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パラリンピック|陸上(短距離)の歴史・ルール【スポーツ辞典】

一人でも気楽にできる上、自分のペースで少しずつ運動できるということに魅力を感じる人が多いのかもしれません。

そう、日本人の多くは歩いたり走ったりする競技をとても好む傾向にあるのです。

小学校の運動会でも、かけっこの競技は多く採用されています。

そんな、とにかく速さを求める爽快なスポーツこそ、陸上の短距離走です。

そして、この競技はパラリンピック競技としても注目されつつあります。

今回は、パラリンピックにおける陸上(短距離の)魅力をお伝えしていきます。

陸上の歴史とは?

古来より人は“走る”必要性に駆られる場面が非常に多かったと言われています。

かつて人々は弓矢や槍を手に狩りをすることにより、日々の糧を得ていたからです。

体力や筋力をつけ、速く走れるようになることは生きるために必須であり、短距離走の原点である走るという行為は主に軍事訓練として行われていたと言われています。

紀元前500年代から、ヨーロッパのあちこちで競技会が盛んに行なわれてはいたものの、それはスポーツと言うより体を鍛える訓練の意味合いが強かったのではないかとされています。

最初の転機となったのは、紀元前776年に第1回古代オリンピックが開催されたことでした。

この時初めて、スポーツとしての陸上競技が行なわれたと言われています。

ただし、この時の陸上競技は、現在の私達が想像するスポーツとは大きく異なったものでした。

この大会での陸上競技の種目はスタディオン走と呼ばれる短距離走のみでした。

このスタディオン走のスタディオンとは、スタジアムという意味だったとされています。

スタート地点から祭壇まで誰が一番早くゴールできるか、という競技としては非常にシンプルなものだったのですが、その内容は今では到底考えられない滅茶苦茶なものでした。

一言で言うと、“勝つためならば何でもあり”だったと言われているのです。

身体を引っ張るくらいは当たり前、時には故意にぶつかって倒すような妨害行為を働くのが普通だったそうです。

そんな古代オリンピックも、やがては現代のスポーツのような側面を持つようになり、きちんと審判が立てられ選手達が尊敬されるような立場になっていきます。

ただし、そうなると今度は審判を買収してでも勝とうとする者が大量に現れ始め、古代オリンピックの様相は混迷を極めました。

さらには当時「暴君」と呼ばれたローマ皇帝ネロによるオリンピックの私物化もあって、古代オリンピックは徐々に衰退していくことになってしまいます。

さらにはその後、ギリシャの国教がキリスト教に変わったことにより、異教であるローマ神を崇める古代オリンピックは禁止されることとなってしまいました。

しかし、長い時間をかけてヨーロッパを中心に陸上競技は人々に親しまれるようになり、きちんとしたルール制定が行われるようになっていきます。

そして1896年に、アテネにて新しいオリンピックとして生まれ変わることになり、陸上競技も世界中に広く普及していくことになるのです。

一方、日本では明治時代の海軍兵寮学校の遊戯会として開催されたことを契機に、陸上競技は広まっていったと言われています。

特に学校での運動会を中心に短距離走が行われることになり、子供のうちから陸上に親しみやすい環境が出来上がっていったのです。

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陸上(短距離)ってどんな競技?

陸上の短距離と言った時、皆さんはどれくらいの距離を想像するでしょうか。

正確には、400mまでの距離において順位や記録を競うものを短距離と規定するようです。

もっと細かく言うと100m走、200m走、400m走の三種類があり、100m走と200m走のことをショートスプリント、400m走をロングスプリントと言います。

公式戦においてのスタートはクラウチングスタートと決められており、スターティングブロックを使用することになります。

短距離走によって最も気を付けるべきところは、フライングによる失格でしょう。

その規定も、実は大会の種類やその年ごとにルールが異なるので注意しなければいけません。

勘違いをしている人が多いですが、フライングは“合図よりも前に動いてしまったこと”ではなく、“スタート合図から0.1秒以内に体が動いてしまう事”を指しているのです。

2002年までの陸上競技では、同一選手の2度目のフライングが失格対象となっていました。

しかし、その結果駆け引きとしてフライングを使う選手が出るようになってしまったため、翌年には2度目のフライングが起こったらその組の選手全員が失格という厳しいルールに改正されてしまいます。

流石にこれは抗議の声が大きかったようで、2010年にフライングに関するルールが再び改正されました。

それが現在適用されている“1回フライングをしたらその選手が失格”というルールなのです。

オリンピックとパラリンピック、2つの陸上(短距離)の違いとは?

基本的なルールそのものに大きな違いはありません。競技としての最大の違いの一つは、義手や義足に関する規定があることでしょう。

また、今回は大きく取り上げていませんが、車椅子によるレースも陸上(短距離)の種目に含まれており、その場合は当然車椅子における細かな規定があります。

短距離には100m、200m、400mの個人種目と、4×100m、4×400mのリレー種目がありますが、四肢切断の選手の場合は競技用に開発された義足や義手を使用して競技を行ってもいいということになっています。

ただし、競技用の義足は通常の義足よりも遥かに扱いが難しいということを皆さんはご存知でしょうか。

きちんと使い慣れるまでは、バランスを取って歩くことさえ難しいと言われているのです。

競技用の義足を扱って、選手達が風を切るように走っていく様は圧巻の一言に尽きますが、そこに至るまではたゆまぬ努力と全身の鍛錬が必要不可欠となってくるのです。

また、重度の視覚障害者にはさらに専用の特別なシステムがあります。それが、ガイドランナーです。

重度の視覚障害の選手には、ガイドランナーと呼ばれる伴走者1名がつくことが認められていて、その場合トラックは2レーンが与えられることになります。

彼等はガイドロープと呼ばれる紐を使用することで互いの呼吸を上手く合わせて連携し、共にレーンを走っていくのです。

パラリンピック・陸上(短距離)の特別なルールについて

パラリンピックの陸上(短距離)の基本ルールはオリンピックのそれと代わりませんが、リレーに関しては一部特別ルールが適用されています。

例えば、次走者とバトンの受け渡しができるテイクオーバーゾーン。これが一般の陸上競技の10mの倍に当たる20mとなっているのです。

また、選手の中にはバトンを持つことが物理的に難しい選手もいます。

ゆえに四肢切断クラスでは、次走者の体にタッチすることがバトンの代わりとなるのです。

さらに先述したように視覚障害のクラスではガイドランナーがいるため、1チーム2レーンを使用して行われることになります。

バトンは選手、ガイドランナーのどちらが持っても良いと規定されているのです。

また、他にもパラリンピック特有のルールとして、障害ごとのクラス分けが存在しています。

陸上競技のクラスは、競技カテゴリーを示すアルファベットと障害の種類と程度を示す数字の組み合わせで表現されることになり、そのクラスごとに競技を行って順位を競うのです。

例えばT12と表記されている場合はT=トラック競技か跳躍の選手を指し、1=視覚障害の選手であり、2=障害のレベルを指します。最後の障害のレベルは、数字が大きいほど軽度ということになるのです。

パラ陸上(短距離)における、注目の日本人選手!

やはり、山本篤選手は特に有名でしょう。2008年の北京パラリンピックにて、短距離種目の一つである100メートルで5位に入賞しています。

さらに走り幅跳びでは、なんと銀メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。

また、石田駆選手も忘れてはいけません。T46クラスにて、100m他3種目でなんと日本記録を樹立しています。

さらには2020東京パラ100mでも5位入賞を果たし、今後もさらなる活躍が期待されている選手です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。パラリンピックにおいても、多くの選手達が活躍し、私達を魅了してやまない陸上(短距離)の世界。

興味を持った方は是非、さらに詳しくチェックしてみてください。

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初音

初音

おうちでまったり、頑張る人達を応援するのが好きです。

インドア派ですが、スポーツをはじめ頑張っている人達をおうちで応援してる系ライターです。子供の頃は水泳大好き少女でした。運動音痴だけどスポーツ見るのは大好きです!

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