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【RIZIN】階級一覧|男女別のリミット体重もご紹介!

毎年の年末特番で放送されることもあり、近年特に知名度が上がっている日本の格闘技イベントがRIZINです。
RIZINは総合格闘技とキックボクシングを中心に展開する大会。
DEEPや修斗、PANCRASE、RISEといった格闘技団体の垣根を越えた試合を組むことで高レベルな戦いを展開し、人気を集めています。
このRIZIN、実は階級が偏っていて、少ないことも特徴。
具体的にはどのような階級になっているのでしょうか。
そしてその理由は?
今回はRIZINの階級一覧をご紹介。
男女別のリミット体重と注目選手、勢力図についても解説します。

【RIZIN】階級が少ない理由

RIZINの体重別階級は、男子がライトヘビー級・ライト級・フェザー級・バンタム級・フライ級の5階級。女子はスーパーアトム級のみです。
これはなぜなのでしょうか。

旗揚げは重量級でスタート

RIZINは格闘技界にサッカーのチャンピオンズリーグの発想を取り入れたイベント。
それは「団体の垣根を越えて世界一を決める」ということです。
その実現のためにRIZINは選手の所属団体から試合単位で契約を買い取るシステムを構築。幅広い団体から選手が参戦できるようにしました。
そして2015年の旗揚げ当初、RIZINは体重90kgを超える重量級を中心に、往年の人気選手たちを揃えて興行を開催。
これは世界的に人気の重量級選手の迫力ある肉弾戦を見せるためでしたが、期待に反して世間からはあまり大きな反響を得られませんでした

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軽量級の人気で人気を獲得

問題は主戦場となる日本に重量級の人気選手が乏しいこと。
そこでRIZINは、日本人が世界と戦える軽量級に注目。まず日本で圧倒的に支持されるもの目指すことにしました。
実際に小柄な選手がスピードやテクニックを競い合う軽量級なら、日本人選手はパフォーマンスを最大限に発揮可能。それが知られるようになると、RIZINの人気は急上昇しました。
その結果、近年のRIZINは軽量級に的を絞った興行を行うようになったのです。

【RIZIN】階級一覧

では具体的なRIZINの階級を見てみましょう。
体重のリミットと、注目選手をご紹介します。

ライトヘビー級

ライトヘビー級のリミットは93kg未満
この階級の王座は2019年4月からイリー・プロハースカ選手でしたが、プロハースカ選手のUFC移籍で現在は王座が空位となっています。

ライト級

ライト級のリミットはライトヘビー級から一気に下がって71kg未満
スピードとパワーのバランスが良いと言われる階級で、ブラジルのホベルト・サトシ・ソウザ選手が絶対王者として君臨しています。
サトシ選手は「シン柔術マジシャン」「カナリア色の大和魂」と呼ばれる日系ブラジル人。
一方でライト級は、かつて川尻達也選手や青木真也選手、五味隆典選手が活躍していた階級。
武田光司選手や大原樹里選手など日本人選手の活躍も期待されています。

フェザー級

フェザー級のリミットは66kg未満
現在の王者はブラジル出身のクレベル・コイケ選手です。
以前は混沌としていたフェザー級は、「柔術界の鬼神」と称されるクレベル選手がチャンピオンになったことで、「打倒クレベル」の構図がはっきりとしてきました。
朝倉未来選手、平本蓮選手、金原正徳選手など、人気抜群の選手が多いのも特徴です。

バンタム級

バンタム級のリミットは61kg未満
「最強のMade in JAPAN」と称される堀口恭司選手と2021年のトーナメント優勝者の扇久保博正選手がフライ級に転向し、堀口選手がベルトの返上を宣言したことで一気に混戦状態となっています。
主な選手は2021年のトーナメント準優勝者で前王者の朝倉海選手、トーナメントベスト4の井上直樹選手と瀧澤謙太選手、現在5連勝中の元谷友貴選手など。
近年最も盛り上がり、RIZIN人気を牽引した階級の勢力図は今後大きく変化することになります。

フライ級

フライ級のリミットは57kg未満
堀口選手が2022年大晦日の「RIZIN.40」でバンタム級から転向したことで大注目の階級となっています。
一般的に階級を下げるのは選手にとっては大変。しかも階級の少ないRIZINでは、バンタム級とフライ級のリミット差は4kgと大きく、大変な減量苦が心配されました。
しかし同じく階級を落としてきた扇久保選手に3−0の判定で快勝した堀口選手は「しっかり減量をした、くらいの感覚でした。コンディションはバンタム級のときと変わらず、まったく問題なかったです。ちょっと体が軽くなった感じはしましたけど」と発言。
今後も最強の座を揺るぎないものとするのか、注目が集まっています。

女子スーパーアトム級

女子はスーパーアトム級のみで、リミットは49kg未満
そもそもRIZINが軽量級選手中心の大会に方向転換したのは、女子の大会がきっかけだったと言われています。
スタート直後で人気がまだ低迷していた頃、RIZINの運営者たちはUFCで人気を誇っていた女子格闘技に注目。日本の女子レスリングや女子柔道は世界トップレベルであることから、まずは彼女たちを中心とした大会に舵を切ったのです。
その後、軽量級男子選手の大会も盛り上がる中、21年の大会では浜崎朱加選手と浅倉カンナ選手の王座決定戦がメインイベントに。女子の対戦も高い人気を保っています。
その女子スーパーアトム級は伊澤星花選手が2023年3月現在の王者。元王者の浜崎朱加選手やパク・シウ選手、RENA選手などと覇権を争っています。

まとめ

世界最大の総合格闘技団体であるUFCが重量級で人気を集めているのとは対照的に、軽量級に的を絞っているRIZIN。
そのおかげで日本人選手にとっては大きな活躍の場となっています。
近年はバンタム級が人気を牽引しましたが、今後はどの階級が最大の激戦区となっていくのか、要注目です。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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