野球には背番号という制度があり、試合に出るには背番号を着用する必要があります。
背番号は、野球選手の「もう一つの顔」と呼ばれており、その背番号を背負った選手が引退したとしても、また別の選手が活躍するようにという想いを込めてその「顔(背番号)」を受け継ぎます。
つまり、「背番号〇〇番」と聞いたときに、どういう選手かを思い浮かべることができるということです。
あなたは「背番号33番」と聞いて、どういった選手を想い浮かべますか。
パッと思い浮かべることができた人もいれば、中々想い浮かべることができなかった人もいると思います。
今回は「背番号33番」にはどういう選手が多いのか、代表的な選手にはどんな選手がいるのか紹介していきます。
背番号33番を背負う意味とは
日本プロ野球界において「背番号33番」にはどんな意味があるのでしょうか。
背番号33番について解説していきます。
攻守に安定感のある内野手
「背番号33番」には歴代、攻守に安定感のある内野手が多いとされています。
現役では、
・福岡ソフトバンクホークスの「増田珠内野手」
・楽天ゴールデンイーグルスの「銀次内野手」
・阪神タイガースの「糸原健斗内野手」
・広島東洋カープの「菊池涼介内野手」
など4球団の選手が背番号33番を背負っています。
引退した東京ヤクルトスワローズの「畠山和洋」や背番号3番に変更した埼玉西武ライオンズの「山川穂高内野手」も背番号33番を背負ってプレーしていました。
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背番号33番を背負った代表的な選手
では、背番号33番を背負った選手にはどういう人がいたのでしょうか。
代表的な選手を紹介します。
ミスタージャイアンツ:長嶋茂雄
生年月日:1936年2月20日
出身地:千葉県
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:読売ジャイアンツ
タイトル・表彰歴:首位打者、本塁打王、打点王、最多出塁率、最多安打、最優秀選手、新人王、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)、野球殿堂競技者表彰、日本シリーズMVP、日本シリーズ打撃賞、国民栄誉賞、文化勲章
長嶋茂雄はミスタージャイアンツの愛称で多くの野球ファンの心を鷲掴みしてきた今も語り継がれる伝説の選手の一人です。
野球を知らない人でも「長嶋茂雄の存在は知っている」という人が多いでしょう。
長嶋茂雄といえば、背番号3番のイメージが強いという人も多いと思いますが、2度目の読売ジャイアンツ監督時代に選手時代の3番に3を重ねて、背番号33番を背負って指揮を取っていました。
背番号33番を背負って7シーズンを戦い、リーグ優勝2回、日本一1回という好成績を残します。
当時は「野村ヤクルトVS長嶋巨人」の注目を浴びていました。
2000年からは背番号33番を移籍してきた主砲の江藤智に譲り渡すことになります。
広島東洋カープ:江藤智
生年月日:1970年4月15日
出身地:東京都東大和市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:広島東洋カープ、読売ジャイアンツ、埼玉西武ライオンズ
タイトル・表彰歴:本塁打王、打点王、最高出塁率、最多勝利打点、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
広島東洋カープにて本塁打王、打点王など主軸打者として活躍し、その後、読売ジャイアンツに移籍してきました。
広島東洋カープでは金本知憲、緒方孝市、野村謙二郎という日本を代表する打者がいましたが、江藤智はその中でも主軸を張れる打者でした。
広島東洋カープ時代から背番号33番を背負っており、読売ジャイアンツに移籍する際にも、ミスタージャイアンツ長嶋茂雄の背番号33番を譲り受けるなど、かなり期待されていました。
その期待通り、最多勝利打点を挙げるなど日本一に貢献することになります。
背番号33番の代表的な選手と言える活躍を見せています。
広島東洋カープ:菊池涼介
生年月日:1990年3月11日
出身地:東京都東大和市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:広島東洋カープ
タイトル・表彰歴:最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、月間MVP
現役選手で、背番号33番の名内野手といえば真っ先に菊池涼介を思い浮かべるのではないでしょうか。
菊池涼介といえばその高い守備力で、2014年に開かれた日米野球でMLB公式サイトでは「全てのグラブトスの理想像を披露」という表現で賞賛を浴びるなど、世界的にも有名な選手となりました。
他にも「魔法使い」などの賞賛の声が出ています。
その高い守備力が認められて、二塁手としては史上最多の9年連続でゴールデングラブ賞を受賞しています。
背番号33番を代表する選手に成長していきました。
東北楽天ゴールデンイーグルス:銀次
生年月日:1988年2月24日
出身地:岩手県
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:東北楽天ゴールデンイーグルス
タイトル・表彰歴:ベストナイン、ゴールデングラブ賞、月間MVP
「銀ちゃん」の愛称で親しまれている銀次はアマチュアからプロ入りまで捕手として活躍していましたが、打撃を生かすために2009年の秋季キャンプから内野手にコンバートされることになりました。
入団直後は背番号67番を背負ってプレーしていましたが、2011年に一度2軍降格し、そのシーズンオフに背番号33番へ変更することになります。
翌年からレギュラーに定着し、日本一にも貢献する活躍を見せました。
背番号33番を代表する選手の1人として成長しています。
まとめ
今回は内野手に多いとされる背番号33番についてと、背番号33番を背負う代表的な選手を紹介しました。
他にも背番号33番を背負ってプレーしている選手もいます。
今後、どのような選手が背番号33番を背負って活躍していくのか楽しみです。
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