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持久走とはどういう意味?マラソンなどとの違いも解説!

学校の行事などでよく使う言葉「持久走」。
なんとなく長距離を走るものだということは分かりますが、持久走を「長距離走」と言ったり、持久走大会を「マラソン大会」と言ったりすることもあります。
持久走、マラソン、長距離走はそれぞれ違うものなのでしょうか、それとも同じものなのでしょうか。
今回は、持久走の意味について調査。
マラソンや長距離走との違いについても解説します。

持久走の意味

まずは持久走という言葉の意味から。
実はこの言葉には2つの意味があるのです。

本来の持久走

本来の「持久走」は、自分の70%程度の力で決められた一定の距離を走るもの。
人と競い合い順位を付けることを目的とせずに、自分で決めておいたタイムを目標とします。
また前回のタイムを上回ることを目標とすることも。つまり「持久走」は自分自身との戦いなのです。
目的は「体力の向上」や「精神力の鍛錬」、「我慢する力を鍛える」こと。
このように聞くと「学校の持久走大会で順位を競ったけどおかしくないか」という疑問が湧いてきますが、実はそこには2つめの意味があるのです。

学校教育での持久走の定義

学校などの教育現場では、文部科学省学習指導要領で「持久走」の意味が定められています。
それは「長い距離を走るものは全て持久走」というもの
そのため校内行事の競技として行うものも「持久走大会」と呼ばれるのです。

持久走の距離

学校教育では、時間的に5分から30分程度走るものが持久走の範囲とされています。
そして最適とされている距離は、小学1・2年生は600m、3・4年生は800m、5・6年生は1000m
ただし小学生は本人が体の不調に気づきにくく、危険な場合もあることから、1998年に日本陸上競技連盟が提案した「5分間走」を持久走の授業に取り入れる学校が増えています
それぞれの学年の平均距離はこちら。

1年生:男子841m:女子802m
2年生:男子912m:女子873m
3年生:男子958m:女子912m
4年生:男子1003m:女子952m
5年生:男子1038m:女子1001m
6年生:男子1083m:女子1037m

そして中学生の持久走は、男子が1500m、女子は1000mの距離が一般的。
体力に男女差が出てくる中学生は年齢でなく性別で距離が決定されます。
高校生の持久走も推奨されているのは中学生と同じ男子1500m、女子1000mの距離。ただし高校生は体力が大きく向上するため、学校によっては2000m~1万mといった距離を走ることもあります。

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持久走とマラソン、長距離走の違い

2つの意味がある持久走。
ではマラソンや長距離走とはどう違うのでしょうか。

マラソン

長距離を走ることをまとめてマラソンと呼ぶ人も多いのですが、本来のマラソンは1つの種目。
公道を42.195km走る陸上競技がマラソンです。
競技名の由来である「マラトンの戦い」で勝利を報告するために兵士が走った距離、約40kmに由来した競技。
ちなみに以前のマラソンでは距離は「約40km」という決まりだったため、大会によって実際の距離はバラバラでした。
42.195kmに統一されたのは1924年パリオリンピックから。
1908年ロンドンオリンピックで使われた距離を採用したものですが、この半端な距離はイギリスのアレキサンドラ王女が「スタートは城の窓から見えるように宮殿の庭にしてほしい。ゴールは競技場にあるボックス席の前にしてほしい」とリクエストしたからだと言われています。

近年のマラソンの表現

とはいえ近年では長い距離を走る競技をどれも「マラソン」と言うことも増えています
本来の42.195kmは「フルマラソン」と表現。
半分の21.0975kmを走る競技をハーフマラソンというだけでなく、大会によっては「3kmマラソン」や「5kmマラソン」、「10kmマラソン」という呼び名でも開催されています。
また100km以上走るウルトラマラソンも。
250kmを走る「沖縄58ラン」も、別名「沖縄本島1周マラソン」と呼ばれています。
その意味では学校の持久走大会を「マラソン大会」と呼ぶのも、はっきり間違いとは言えないかもしれません。

長距離走

最も曖昧な表現に見える「長距離走」。
しかし実は陸上競技の定義で長距離走ははっきりと決められています
それは5000m1万mです。
しかも長距離走は基本的に陸上競技場のトラックを走る競技。そのため長距離を走ってもマラソンは長距離走に含まれません。
ちなみに短距離走は100mと200mと400m。中距離走は800mと1500mと3000mですが、3000mを長距離走として扱う場合もあります。
長距離走で求められるのは持久力戦略。選手同士が駆け引きを行うことで、勝負の行方が左右されます。
ここが自分自身との戦いである持久走との大きな違い。
距離が5000mまたは1万mとはっきり決まっているため他の距離を走るときに長距離走とは呼ばない上に、トラックではなく路上を走る場合も長距離走とは呼ばない決まりです。
路上を走る5kmマラソンや10kmマラソンは、5000mや1万mと距離が同じでも長距離走ではないのです。

持久走のコツ

最後に、持久走の記録を伸ばすコツもご紹介します。
持久走で速く走るには体力の消耗を最小限に抑えることが重要
ポイントは走るフォームで、上半身を揺らさず、軸をまっすぐにして走れば、無駄な体力の消耗を減らすことができます。
また怪我や足の疲労を防止するためにも、つま先やかかとから着地せず、足の裏全体で地面を捉えるようにしてください。
練習は3日に1度同じ時間帯に行うのがお勧めです。
正しいフォームで走る練習をしたら2日程度休むことで筋肉が効果的に回復。そして同じ時間帯に練習をすることで、筋肉のリズムが整いやすくなります。
これを継続すれば、自分自身との戦いに勝てるはずです。

まとめ

マラソン、長距離走とは厳密には違いがある持久走。
特に定義が曖昧になってきているマラソンとは違い、長距離走とは使い分けた方が良いかもしれません。
持久走大会で誰かに勝負を挑まれたら、「持久走は自分との戦いだよ」とドヤ顔で教えてあげましょう。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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