オセロ(リバーシ)のルールはとても簡単。
白と黒の石を順番に並べていき、相手の石を挟んだらその石はひっくり返って自分の色になります。
そして最終的に自分の色の石が多い方が勝ち・・・なのですが、スタートの仕方や途中で打つ場所がなくなったらどうするかなど、細かなところまでは自信がないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、オセロのルールを解説。
もしかしたら知らなかったルールが見つかるかもしれません。
【オセロ】公式のルール
オセロには「日本オセロ連盟」という公式団体があり、全日本選手権や世界選手権も行われています。
そのためオセロには厳密な公式ルールが存在。ここではその公式ルールをご紹介します。
ちょっとした遊びのオセロでも公式ルールに則って行えばさらに盛り上がるかもしれません。
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伏せ石
いきなり聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
「伏せ石」はスタート前に行うコイントスのようなもの。
基本的に先手か後手かを決めるものですが、少し追加ルールがあります。
やり方は、まず対局者のうち、段級位の上位者(同位または不明の場合は年長者)が石を1個取り、隠したまま盤の上に水平に置きます。
そして対局が「引き分けなし方式」の場合、相手は「上が黒」または「上が白」と宣言。
正しく言い当てた場合は、次のどちらかを選べます。
・対局が32対32で終わった時の勝ちの権利(引き分け勝ち)
・先手か後手を選ぶ権利
当たらなかった場合には、伏せ石を行った方がどちらかの選択権を得ます。
対局が「引き分けあり方式」の場合、相手は「上」または「下」と宣言し、その面の色を持つルール。
いずれの場合も、オセロでは先手は黒で後手は白となります。
対局時計
公式のオセロ大会やネットオセロでは将棋と同じように持ち時間の制限があり、自分のターンの間は対局時計を動かして時間を測ることがあります。
持ち時間は大会によってさまざま。
一方が時間を使い切ってしまったら、残っている方が2石差の勝ちとするか、「勝手打ち」というルールで残りの時間を使って好きなところに1人で打ち続けるかを選べます。
遊びのオセロでは普通は持ち時間はありませんが、制限時間を取り入れるとスリルが増すかもしれません。
最初の配置
開始時の石の配置は、中央の4つのマスに黒白2個ずつ、クロスさせて置きます。
このとき日本オセロ連盟のルールでは、自分からも相手からも黒が左手前になるように配置。
黒と白の配置が逆でも何も影響はありませんが、ルールとしてそのように定められています。
基本のルール
オセロの基本ルールは2つです。
・相手の石を1つ以上挟める位置に自分の石を打つ(縦・横・斜めいずれも可能)
・挟んだ石は全てひっくり返して自分の色にする
実は大きな大会でもひっくり返すのを忘れることがよくあり、「返し忘れ」という反則になります。
返し忘れは自分が損をするように思えますが、実は逆。
オセロでは終盤まではあまり多く自分の色にしない方が有利になるのです。
また余分にひっくり返してしまうと、それも「返し過ぎ」という反則。
いずれにしても正確にひっくり返す必要があります。
そしてこの2つのルールに従い、先手の黒から順に1手ずつ石を打っていくのがオセロというゲーム。
これを基本的に全てのマスが埋まるまで続けます。
パスについて
上記のルールでやっていくと、どこにも打つ場所がないということも。
その際は以下のルールに従います。
・相手の石を挟める手がない場合はパスとなり、相手の番となる
・このパスは何度しても良い
・打てる場所があるときに自分の意思でパスすることはできない
シンプルな決まりですが、このルールは勝負の上ではとても重要。
相手をパスに追い込むことがオセロの大きな戦略となるのです。
【オセロ】ルール 勝利条件
オセロは勝利条件もシンプル。
全部のマスが埋まった段階で数が多い方の勝利です。
しかしそれ以外の勝利条件も実は存在します。
途中での終了
厳密にはオセロは双方が打てなくなったらゲーム終了というルール。
普通は盤面が全て埋まって終わることになりますが、ときには空いているマスがあるのに挟める石がなく、もうどちらも打てないということもありえます。
その場合はそこでゲーム終了。石の多い方が勝者となります。
また途中で終わるパターンとして稀にあるのが、パーフェクト勝ちです。
これは途中で完全に片方の石がなくなってしまう状態のこと。
こうなるとどちらもそれ以上打つことはできなくなりますから、終了となります。
石差
数人が順位を決めるような場合や、何度も対局する場合などには、白と黒の石の数の差(石差)で勝負を決めることがあります。
石差は自分の石の数から相手の石の数を引いた値。
つまり勝った場合はプラス、負けた場合はマイナスの数になります。
また単純に自分の獲得した石数だけを記録する場合も。
では途中で両者打つところがなくなり終局となった勝負ではどうするかというと、空いていたマスは勝者の石数としてカウントします。
そしてパーフェクト勝ちは全てのマスを取ったという扱い。64対0になります。
まとめ
1度でも遊べば、オセロでルールに迷うことはほとんどないはず。
ただしこれ以上打つ場所がなくなったときなど、「あれ、どうするんだっけ?」ということになるかもしれません。
そのようなときには今回ご紹介した公式ルールをぜひ参考にしてみてください。
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