トライアスロンと聞くと「大変そう」というイメージがありますよね。
しかし、小中学生を対象にしたキッズジュニア大会や70〜80歳のエイジグループの選手が活躍するなど、年齢幅が意外と広いのです。
人それぞれ始めるきっかけや目的は違いますが、みんながトライアスロンを完走した達成感を求め、今や国内競技人口は約30万人だとされています。
知らないだけで、あなたの身近な人もトライアスロンに挑戦していたなんてこともあるかもしれませんね。
この記事では、「トライアスロンに挑戦してみたい、興味がある」という方に向けて、競技内容や正式距離について詳しく解説していきましょう!
トライアスロンとはどんな競技?
トライアスロンとは「水泳・自転車・長距離マラソン」の3種目を順番に連続して行い、そのタイムを競う耐久競技のことです。
1974年にアメリカで編み出された後、2000年のシドニー大会から、オリンピックの正式競技に認定されました。
このことからも、トライアスロンの人気ぶりがうかがえますね。
語源について
誰もが一度は耳にしたことのある単語ですが、そもそも「トライアスロン(triathlon)」とはギリシャ語の複合語です。
「トライ(tri)」は「数字の3」、「アストロン(athlon)」は「競技」を意味します。
魅力について
トライアスロンの魅力は、なんといっても完走した際の「達成感」でしょう!
完走するには練習が必要ですし、距離によって違いますが、競技時間も長時間になります。そんな中、完走することができれば、この上ない達成感を感じられるはず。
また、体力や忍耐力がつくだけでなく、「自分にもできる!」という自信にも繋がり、精神面にも良い効果をもたらすことでしょう。
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トライアスロンの競技内容は?
3種目の競技を連続して行わなければならないトライアスロンでは、まずはそれぞれの種目を理解する必要があります。
体力をつけることも大切ですが、「いかに効率良く疲れずにできるか」というのも完走するためには必要なスキルです。
ここでは、競技内容を把握するためにも、それぞれ簡単に説明していきましょう。
①水泳(スイム)
最初に行われる1種目目のスイムの会場となるのは、海もプールも両方あります。海の場合は、ブイが浮いてあるコースに沿って泳ぎます。
泳ぎ方に指定はないため、クロールや平泳ぎなど、あなたの得意な泳ぎ方に挑戦しましょう。
また、基本的にはクロールで泳ぎ、疲れたら平泳ぎに変更するといった泳ぎ方でも大丈夫です。
②自転車(バイク)
2種目目は自転車によるバイクです。空気抵抗をより少なくできるロードバイクやトライアスロンバイクが必要になります。
あらかじめ決められたコースを自転車で走り抜くためには、あなたの身体に合ったバイクを選ぶことが大切です。
③長距離マラソン(ラン)
最後の種目は長距離マラソンのラン。バイクと同様、決められたコースを走ることになります。
身体に負荷がかかった状態で走るため、普段の練習から疲れた状態で走ることを意識するのが重要です。
また、ランニングはスイムやバイクに比べると日常的に練習しやすいため、1番タイムを縮められる可能性があると言えるでしょう。
トライアスロンの正式距離は?
実はトライアスロンには、部門ごとに何種類もの距離が存在しています。
申し込みをする際、きちんと確認しないと「こんなに長い距離を走る予定じゃなかったのに!」という事態になることも。
ここでは、トライアスロンの正式距離について解説していきますね。
ショートディスタンス
1番メジャーなのは「スイム1.5km、バイク40km、ラン10km」の「ショートディスタンス」です。完走するには2〜4時間ほど。
オリンピックや世界選手権でも採用されていることから、「オリンピックディスタンス」とも呼ばれます。
ミドルディスタンス
「スイム2.5km、バイク80km、ラン20km」の距離は「ミドルディスタンス」と言います。
ショートの約2倍もの距離になるため、完走までに5〜8時間はかかると見込んでおきましょう。
ロングディスタンス
「スイム4km、バイク120km、ラン30km」の「ロングディスタンス」は、ショートの約3倍もの距離になります。
朝にスタートしても完走する頃には夜になるほどの競技時間を要するため、初心者にはおすすめできないでしょう。
アイアンマンディスタンス
ご存知の通り、「アイアンマン」とは「鉄人」という意味です。
それもそのはず、「アイアンマンディスタンス」は「スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km」という常人には到底できそうにない過酷な距離なのです。
制限時間である17時間以内に完走できた人には、「アイアンマン」の称号が与えられます。
3.8km泳いでバイクを180km漕ぎ、最後にフルマラソンを走るなんて、まさに「アイアンマン」にしかできそうにないですよね…!
スプリント
「スプリント」とは「スイム750m、バイク20km、ラン5km」というショートの半分の距離です。
初心者であれば、最初にこの距離から始めてみる方もたくさんいますよ。
トライアスロンに挑戦してみよう!
今回はトライアスロンの競技内容や正式距離について解説しましたが、いかがでしたか?
ついつい「大変そうだから自分にはできない」なんて思ってしまいますが、部門ごとに距離が違うため、あなたに合った距離が選べます。
あなたもこの記事を参考にしながら、トライアスロンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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