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【アメフト】ポジション一覧|花形・重要ポジションまでご紹介!

日本人には馴染みの薄いスポーツであるアメリカンフットボール。
しかしラグビー人気の盛り上がりと共にアメフトに興味を持つ人も少しずつ増えています。
そこでアメフトを観戦する際にルールと共にぜひ覚えておきたいのがポジションです。
それぞれのポジションはどのような役割を持っているのでしょうか。
今回は、アメフトのポジションをご紹介します。

【アメフト】ポジション 基本

各ポジションの紹介の前に、まずは基本から。
アメフトは攻守がはっきりと分かれたスポーツ。
一方のチームが4回の攻撃権の間に前に進み、守備側は相手を止めることに専念します。
4回の攻撃の間に10ヤード進めなければ攻守交代です。
そしてもう一つ重要なのは、11人の選手は何回交代してもよく、登録される選手の数はNFLで46人、Xリーグは65人、大学なら無制限であること。
つまりどうなるかというと、攻撃(オフェンス)時と守備(ディフェンス)時で選手がごっそり交代するのです。
野球で言えば、各ポジションの守備専門の選手9人とバッティング専門の選手9人が毎回入れ替わって出場するような状態。
ポジションにはオフェンスの専門家とディフェンスの専門家などが存在します。

【アメフト】ポジション一覧 オフェンス

オフェンスのポジションは、大きく分けてバックスとラインの2種類
バックスはボールに直接的に関わるポジションで、ラインはボールを持った選手を守るためのポジションになります。

クォーターバック(QB)

クォーターバックは「パスプレー」と「ランプレー」の両方で司令塔的な役割を担うポジション
アメフトの中でも花形のポジションとなります。
ラインの真ん中にいる選手からスナップ(パスのようなもの)を受け取り、パスプレーかランプレーを瞬時に判断。
パスプレーならワイドレシーバーやタイトエンドに正確なパスを投げ、ランプレーではランニングバックにボールを預けます。
また走って陣地を稼ぐクォーターバックランなどで自分が走ることも。
パスプレーを主な役割にしているポケットパサーや、自らが走るモバイルクォーターバックなど、いろいろなタイプの選手がいます。

ランニングバック(RB)

ランニングバックはランプレーの主役となるポジション
クォーターバックから受け取ったボールを持って走り、ディフェンスを避けながら前進していきます。激しいタックルにも負けない強靭な体とメンタルが必要。
スピードで翻弄するタイプやパワーで突破するタイプなど、ランニングバックにも個性があります。

ワイドレシーバー(WR)

ワイドレシーバーはパスプレーでクォーターバックからのパスを受けるのが主な役割
スピードを生かして前方へと走り、ディフェンスをかわしてパスをキャッチします。
俊敏さ、キャッチ力、スタミナ、駆け引きのうまさが求められるポジションです。

タイトエンド(TE)

タイトエンドはランプレーとパスプレーの両方をこなすポジション
ランプレーでは力強いブロックで走路を開き、パスプレーではワイドレシーバーのようにパスのキャッチもこなします。
オフェンスのオールラウンダーとして様々な技術が求められるポジションです。

オフェンスライン(OL)

オフェンスラインはボールを持つことができないポジション。
センター(C)1人、ガード(G)2人、タックル(T)2人の5人でディフェンスをブロックするのが役割です。
ランプレイではランニングバックの走路を開き、パスプレイではパスを投げるクォーターバックを守ります。
華やかなプレーとは無縁ながら非常に重要な、縁の下の力持ちです。

【アメフト】ポジション一覧 ディフェンス

ディフェンス(守備側)の各ポジションの役割は、オフェンスをいかに止めるか。
ディフェンスのポジションにもラインとバックスがありますが、両方の役割を持ったポジションも多くなっています。

ディフェンシブタックル(DT)

ディフェンシブタックルは、相手のオフェンスラインを潰す役割
相手のランプレーではボールを運ぶ選手の走路を防ぎ、相手のパスプレーでは、クォーターバックにプレッシャーをかけます。
オフェンスラインに負けないパワーと体の大きさ、強靭さが求められるポジションです。

ディフェンシブエンド(DE)

ディフェンシブエンドはディフェンスライン端に位置し、ランプレーで自分の外側の大きなスペースを抜かれないように守るポジション
またパスプレーではクォーターバックにプレッシャーをかけていきます。
やはりパワーや身体の強靭さが必要で、スピードも求められるポジションです。

ラインバッカ―(LB)

ラインバッカーはディフェンス側の司令塔
守備に関する多くの仕事を任されるポジションで、プレーが始まる前にはフォーメーションを指示します。
ランプレーではボールを持っている選手をタックルで止め、パスプレーではパスカバーをしてボールを奪うのも仕事。
足の速さや強靭さに加えて相手の作戦を読む洞察力も求められます。

コーナーバック(CB)

コーナーバックは相手ワイドレシーバーをマークし、パスプレーを封じるのが役割
またランプレーではサイドライン側のオフェンス選手をタックルで止めます。
ワイドレシーバーにパスが通ると相手のビッグプレーにつながりやすいため、その役割は重大。スピードと駆け引きのうまさが求められます。

セーフティ(S)

セーフティは守備の一番後ろに構える最後の砦
相手の長いパスをカバーし、ランプレーでは絶対に後ろに行かせないように確実にタックルで止めなければなりません。
スタミナやスピード、広い視野と判断力が求められるポジションです。

【アメフト】ポジション一覧 スペシャルチーム

スペシャルチームとは、「パント」や「フィールドゴール」などの特殊なプレーのときだけ投入される専門選手です。

キッカー(K)

キッカーはフィールドゴールを蹴って3点を狙う場面で登場するキックの専門家。キックオフのキックも行います。
キックの正確性に加えて、状況を判断する能力も求められるポジションです。

パンター(P)

攻守交代がほぼ確実な場面では、オフェンス側はボールを大きく蹴り出して陣地を稼ぐ「パント」というプレーを行うことがあります。
パンターはこのパントを蹴る専門家
状況に応じた蹴り方で距離などを調節するキック力が求められます。

キックオフリターナー(KR)

キックオフリターナーはキックオフされたボールをキャッチして走るリターンの専門家
走って陣地を回復するほど次のオフェンスが優位な地点から開始できるため、重要な役割となります。

パントリターナー(PR)

パントリターナーはパントされたボールをキャッチして走るリターンの専門家
一見すると地味な役割ながら、キックオフリターナーやパントリターナーはタックルを狙うディフェンスの中を突き進み、一気に100ヤード近く独走することもあります。
そのままタッチダウンしてヒーローになることもありえるポジションなのです。

ロングスナッパー(LS)

ロングスナッパーはフィールドゴールやパントを狙うプレーで、センターの位置からボールを遠くにスナップする専門家
長距離を正確にスナップする能力が求められます。

ホルダー

ホルダーはフィールドゴールのときにボールをキャッチし、キッカーがキックしやすいようにセットする役割
とても地味ですが、絶対に失敗が許されないポジションです。

まとめ

攻守それぞれに専門職が多いアメリカンフットボール。
それだけに個性豊かな選手たちにそれぞれの活躍の場があります。
ポジションを理解すればアメフトが何倍も楽しくなるはず。
ぜひ特殊なポジションにも注目してみてください。



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