バスケットボールには時間に関するルールがたくさんあります。
代表的なものは「3秒ルール」「5秒ルール」「8秒ルール」「24秒ルール」「14秒ルール」です。
これらを全て理解してプレーすることで、反則を取られないだけでなく、意識してオフェンス・ディフェンスをすることで、試合を有利に進めることが出来ます。
その中でも、オフェンス側に適応されるルールが「3秒ルール」です。
とても細かいルールのため初心者で最も反則が起こりやすい秒数ルールの1つでもあります。
今回はその「3秒ルール」について解説していきます。
バスケの3秒ルールとは
バスケの3秒ルールはオフェンス中に取られるバイオレーションの1つです。
攻撃中にペイントエリアでプレーする時間は3秒までとされており、それ以上プレーを続けるとバイオレーションを取られます。
これは、長身選手が有利になりすぎないように定められており、オフェンスはその時間内に攻めなければなりません。
相手チームに攻撃権を譲らないためにも、このルールを把握してプレーする必要があります。
ペイントエリアとは
3秒ルールが適用されるのは「ペイントエリア(制限区域)」と呼ばれる場所です。
「ペイントエリア(制限区域)」はゴール付近にある長方形に囲まれたエリアを指します。
施設によっては色が変わっているところもあり、選手がわかりやすいようになっています。
ルールが変わる前は、長方形ではなく、台形となっており、簡単に「台形エリア」と呼ばれることもありました。
このエリアはセンターやパワーフォワードなどの「インサイドプレイヤー」が活躍する場所です。
そのため、インサイドプレイヤーはこの「3秒ルール」をしっかりと把握する必要があります。
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バスケの3秒ルールが適用される条件とは
3秒ルールが適用されるにはいくつかの条件があります。
それぞれ解説していきます。
ゲームクロックが動いているとき
3秒ルールはゲームの時間が動いている場合に適用されます。
つまり、スローインなどの時間が止まっている時は適用されません。
オフェンス側のチームが相手チームのペイントエリアに連続して3秒以上いるとき
オフェンス側のチームが相手チームのペイントエリアに3秒以上留まることで適用されます。
これは、両足だけでなく、片足の一部が入っているときでも同様です。
留まっているプレイヤーのボール保持は問わない
3秒ルールはペイントエリアに留まっている選手がボールを持っているかどうかは問いません。
多くの場合では、対象プレイヤーがボールを持っていないときに起こりやすい傾向にあります。
3秒ルールが適用されやすい状況
3秒ルールはどういう状況で適応されやすいのでしょうか。
いくつかのパターンを紹介します。
ペイントエリアでパスを待っているとき
3秒ルールはペイントエリアに立っていることで、適用されます。
そのため、ペイントエリアでパスを待っているときに発生しやすいです。
片足が入っている状態でも適用されるので、気づかずに3秒ルールのバイオレーションを取られることが多々あります。
インサイドプレイヤーは3秒ルールを意識して、パスを受けるようにしましょう。
ゴールに対して背を向けてドリブルしているとき
3秒ルールはボールを持っている時にも発生します。
インサイドプレイヤーはゴールを背にしてボールを受け、そのまま背を向けながらドリブルしゴール下まで進むことがあります。
その時に、ペイントエリアで3秒以上滞在した場合、シュートを打たなければ3秒ルールが適用されます。
3秒経過する前にパスをするかシュートまで持っていくようにしましょう。
3秒ルールが適用されない例外
3秒ルールが適用されない例外のパターンも存在します。
これを意識していれば、バイオレーションを取られることもないので、覚えておいてください。
ペイントエリアから出ようとしている
ペイントエリアで3秒以上留まっていると、3秒ルールが適用されてしまいます。
例えば、2.8秒留まっていて、外に出ようとしても3秒以上経過しています。
その場合に3秒ルールが適用されてしまうと3秒よりも早く出る必要が出てきます。
ここで例外ルールとして、ペイントエリアから出ようとしている姿勢が見られると3秒ルールを取られることはありません。
インサイドプレイヤーは忘れずにペイントエリア外に出るようにしてください。
味方(自分も含む)がシュートをする
3秒ルールはペイントエリアに留まっていることで適用されると、先述しましたが、ボールの保持は関係ありません。
パスを待っているときやドリブルをしているときに適用されます。
その状態でペイントエリアに3秒以上滞在していると、3秒ルールは適用されてしまいますが、シュートをすることで適用されなくなります。
3秒以上経過してしまったときは、シュートまで持っていくようにしましょう。
まとめ
今回は数多くある秒数バイオレーションの1つである3秒ルールについて解説しました。
バスケの秒数ルールを把握していないと、バイオレーションを取られてしまい攻撃権が相手に移ってしまいます。
細かいルールのため、すぐに全て把握するのは困難ですが、しっかりと覚えてプレーすることで試合を有利に進めることが出来ます。
他にもある秒数バイオレーションのルールを覚えてバスケをするようにしましょう。
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