近年、日本人の中での健康意識が高まり、ランニングをする方は年々増加傾向にあります。
笹川スポーツ財団の調べによりますと、1998年時は全体のランニング人口は8%程度でしたが、2020年時では15%まで上昇しております。
つまり全人口の7人に1人はランニングを習慣的に行っていると言えます。
一般的に行われているランニングですが、ランニングを始めたことで体の痛みが出ることもあります。
自分に合ったシューズでトラブルなく走ってほしいとの願いから今回この記事を書いていきます。
また、近年ナイキのヴェイパーフライなどの厚底シューズが爆発的に流行しましたよね。
厚底シューズが人気を博している今、それに反してシューズが合わずにケガをする方も増えています。
厚底vs薄底問題についても記事の後半で触れていきたいと思います。
自分に合ったシューズの選び方
簡単に実践できる自分に合ったランニングシューズの見つけ方を紹介します。
シューズを新しくして靴擦れや足の皮がむけた経験がある方は多くいらっしゃるかと思います。デザインや機能性を気に入って買ったシューズも自分の足に合っていなければ意味がありません。
まず大事になってくるのがシューズを買う時は必ず試し履きをして下さい。
ネットで売っているシューズのデザインが気に入って、つい買いたくなる気持ちはすごくわかります。しかし、自分の足に合ってなければ結局履けずじまいになってしまってもったいないですよね。
そのため試し履きを必ず行うことが大事です。
試し履きをする際にチェックしてほしい部分が何点かありますのでご紹介しますね。
①まず中敷きを外して、中敷き上に踵を合わせて乗せます。
②人差し指がインソール端と0.5㎝~1㎝余っているのが理想的です。
縦のサイズ感はこれで合えば、自分の足に合っていると言えます。
今度は横幅の合わせ方です。
①同じく中敷き上に踵を合わせて足を乗せます。
②母指球と小指球の横幅が中敷き内に収まっている、もしくは少し出ている程度が良好です。
これら縦と横のサイズ感が合っていることが靴選びの最重要ポイントです。
これらをクリアした状態で実際に履いてみて歩いたり、走ったりしてフィット感をチェックすることが大事です。
加えて足のタイプ別でもシューズ選びのポイントが異なってきます。
足というのは、固い足と柔らかい足というものに分類されます。偏平足やハイアーチという言葉は聞いたことがあるかと思います。
偏平足と言われるものは柔らかい足、甲高やハイアーチと言われるものは固い足に分類されます。
ご自身がどちらかのタイプかを見分けるには方法があります。
①立った状態で内側の土踏まず(踵に近い部分)に人差し指を足裏から入れます。
そこで、指が入っていかない方は足が柔らかい可能性が高いです。指が入っていく方は、固い足である可能性が高いです。柔らかい足の方は特に今から書いていきますポイントを意識してあげてください。
基本的にシューズの機能性で大事になってくるのが踵の部分と蹴り出しの部分です。
シューズにはヒールカウンターという踵を覆う部分があるのですが、柔らかい足の方は特にこの部分が固いものを選んだ方が良いです。見分け方はとても簡単です。
①シューズの踵の部分をつまんで固さを見てあげてください。
この部分が固いとランニングの接地の安定感に繋がります。柔らかい足の方は特に接地時に踵が崩れやすくなるのです。
そのためヒールカウンターを高くして接地を安定させましょう。
次は踏み返しという部分をチェックしましょう。地面を蹴って前に進む際は母指球という部分を支点にして行うのです。
シューズでいえば爪先部分で反りあがっている部分です。この部分を踏み返しというのです。この踏み返しがご自身の母指球部分にきていることと、踏み返し部分を支点に曲がるシューズを選びましょう。
特に足が柔らかい方は蹴り出しを効率的に行えないことがありますので特に重要視しましょう。
厚底 VS 薄型
最近ナイキの”ヴェイパーフライ”という厚底シューズが爆発的人気を誇っています。
2020年箱根駅伝では、ランナーのほとんどがナイキのヴェイパーフライを使用していたほどです。長年、軽量化を求めて薄底が主流だったランニングシューズ業界には衝撃的な出来事でした。
しかし厚底ブームの中で、このシューズを使ってケガをした方も多くいらっしゃるのも現状です。厚底シューズを扱うには、より前に体が進むようになった機能を使いこなす体や技術が必要となります。
上手く機能を使いこなすための第一条件は”自分の足に合っているか”だと考えます。
厚底、薄底よりもまずは自分の足にフィットしていなければ意味がありません。
自分の足にフィットしていれば薄底でも厚底でもあなたの走りをサポートしてくれると思います。
まとめ
あなたの足に合ったシューズを選ぶ術がつけば、今後起こりえるケガのリスクを抑えて楽しいランニングライフが送れると考えます。
この記事があなたの靴選びの参考となれば幸いです。
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