チームが2次予選に進出しました。

2次予選

2次予選には、1次予選を免除となっていた34チームと、1次予選を勝ち上がった6チームの、計40チームが参加。5チーム×8組に分け、ホーム・アンド・アウェーの総当たり戦を行いました。
アジアカップ2023への出場権を獲得できたのは、各組1位8チーム各組2位のうちの成績上位4チーム
開催国(の予定だった)中国はアジアカップの本戦に自動的に進出する予定でしたが、2位グループの上位4チームに入ったため、レバノンが追加で本戦出場を決めました。
ちなみに日本はこの2次予選を8勝0敗で突破しています。

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プレーオフ

2次予選までで出場を決めたのは12チーム。
2次予選での各組2位のうち成績下位の3チームと、各組3位(8チーム)、各組4位(8チーム)、各組5位チームのうち成績上位3チーム、計22チームは3次予選へ進出しました。
そして残り4チームは予選プレーオフへ進出。ここで勝ち残った2チームも3次予選進出となりました。

3次予選

3次予選は24チームを4×6組に分け、総当たり戦で残りの12枠を争いました
本来はホーム・アンド・アウェー2回総当たり戦の予定でしたが、コロナ禍の影響で1回総当たり戦に変更。
各組1位6チームと、各組2位のうち成績上位の5チーム合計11チームが本大会の出場権を獲得しました。

【サッカー】アジアカップ本戦のレギュレーション

長い予選を勝ち抜いた24チームが参加するアジアカップの本戦。
コロナ禍によって日程だけでなく会場も中国からカタールに変更となりました。
その本戦での、優勝までの道のりはどうなるのでしょうか。

グループステージ

2024年1月12日に始まるグループステージは、4チーム×6組で総当たり戦を実施。各グループの上位2チーム3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出します。
各グループ内で2チーム以上が総勝点で並ぶことも。その場合、順位は以下の優先順位で決定します。

①該当チーム間の対戦での勝点
②該当チーム間の対戦での得失点差
③該当チーム間の対戦での得点数
④グループステージ全試合の得失点差
⑤グループステージ全試合の総得点
⑥該当チームが同じ会場にいる場合、PK戦 (2チームが同勝点の場合)
⑦イエローやレッドカードの数をポイント化し、少ない順
⑧抽選

決勝トーナメント

2024年1月28日にスタートする決勝トーナメントは、最初のラウンド16で各グループの1位同士が当たらない組み合わせになります。
例えばAグループの1位が最初に当たるのは、グループC・D・Eいずれかの 3位チーム。
日本がグループDを1位で通過した場合、グループB・E・F いずれかの3位チームと当たります。
そして2月2日・3日が準々決勝で、2月6日・7日が準決勝
注目の決勝は2月10日にルサイル・スタジアムで行われます

【サッカー】アジアカップとアジア大会の違い

アジアカップは、代表チームによるアジアの国別対抗戦。
実は似た大会に「アジア大会」があります。
2つの大会にはどのような違いがあるのでしょうか?

アジア大会とは

アジア大会の正式名称は、「アジア競技大会」。
実はサッカーだけの大会ではありません。
主催はOCA(アジアオリンピック評議会)。つまりアジア大会はアジア版オリンピックで、サッカーはその中の1競技なのです。

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アジアカップとアジア大会の違い

アジアカップは、アジアのみで行われるFIFAワールドカップのような大会。これに対してアジア大会は、アジアのみで行われるオリンピックという位置付けです。
どちらも4年に1度の開催。しかし出場資格に関するルールが異なるため、扱いは大きく異なります。
それは年齢制限
オリンピックのサッカー競技は、原則として出場資格が23歳以下に限定されます。アジア大会も出場資格はオリンピックと同じ。
そのためアジア大会はU-23代表による大会となります。
一方のアジアカップはFIFAワールドカップと同じフル代表による大会です。

まとめ

フル代表が激突するアジアカップはアジア大会よりずっと注目度が高くなる重要な大会。
当然のように予選を突破した日本代表ですが、ここまで余裕がありすぎたために、かえって本戦での取りこぼしを心配される状態になっています。
過去に4回優勝している日本代表は、3大会ぶりのアジアチャンピオンになれるのか。大会の行方にぜひご注目ください!

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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