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【野球】ノックで守備力UP!種類や打ち方のポイントを解説!

野球の守備練習で必ず行われるノック。

主に監督やコーチがノックを打つ「ノッカー」を務めます。

しかし狙ったところにゴロやフライを打つのは意外と大変。

今回は守備練習でノックを行う意味や、ノックの種類、上手な打ち方のポイントを解説します。

【野球】ノックをする意味

【野球】ノックで守備力UP!種類や打ち方のポイントを解説!①

守備練習でノックを頻繁に行うのはなぜでしょうか?

実はその意味は一つだけではありません。

打球感覚を磨く

ボールを受ける練習だけならキャッチボールでもできるのに、わざわざバットで打って行うのは、打球の感覚を養うため。

打球は投げたボールとは全く違う跳び方やバウンドをします。

練習でさまざまな打球を受けることで、実戦での打球に対処できるようになるのです。

守備の動きを上達させる

ノックでは打球を取るだけの練習もありますが、キャッチしてから投げるまでの一連の動きを行うことも重要。

実際の守備位置でキャッチし、素早く送球することで、守備の動きを上達させることができます。

試合感覚を養う

ノックの中には複数の選手に次々に打ち分けるものもあります。

この場合、誰が取るのか声を掛け合うなど、より実践に近い練習をすることができます。

ダブルプレイやバックホームなどの動きの確認にも最適。

ノックをすることで試合の守備状況を凝縮して練習できるのです。

【野球】ノックの種類

【野球】ノックで守備力UP!種類や打ち方のポイントを解説!②

一口にノックといっても、いくつかの種類があります。

それぞれの具体的な練習内容も合わせてご紹介しましょう。

内野ノック

内野ノックは内野手の守備練習のために行うノックで、ファースト、セカンド、サード、キャッチャーが参加。練習内容によってはピッチャーも参加します。

一般的にはサードから始まり、時計回りにノックを受けるのが基本。

ボール回し、ゴロ捕球から1塁への送球、ゴロ捕球からの併殺プレイ、ゴロ捕球からのバックホーム、キャッチャーフライといった順で練習します。

連続ノック

こちらも内野手が対象。

送球をなくし、少人数に連続してノックを行います

体力の向上や打球感覚を養うために行うノックです。

外野ノック

外野ノックは外野手の練習のために行うノックで、レフト、センター、ライトが参加

一般的にはゴロやフライを捕球してから、セカンドへ送球、サードへ送球、バックホームという流れで、レフト側から時計回りに行います。

アメリカンノック

アメリナンノックは主に外野手の体力強化のために行うノックで、レフト、ライトと左右に打ち分けるフライを追いかけてキャッチします

打球の距離や方向を判断する練習にも効果的。

ウォーミングアップとして全員が参加することもあります。

シートノック

シートノックはすべてのポジションが守備につき、より実戦を想定して行うノックです。

内野と外野がそれぞれ同時にノックを行ってから外野ノック、続いて内野がバックホーム練習をするというのが一般的な流れ。

試合前のウォーミングアップでも行われるノックです。

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【野球】ノックの打ち方のポイント

【野球】ノックで守備力UP!種類や打ち方のポイントを解説!③

ノックは最も基本的な守備練習。

それだけにノッカーの技術がチーム力向上には欠かせません。

ノックを正確に打つポイントは何でしょうか。

トスのポイント

ノックは自分でボールを軽く投げ上げるトスをして打ちます。

実は最も重要なポイントは、トス

打ちやすいボールを投げなければ正確に打つことはできません。

まずはトスをどちらの手で上げるかが問題。

プロの監督やコーチにも利き手で上げる人と逆の手で上げる人がいて、どちらが正解とは言えないのです。

極端に言えば、やりやすい方で上げればOK。

ただし利き手で上げた方が正確なトスを上げやすく、逆の手で上げた方がバットコントロールはしやすい傾向があります。

そしてポイントはトスの高さ。

トスが高すぎると目でボールを追いきれなくなり、リズムもバラバラになります。

最初から打つ体勢を作った上で、トスは低く上げます

その高さはミートポイントから10cmほど。

トスを上げるのと同時に打つ動作を始めるようにすれば、リズム良く打つことができます。

ゴロのポイント

ゴロを打つポイントは、トスをさらに低めにすること。

そして速いゴロならレベルスイング、遅いゴロならダウンスイング気味に振って打ちます。

ボールの真ん中からやや上を打つよう、よく見ることも重要です。

フライのポイント

フライを上げるときのポイントもトスの高さ。

こちらは少し高い位置に上げ、それに合わせてバットの軌道を振り上げ気味にすることで調整します。

ボールの真ん中のやや下を狙えばフライが上がりますが、ゴロよりも力が必要なため、軸足に体重を乗せ、しっかり振り抜くことも意識してください。

キャッチャーフライのポイント

ノックで最も難しいのがキャッチャーフライ。

ゴロや外野フライは打ててもキャッチャーフライが打てないという監督やコーチもいます。

ポイントはボールの下を打つこと。

トスを顔の高さまで上げることでボールの下を狙いやすくなります。

さらに上体を真上に向けるくらいの意識で傾けるのもポイント。

それによって斜め上にスイングしやすくなります。

まとめ

ノックが上手いチームはそれだけで一目置かれるもの。

特にキャッチャーフライが完璧に打てるノッカーは相手チームからも尊敬されます。

逆にうまく打てないと守備練習ができないことに。

練習レベルをアップするためにもノッカーの技術はとても重要なのです。

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