高校野球でレギュラーは1番から9番でポジションごとに背番号が決められていますが、プロ野球になると自分の好きな背番号、もしくは球団から与えられた背番号を着用することになります。
つまり、1桁台ではなく2桁の背番号を着用する選手も出てくるのです。
あなたは「背番号23番」聞いてどんな選手を思い浮かべるでしょうか。
パッと思い浮かべることができた人もいれば、中々思い浮かべることが出来なかった人もいると思います。
今回はそんな「背番号23番」を着用していたプロ野球選手について解説します。
背番号23番のスポーツ選手
スポーツ業界において「背番号23番」は特別な数字とされることが多々あります。
バスケットボールでは、かの有名な「マイケル・ジョーダン」も背番号23番を着用していました。
サッカーでは、日本で一世風靡した「デビット・ベッカム」も背番号23番を着用していたこともあります。
そんな、スポーツ業界で有名選手が着用していた「背番号23番」は野球界でどんな意味があるのでしょうか。
次は、本題である野球界の背番号23番について解説します。
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背番号23番はヤクルトの出世ナンバー??
東京ヤクルトスワローズでの背番号23番は特別な意味が込められています。
東京ヤクルトスワローズで「背番号23番」を着用するということは「出世する」、つまり「活躍することができる」と言われているのです。
そのイメージを定着させたのは「青木宣親」で、日本一の安打製造機と言われています。
その後、受け継いだのがトリプルスリーで有名な「山田哲人」です。
背番号23番を着用した選手が大活躍をしているため、ヤクルトでは「背番号23番は出世ナンバー」と言われています。
「青木宣親」「山田哲人」についてそれぞれ詳しく紹介します。
東京ヤクルトスワローズ:青木宣親
生年月日:1982年1月5日
出身地:宮城県日向市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:東京ヤクルトスワローズ、ミルウォーキー・ブルワーズ、カンザスシティ・ロイヤルズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズ、ヒューストン・アストロズ、トロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・メッツ、東京ヤクルトスワローズ
タイトル・表彰歴:首位打者、盗塁王、最高出塁率、最多安打、新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
「ノリ」という愛称で親しまれている青木宣親は「日本一の安打製造機」と呼ばれ、首位打者を3度獲得しています。
2度のシーズン200本安打達成者はNPB史上唯一で、日米通算2500本安打を達成しています。
とにかく塁に出ることから、理想的なリードオフマンと評価されている選手です。
安打力だけでなく、走塁や守備も優れており、盗塁王も獲得しています。
コンスタントに一塁到達が4秒を切る俊足で、その俊足はメジャーにおいても評価されていて、試合終盤の代走として送られることもありました。
日本だけでなく、メジャーにも挑戦し、その存在を世界に知らしめました。
WBCに3度出場し、2度の金メダルを獲得しています。
2018年から古巣の東京ヤクルトスワローズに戻り、再度背番号23番を着用して活躍が期待される選手です。
東京ヤクルトスワローズ:山田哲人
生年月日:1992年7月16日
出身地:兵庫県豊岡市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:東京ヤクルトスワローズ
タイトル・表彰歴:本塁打王、盗塁王、最高出塁率、最多安打、最優秀選手、ベストナイン、トリプルスリー
野球をそこまで詳しくない人でも「山田哲人」の存在は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
山田哲人といえばやはり、「トリプルスリー」です。
「トリプルスリー」とは「打率3割」「30本塁打」「30盗塁」以上の成績を記録することを指します。
山田哲人は1度でも難しいとされている「トリプルスリー」をNPB史上初となる3回達成しています。
世界で見てもトリプルスリーの3回達成は「バリーボンズ」に続き、2人目です。
さらには、トリプルスリーと100打点の同時達成は65年ぶり、トリプルスリーと盗塁王の同時達成は史上初という偉業を成し遂げています。
日本シリーズにおいては、3打席連続本塁打というミスタージャイアンツ長嶋茂雄以来2人目を記録し、1試合3本塁打を達成するのは史上初です。
そんな数々の記録を打ち立てた山田哲人も入団から2015年まで、背番号23番を着用していました。
現在は、ミスター・スワローズの証である「背番号1番」を着用しています。
「青木宣親」「山田哲人」の活躍により、背番号23番は東京ヤクルトスワローズにとって出世ナンバーとしてのイメージを定着させました。
背番号23番を着用していた外国人選手
次は背番号23番を着用していた外国人選手を紹介します。
ローバート・ローズ
生年月日:1967年3月15日
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:カリフォルニア・エンゼルス、横浜ベイスターズ、千葉ロッテマリーンズ
タイトル・表彰歴:首位打者、打点王、最高出塁率、最多安打、最多勝利打点、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
少し前の選手にはなりますが、背番号23番を着用していた外国人選手で有名な選手は「ローバート・ローズ」ではないでしょうか。
1993年にNPB入りをし、横浜ベイスターズの中心打者として活躍しました。
日本一に貢献し、「横浜史上最高の外国人選手」と言われています。
まとめ
今回は出世ナンバーと言われている背番号23番の選手を紹介しました。
現在でも背番号23番を着用してプレーをしている選手もいます。
今後、どんな選手が出世ナンバーを背負って活躍していくのか楽しみです。
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