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【野球】センター(中堅手)とは?役割や必要な能力について解説!

野球のポジションの一つ、センター。

外野手3人の真ん中に位置するポジションで、実は特別な役割を担っています。

それはどのような役割で、センターの選手にはどのような能力が求められるのでしょうか。

今回は野球のセンターについて解説します。

【野球】センター(中堅手)とは

【野球】センター(中堅手)とは?役割や必要な能力について解説!①

センターは英語ではセンター・フィールダー(Center Fielder)。

略してCFと書きます。

センターの守備位置

センターを日本語で中堅手というのは、中堅の守り手だから。

その名の通り、外野の中央を守ります

左右にファウルゾーンがないため、レフトやライトの選手より守備範囲が広くなるのが特徴。

すべての野手の中で最も広い範囲を守ります

そしてセンターとはいいながらも投球のとき完全に中心では守っていません。

それはピッチャーの真後ろにいたのでは打者が打つ瞬間を見ることができず、打球への対処が遅れるから。

例えば、左に寄りつつ右への一歩目を意識して待つ、または引っ張る打球が多い右打者なら右に寄るなど、常に少し左右にずれた位置で守っています

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【野球】センター(中堅手)の役割

【野球】センター(中堅手)とは?役割や必要な能力について解説!②

打球の処理

センターの主な役割は打球の処理

レフト方向からライト方向まで広い範囲のゴロやフライを走り回りながら捕ります。

センターの守備で難しいのはライナー性の当たり。

レフト寄りに飛んだライナーはさらに左へ、ライト寄りに飛んだライナーはさらに右へ逃げていく打球が多くなるため、落下地点を読んで走る必要があります。

バックアップ

打球がレフトやライトに飛んだとき、センターはバックアップに走ります。

それだけでなく、セカンドとショートの守備のバックアップや、セカンドへの牽制球のバックアップもセンターの役割です。

レフトとライトへの指示

守備位置の指示は基本的にはキャッチャーの役割。

しかし投球ごとに全員に指示を出すことはできないため、外野のレフトとライトへの指示はセンターが行います

センターは正面からバッターを観察して、バッティングのタイプや、タイミングが合っているかを判断。

ピッチャーの球種などと合わせて守備位置を考え、外野全体で共有するのです。

【野球】センター(中堅手)に必要な能力

【野球】センター(中堅手)とは?役割や必要な能力について解説!③

守備のうまさ

まず重要なのは基本的な守備のうまさ。

センターの後ろは広く、もしエラーをするとバッター走者までがホームに還ってしまいます。

そのため絶対にエラーしない確実な捕球能力が重要。

また広い守備範囲を担当するため、走りながら体勢が崩れていても捕球できる技術も必要です。

足の速さ

チーム全体で最も広い守備範囲となるセンターには足の速さが必須。

足が速ければより広い範囲を守れ、レフトやライトの守備も楽になります。

センターには1番を打つ俊足の選手を選ぶことが多いのもそのためです。

打球に対する判断能力

守備には打球が飛んだ瞬間の一歩目が重要。

特に遠くの打球に追いつく必要があるセンターには素早い判断能力が求められます。

バッティングの瞬間、ボールがバットのどこに当たったのかを判別。

また打球音も聞いて、ボールがどのように飛ぶのかを瞬時に推理します。

例えばセンター方向へのライナーはボールに縦の回転がかかっていることが多いため、バックスピンがかかって伸びる打球なのか、ドライブ回転で落ちる打球なのか、その見極めをして前後に走るのです。

またピッチャーの球種から打球がどう飛びやすいのかを予測しておく知識も必要となります。

強い肩

センターからホームまでは最も遠くなるため、バックホームには強い肩が必要です。

ただし強い肩は3塁までの距離が長いライトの選手にも求められる資質。

3塁に行かせないという作戦を重視するなら、センターは最も肩が強い選手である必要はありません。

コントロール

センターの選手はレフトやライトに比べてコントロールが必要と言われています。

その理由は、バックホームの途中にマウンドがあるから。

マウンドの上り傾斜でバウンドするとボールの勢いが落ちてしまうため、低い送球が下り傾斜でバウンドするよう絶妙にコントロールしなければならないのです。

リーダーシップと野球知識

守備位置の指示は基本的にセンターが出しますが、リーダーシップがなければレフトやライトの選手が自分の考えで動くことになりがち。

それでは周囲をよく見回せるセンターの利点が無駄になってしまいます。

チーム内で発言力があり、判断を信頼してもらえることが重要。

そのためには野球のセオリーなど深い野球知識も求められます。

右投げか左投げか

キャッチャーやサードなど、内野手のほとんどは右利きが圧倒的に有利。

しかし回り込みながら捕球する外野手には利き手の適性はあまりありません

強いて言えば外野への打球では1塁へ返球することは少なく、3塁への進塁を阻止することが多いため、ライト側で捕球したときに3塁へ投げやすい左投げの方が少し有利と言われています。

一般的には左投げは内野に向かないという理由で左投げの選手が外野になることが多くなりがちです。

まとめ

外野手の中でも特別な能力が求められるセンター。

守備の間あまり忙しそうには見えなくても、とても重要な役割を担っているのです。

球場で応援する際には、センターの動きに注目してみるのも楽しいかもしれません。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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