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【平泳ぎ】速く泳ぐコツは6つ!上達ポイントも徹底解説!

4つの泳法の中でも最も歴史が古い平泳ぎは、泳ぎ方も少し特殊。

「平泳ぎっぽい泳ぎ方」は比較的簡単ですが、正しく、そして速く泳ごうとするといきなり難しくなります。

しかしいくつかのポイントを押さえて練習することで、平泳ぎは効果的に上達できるのです。

今回は平泳ぎを速く泳ぐコツをご紹介。上達のために押さえるべきポイントも解説します。

【平泳ぎ】速く泳ぐ 足のポイント

クロールではキックの推進力は1割程度で、9割は手のストロークで進みます。しかし平泳ぎでは8割がキックによる推進力で、手は2割

それだけキックの技術が重要になります。

平泳ぎのキックは、以前はウェッジキックと呼ばれる方法で行われていました。

これはひざを肩幅くらいまで開き、外側に蹴り出して脚が伸びた状態から、挟むようにして脚を閉じるキック。

水を挟むときに前に向かう推進力を生み出すもので、ひざを曲げ、蹴り、閉じる、という3拍子になります。

しかし最近は、より速く泳げるウィップキックが主流です。

これはひざの間隔を拳1個分くらいと狭くして、そこから弧を描くように閉じながら蹴るキック。ひざを曲げ、蹴りながら閉じる、という2拍子になります。

コツ①かかとをお尻に引きつける

力強く水を蹴るためにひざを深く曲げがちですが、90度より深く曲げるのは間違い。

こうすると太ももで水を受けるため、抵抗がとても大きくなってしまいます。

結果的に推進力が小さくなることに。

しかもひざを深く曲げている間は足の裏が上を向いてしまうので、水を後ろに蹴ることができません。

ひざの角度は90度までという意識で浅く曲げるのがポイントです。

またこのとき、ひざを曲げるというよりも、かかとをお尻に近づけるというイメージで行うのがコツ

こうすれば太ももが前に出て水の抵抗を受けることを防ぎやすくなります。

コツ②足首を曲げる

他の泳法では足首は伸ばすのが基本ですが、その形でキックすると平泳ぎに多い間違いの「あおり足」になってしまいます。

あおり足にならないことは大切なポイント

キックでは後ろに向かって水を蹴るのですが、足首が伸びていると水を下の方に押してしまいます。これだけで前への推進力が大幅に小さくなってしまうのです。

コツは足首を90度に曲げること

かかとがお尻に近づいたタイミングで足首を曲げます。

足の裏で真後ろに水を蹴ることが平泳ぎ最大の推進力。その感覚をつかむことが重要です。

【平泳ぎ】速く泳ぐ 手のコツ

【平泳ぎ】速く泳ぐコツは6つ!上達ポイントも徹底解説!②

平泳ぎの手のストロークの大きな役割は体を浮かせること。

推進力の大部分はキックが生み出しますから、上半身は水の抵抗をいかに減らすかの方が重要になります。

コツ③ひじを入れる

ストロークで大切なのは胸の前から手を伸ばす動き。

水をかく動きに比べて雑になりがちですが、このときに水の抵抗を最小限にすることが早く泳ぐための重要なポイントです。

体をフラットに細長くするストリームラインを意識し、手は一直線に伸ばします。

このときのコツはひじを入れ、腕をできるだけくっつけて前に伸ばすことです。

コツ④指から動かす意識

水をかくときは、手のひらで水をとらえ、後ろに押し出すことが重要

ひじを曲げて手よりも高く維持しますが、ついひじが主導して手を引くという形になりがちです。

しかしそれでは手のひらが斜めになって水を撫でてしまい、十分にとらえることができません。

そうならないためには、ひじではなく指から動かすとイメージするのがコツ

手のひらで水をとらえることを意識してください。

【平泳ぎ】速く泳ぐ 息継ぎのコツ

【平泳ぎ】速く泳ぐコツは6つ!上達ポイントも徹底解説!③

平泳ぎで難しいのが息継ぎ。うまくできないと頑張って呼吸するために体が起き上がってしまい、大きな抵抗になってしまいます。

息継ぎをスムースに行うポイントは、ストロークの最後に脇をしめながら背筋を伸ばすこと

脇をしめる反動をうまく利用して顔を上げます。

コツ⑤1m先を見る

反動を使うと、体がごく自然に斜め前に出るはず。

このときに息継ぎをするのですが、すべての泳法に共通するポイントは、水中で息を吐き続けておくこと

そうすれば顔を上げた一瞬で息を吸うことができます。

一方であまり高く顔を出してしまうとブレーキになるため、なるべく低く押さえることが重要。

そのためのコツは、1m先の水面を見ることです。

これを意識するとあごが上がらず、水面ギリギリより少し高い位置に口が出やすくなります。

コツ⑥背中を少し丸めて入水

息継ぎのときに泳ぎの形が崩れるとスピードが大幅に落ちてしまいます。

上げた頭はスムースに入水することが重要。

そこでのコツは、背中を少し丸めること

水から出るときに伸ばした背中を少しだけ丸めるよう意識することで、水面から体が出過ぎることを防ぎ、滑らかに入水します。

流れを止めずにストリームラインに移行できるよう、練習してみてください。

まとめ

平泳ぎは手と足の動きがバラバラで、しかも脚を曲げるときの水の抵抗は他の泳法にはないほど大きなものとなります。

それだけに正しい泳ぎ方で水の抵抗を最小限にすることがとても大切です。

さらに足の裏で水を蹴る感覚が身に付けば、より速く泳げるようになるはず。

今回ご紹介したポイントとコツをぜひ参考にして、タイムアップを目指してください。

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