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【アメフト】試合時間は何分?年代別一覧もご紹介!

スポーツを観戦するときに気になることの一つが、試合時間です。
サッカーなら45分ハーフの合計90分に、15分のハーフタイムとロスタイムを加えて約2時間。
バスケットボールは12分クォーターの合計48分ですが、プレーが止まると時計も止まるため、プロでは3時間ほどになります。
ではアメリカンフットボールの試合時間はどのようになっているのでしょうか。
今回は、アメフトの試合時間を調査。
ルール上の試合時間と実際の時間を、プレーする年代別にご紹介します。

【アメフト】試合時間に関するルール

まずはアメフトの試合時間がどのように定められているのかをご紹介。
スポーツの試合時間については様々なパターンがあります。
野球やテニス、バレーボールは、時間制限がないスポーツ。
サッカーやラグビーは、プレー中断でも時間の進行は止まらず、制限時間終了後に時間を足すロスタイム制です。
またバスケットボールは、プレーが止まるたびに時計を止めます
ではアメフトはどのように時間を管理しているのでしょうか。

ルール

アメリカンフットボールの公式規則には、試合時間について以下のように書かれています。

第1条 節の長さおよび休止時間
全競技時間は60分とし、それぞれ15分の4つの節(クォーター)に分けられ、第1節と第2節(前半)の間と、第3節と第4節(後半)の間に1分間の休止時間を置く。
b. レギュラーシーズンの試合における前後半の間の休止時間は、試合開始前の関係者の合意により短縮される場合を除き、20分とする。

つまり試合時間は60分。さらに1分の短い休憩が2回と、20分の長い休憩が1回あり、合計82分ということになります。
そしてプレー中に時計が止まるかに関しては、以下のように書かれています。

第2条 計時の開始と停止
公式規則によってデッドとなったときに審判員のシグナルで計時

つまりアメフトはバスケットボールと同じようにプレーが止まる(デッドとなる)と同時に時計が止まり、プレーのスタートと同時にまた計時がスタートするルールなのです。

プレーが止まるとき

アメフトでは、例えば以下のような場合に試合時間が停止します。

・パスの失敗
・ボールキャリアがサイドラインから出る
・怪我人がでる
・反則
・ファーストダウンの更新
・チームタイムアウト

これらの停止は頻繁に発生するため、プレーしている時間より停止している時間の方が長くなります。

40/25秒クロック

プレーが終わってから次のプレーをスタートするまでの間には40秒クロックや25秒クロックが使われます。
これは試合時間を計る時計とは別に、静止の制限時間を計る時計です。
ひとつのプレーが終わった後、オフェンス(攻撃側)は集合して次のプレーを伝えあい、フォーメーションを整えてからプレーを再開します。このときにプレーを始めるタイミングはオフェンス側のチームに任されていますが、基本的には前のプレーが終わってから40秒以内に次のプレーを始めなければならないのです。
また審判が次のプレーを始める地点にボールを置いてスタートする場合には、25秒以内に開始と決まっています。
制限時間内をオーバーするとディレイ・オブ・ゲームという反則。5ヤード後退することになるため、選手たちはあまり長く休憩することなくプレーを再開しなければなりません。

【アメフト】団体・年代別の試合時間

アメフトはとても過酷なスポーツ。頻繁に試合がストップし、交代も多いとはいえ、15分クォーターを戦い続けるのは大変です。
そこで各団体や年齢に応じて、試合時間が短縮されています。

NFL

アメリカのプロリーグであるNFLの試合時間は、世界基準の1クォーター15分、合計60分です。
そして実際の試合時間は平均3時間12分
実際の試合時間が長くなる理由の一つがCMです。
テレビの視聴率が非常に高いアメフトには、スポンサー企業のCMを流すコマーシャルタイムアウトというものが設定されていて、そのために試合が中断するのです。
FOXテレビが中継した2023年スーパーボウルのCM料は、30秒枠で平均700万ドル(約9億2000万円)だったそうですから、試合を止めるのも無理はないのかもしれません。

Xリーグ

日本の社会人リーグであるXリーグでは、選手の体力などを考慮して1クォーター12分、合計48分で試合を行っています。
ハーフタイムは10分から15分です。
試合時間自体はNFLとは12分の差ですが、コマーシャルタイムアウトがないため、実際の試合時間は40分ほど少ない平均2時間30分前後になっています。

学生

大学生のリーグ戦も1クォーター12分の合計48分
高校生は1クォーター10分の合計40分で行われています。
これは主に体力差を考慮したもの。
実際の試合時間は大学生で2時間30分、高校生で2時間ほどになります。
一方で全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦である「甲子園ボウル」や、大学生代表と社会人代表が対決する「ライスボウル」は1クォーター15分の合計60分で行っています。

まとめ

国際基準では15分クォーターの60分となるアメフト。
しかしその試合時間は3時間超えとなります。
途中で時計は止まりますが、それでも時計の進行中にプレーが止まっている時間も長いのがアメフト。
本当のインプレーは平均でわずか11分間だと言われています。
とはいえやはり試合時間が3時間前後になるプロ野球でも、インプレーは20分ほど。
いずれも緊張が高まった後に訪れる一瞬の攻防がスポーツファンの心を掴んで離さないのかもしれません。



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