ルールが簡単で子どもから大人まで誰でも楽しめるオセロ(リバーシ)。
簡単なはずなのになぜか全然勝てない!という人も多いのではないでしょうか。
実はオセロには、負けないための秘訣があるのです。
ならば必勝法も?
今回は、オセロの初心者を脱するためのポイントを解説します。
ぜひ参考にして、負けないオセロを目指してください。
【オセロ】必勝法は存在する?
単純なゲームだけに、必勝法もありそうなオセロ。
しかし結論から言えば、オセロに必勝法は存在しません。
オセロは世界選手権まであるゲーム。
必勝法などがあったらゲームとして成立しなくなってしまうのです。
有名な定石は存在しますが、世界レベルになると開始後数十手の最善手は覚えている人がほとんど。
そのため最善な定石を打ちあって負けてしまうということもあります。
【関連記事はこちら】⇩
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・【五目並べ】勝つためのコツは5つ!ルールや禁じ手もチェックしよう
必敗法ならある?
逆に、2手目の打ち方でほぼ確実に負けるという必敗法ならあります。
それが下の形。
オセロは黒が先攻ですが、これは後攻の白にとって最悪の手。
この後に中央の白の上に黒を打たれてしまうと、ほぼ負けが確定といえるほど不利になります。
後攻の人はこの形だけは絶対に作らないようにしてください。
【オセロ】負けない秘訣
必勝法はないとしても、素人レベルのオセロならほとんど負けなくなる理論は、いくつか存在します。
これを覚えれば勝率は確実にアップするはずです。
相手の打てる場所を減らす
オセロは自分の色の石が多い方が勝ちとなるゲーム。
そのため序盤から「一番多くひっくり返せるところを狙う」という打ち方をしてしまいがちです。
しかしこれは間違った戦法。実は序盤から中盤はできだけひっくり返す石の量を少なくした方が勝ちやすいのです。
できれば1枚取りを意識するのが理想。
ただし、何でも良いから少なくなるように打てば良いというわけでもありません。
ポイントは相手が打てる場所を減らすということ。
実はオセロの大きなコツがこれなのです。
打てる場所を制限していけば、相手は打ちたくない場所に石を打つことになり、こちらは後半一気に有利になります。
そのために意識したいのは、自分の石を盤面の内側に集め、相手の石に外側を囲わせるように進めることです。
自分の石が盤面の内側に多くあれば、後から石を打てる場所が多くなり、逆に相手は苦しくなっていきます。
かなり極端な例を挙げると、上のような形。
こうなったら白には打てるところがなく、黒は打ち放題となるのです。
できるだけこれに近い形に持っていくよう、内側に入ることを狙ってください。
中割り
オセロの初心者にありがちなのは、ひっくり返した石をすぐに相手にひっくり返されるパターン。
次の手でひっくり返されたのでは、さっきの手はあまり意味がなかったことになってしまいます。
それを防ぎ、さらに相手の打てる場所を減らすための戦法が中割りです。
中割りとは、ひっくり返した石の周りに空きマスが無い状態のこと。
相手はその隣に打つことはできません。
これがなぜ有効なのかというと、相手が打てる場所を減らしつつ、自分が打てる場所は増えるから。
常にこれを意識して打つようにしてください。
開放度理論
これを知っていれば、知らない人にはまず負けなくなると言われているのが開放度理論です。
開放度とは、自分の手で裏返る石の周りの空きマスの数のこと。
この空きマスの数が少ないほど相手の打てる場所は少なく、良い手となります。
上記の中割りは周囲が0ですから、開放度0となり、開放度理論的にも最良の手となります。
数カ所の中から選ぶ場合、ひっくり返した石の周囲がなるべく空いていないところを選ぶようにしてください。
危険エリア
オセロの初心者でも知っているのが四隅を取ったら有利ということ。
では四隅を取らせないためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは、危険エリアに打たないということです。
危険エリアは2段階に分かれます。
赤は可能な限り打つべきではない、最も危険なエリア。
黄色はリスクが大きくなるエリアです。
赤いエリアに打ってしまうと、ほぼ確実に隅を取られてしまうことになります。
一方の黄色は、状況によっては隅を取られてしまうエリア。
延長線上の列に相手の石がなければ、打っても大丈夫です。
そして逆に言えば、この赤と黄色の危険エリアに相手が打つようにすれば隅を取れるということになります。
相手が初心者なら、ミスをして打ってくれることもあるはず。
しかし相手も隅の重要度を知っている場合はなかなか打ってはくれませんから、赤と黄色のエリアに相手が打つしかない状態にもっていくことがゲームの終盤のポイントになります。
そのためにも、上記の開放度理論を使って相手の選択肢を減らしていくことが大切なのです。
偶数理論
終盤になってくるとあちこちに3マスや4マス、5マスなどの小さなマスの集まりができます。
このときに覚えておきたいのが偶数理論です。
やることは簡単で、できるだけ偶数マスは相手に、奇数マスは自分が石を打つように意識します。
その理由は簡単。それぞれのマスの集まりの最後の一手を打った側が多くの石を獲得できることが非常に多いのです。
偶数マスを相手が、奇数マスを自分が打っていけば、その集まりの最後の一手は自分になるという理屈。
覚えておけば最後に逆転できる可能性が高くなります。
まとめ
オセロの理論は将棋などと比べればとてもシンプル。
まずは「開放度理論」を覚えておけば、素人同士の対戦ではかなり有利になるはずです。
ただし簡単な方法だけに、相手に理屈を教えるとすぐに追いつかれてしまうかも。
ネタばらしは注意して行うようにしてください。
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