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【総合格闘技】階級一覧|各団体別の情報まとめ

総合格闘技は、あらゆる格闘技術をミックスさせ、最強を競い合う競技。
日本ではRIZIN、アメリカではUFCなどが人気を誇っています。
ボクシングなどと比べてルールの自由度が高いのも特徴ですが、この総合格闘技にもボクシングのような体重別階級はあるのでしょうか。
今回は、総合格闘技の階級について解説。
各団体がどのような基準で階級を分け、試合を行なっているのかをご紹介します。

【総合格闘技】階級とは

【総合格闘技】階級一覧|各団体別の情報まとめ①結論から言えば、総合格闘技にも体重別の階級制度はあります。
それはいったいなぜなのでしょうか?

体重差による不公平

打撃技、投げ技、寝技、締め技、関節技などを駆使する総合格闘技では、体重差はとても大きなハンデ。体重が重い選手ほどパンチ力などが飛躍的に上がります。あまりにも体重が違う選手同士が戦えば、最悪の場合、死亡事故も起きかねないため、体重別に階級を分けるのです。

興行収入

階級がひとつだと、各団体でチャンピオンは1人になり、タイトルマッチの回数はとても少なくなってしまいます。逆に階級を増やせば、チャンピオンの数とタイトルマッチの試合数も増加。興行収入もアップするのです。

【総合格闘技】階級のルール

では総合格闘技の階級はどのように分けられているのでしょうか。
総合格闘技にはたくさんの団体があり、ルールもさまざま。しかし階級に関しては大きく2つに分けられます。
それは①MMAユニファイドルールを採用するか、②独自のルールを採用するか、という2種類です。

MMAユニファイドルール

総合格闘技はブラジルで「ヴァーリトゥード(何でもあり)」と呼ばれていた格闘技がベース。
その名の通り、最初はほとんどルールなく、合法的ですらない戦いも見られました。
しかしそれでは危険だということで、その後さまざまなルールを制定。その過程でMMAユニファイドルールが定められました
これは団体の枠を超えた「統一ルール」のこと。
ニュージャージー州のNJSACBという団体が認定していますが、法的な拘束力や強制力があるわけではないため、適用している団体とそうでない団体があることが特徴です。
そのルールの一つが体重別階級の基準
つまりMMAユニファイドルールを採用している多くの団体では、同じ体重区分を採用しているのです。

【関連記事はこちら】⇩
【総合格闘技】MMAの魅力とは?|人気上昇中のRIZINに迫る!
総合格闘技(MMA)の各団体の特徴や年収を解説!海外との比較も!

MMAユニファイドルールの階級

総合格闘技のユニファイドルールでは、以下の階級が定められています。

・スーパーヘビー級:265 lb (120.2 kg)以上
・ヘビー級:265 lb (120.2 kg)以下
・クルーザー級:225lb(102.1kg)以下
・ライトヘビー級:205 lb (93.0 kg) 以下
・スーパーミドル級:195lb(88.5kg)以下
・ミドル級:185 lb (83.9 kg) 以下
・スーパーウェルター級:175lb(79.4kg)以下
・ウェルター級:170 lb (77.1 kg) 以下
・スーパーライト級:165lb(74.8kg)以下
・ライト級:155 lb (70.3 kg) 以下
・フェザー級:145 lb (65.8 kg) 以下
・バンタム級 :135 lb (61.2 kg) 以下
・フライ級:125 lb (56.7 kg) 以下
・ストロー級:115 lb (52.2 kg) 以下
・アトム級:105 lb (47.6 kg) 以下

実際にはこの階級を全て採用するわけではありません。
MMAユニファイドルールに従う団体の多くはこの中からいくつかの階級を選ぶのが一般的。
MMAユニファイドルールに対して不足している階級は、その上の階級に含まれることになります。
一方、独自のルールを採用する団体は体重区分でも独自性を打ち出すのが一般的です。

【総合格闘技】各団体の階級

【総合格闘技】階級一覧|各団体別の情報まとめ②では各団体の階級はどのようになっているのでしょうか。
主だった人気団体をご紹介します。

UFC

1993年にアメリカで誕生したUFCは世界で最もメジャーな総合格闘技団体
世界70カ国以上から最高峰の選手が参戦しています。
UFCがMMAユニファイドルールの中から採用しているのは以下の階級です。

男子
・ヘビー級
・ライトヘビー級
・ミドル級
・スーパーウェルター級
・ウェルター級
・ライト級
・フェザー級
・バンタム級
・フライ級

女子
・フェザー級
・バンタム級
・フライ級
・ストロー級

階級は男子が8階級で、女子が4階級です。

【関連記事はこちら】⇩
UFCとは?初心者が知っておきたい基礎知識を解説!
【UFC】最強ランキング一覧|各選手の衝撃的KOもご紹介!

Bellator

2008年に設立されたBellator(ベラトール)はアメリカNo2のメジャー団体。
こちらもMMAユニファイドルールを採用しています。

男子
・ヘビー級
・ライトヘビー級
・ミドル級
・ウェルター級
・ライト級
・フェザー級
・バンタム級
・フライ級

女子
・フェザー級
・フライ級
・ストロー級

階級は男子が7階級で、女子が3階級です。
UFCにはあった男子のスーパーウェルター級と女子のバンタム級がこちらにはないのが特徴です。

【関連記事はこちら】⇩
【ベラトール】UFCとの違いについて解説!どっちが強い団体?

ONEチャンピオンシップ

シンガポールを拠点とするONEチャンピオンシップはアジア最大の総合格闘技団体
階級の設定は他の格闘技団体とは大きく異なっていて、水抜き減量を禁止しているのが特徴です。
これは計量当日に極度に水分を減らして計量をクリアする行為を禁止するもの。
代わりに日常的なトレーニング時の体重(ウォーキングウェイト)で階級を指定するウォーキングウェイト制を採用しています。
これによって無理な減量を防止し、選手の体調や健康を守っているのです。
その階級は以下の通り。
体重の区分もMMAユニファイドルールとは違ったものになっています。

男子
・ヘビー級:102.2kg 〜 120.2 kg
・ライトヘビー級:93.1 kg 〜 102.1 kg
・ミドル級:84.0 kg 〜 93.0 kg
・ウエルター級:77.2 kg 〜 83.9 kg
・ライト級:70.4 kg 〜 77.1 kg
・フェザー級:65.9 kg 〜 70.3 kg
・バンタム級:61.3 kg 〜 65.8 kg
・フライ級:56.8 kg 〜 61.2 kg
・ストロー級:52.3 kg 〜 56.7 kg
・アトム級:47.7 kg 〜 52.2 kg

女子
・ストロー級:52.3 kg 〜 56.7 kg
・アトム級:47.7 kg 〜 52.2 kg

【関連記事はこちら】⇩
【ONE】どんな格闘技?本拠地や団体の特徴についてご紹介!

RIZIN

RIZINはPRIDEを前身としている日本の総合格闘技団体です。
MMAユニファイドルールを主体にしていますが、キックボクシングルールやグラップリングルールなどさまざまなルールをミックス。
階級も独自のものとなっています。

男子
・ライトヘビー級:93.0 kg未満
・ライト級:71.0kg未満
・フェザー級:66.0kg未満
・バンタム級:61.0kg未満

女子
・スーパーアトム級:49.0kg未満

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修斗

初代タイガーマスクの佐山聡氏が総合格闘技の競技化を目指して1984年に創設した修斗は日本屈指の老舗団体
MMAユニファイドルールとは違う独自の階級を設定しています。

男子
・スーパーヘビー級:120.2kgから無制限
・ヘビー級: 120.2kg以下
・ライトヘビー級:93.0kg以下
・ミドル級:83.9kg以下
・ウェルター級:77.1kg以下
・ライト級:70.3kg以下
・フェザー:65.8kg以下
・バンタム級:61.2kg以下
・フライ級:56.7kg以下
・ストロー級:52.2kg以下
・アトム級:47.6kg以下

女子
・スーパーアトム級:50.0kg以下

パンクラス

1993年に旗揚げされたパンクラスも老舗の国内団体
こちらも独自の階級を採用しています。

男子
・無差別級
・ミドル級:83.9kg以下
・ウェルター級:77.1kg以下
・ライト級:70.3kg以下
・フェザー:65.8kg以下
・バンタム級:61.2kg以下
・フライ級:56.7kg以下
・ストロー級:52.2kg以下

女子
・バンタム級:61.2kg以下
・フライ級:56.7kg以下
・ストロー級:52.2kg以下

まとめ

総合格闘技は誕生してからの歴史がまだ浅い格闘技。
また各団体の独自性を打ち出す傾向が強いため、階級についても統一したルールがほとんどない状態です。
しかし今後、団体の枠を超えた試合が行われるようになっていけば、ルールや階級はさらに統一されて分かりやすいものになっていくかもしれません。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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