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【跳び箱】上手に跳ぶコツは5つ!苦手な理由と練習方法も解説!

跳び箱は小学校の体育で習う中でも苦手な子どもが多い種目。
子どもの頃にどうしても跳べなかったという方も多いのではないでしょうか?
今回は、跳び箱が苦手になってしまう理由と、上手に跳ぶためのコツ、自宅でもできる練習法をご紹介します。
コツを覚えて練習すれば、驚くほど上手になれるかもしれません。

【跳び箱】苦手な理由

跳び箱が苦手という子どもは多いもの。
しかし体力的な理由で跳べないということはあまりないといわれています。
ではどのような理由があるのでしょうか。

恐怖心がある

跳び箱が跳べない理由で最も大きいのは恐怖心
跳び箱ぶつかるかもしれない恐怖心、足を地面から離す恐怖心、体を浮かせる恐怖心など、跳び箱には怖さを感じる要素がたくさんあります。恐怖心があるとさまざまな場面で動きにブレーキかかり、うまく跳ぶことができません。

助走のスピードが遅い

助走にスピードがあれば、低い跳び箱はその勢いだけで簡単に跳べてしまうもの。
ところがスピードが出ていないと跳び箱は格段に難しくなります。
スピードといっても、全力疾走よりは格段に遅い速度で大丈夫。そのスピードも出せないのは、やはり恐怖心が大きな理由になっています。

両足での踏切に慣れていない

助走のスピードは十分なのにうまく跳べない場合、ロイター版での踏み切りがうまくいっていないことがよくあります。その大きな理由は、両足での踏み切りに慣れていないこと。
走った後に両足で踏み切ってジャンプする動きは跳び箱以外にはほとんど行う機会がなく、その動きに慣れていない子どもも多いのです。

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【跳び箱】自宅でもできる練習法

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跳び箱が跳べない子どもの多くは、前述のように恐怖心が最も大きな理由となっています。
失敗する → 怖くて止まってしまう → 失敗する という負の連鎖。
まずはこの恐怖心を薄める練習から始めるのがお勧めです。

手押し車

手押し車は、腕立ての姿勢で補助をする人が足を持ち、前に向かって歩くトレーニング
昭和のスポ根世代には腕のトレーニングとしておなじみでしたが、今でも体幹トレーニングとして行われています。
この手押し車がなぜ跳び箱の練習になるのでしょうか?
それは、「頭よりもお尻が高い」という非日常的な姿勢を体験できるからです。
実は跳び箱を怖いと感じる理由の一つが、頭よりもお尻が高い姿勢への恐怖心
手押し車や、手で支えてあげる逆立ちを日頃から経験すると、恐怖心が薄くなると言われているのです。また手押し車は手で体重を支える感覚の練習にもなります。

動画を見る

跳び箱がうまくできない子どもの多くは、正しい跳び方のイメージがつかめていないことがあります。
そのような子どもには、動画を見て行うイメージトレーニングがお勧め。
成功しているイメージが持てれば、その通りに体も動きやすくなります。

カエル跳び

カエル跳びは前に手をついて体を支えたまま足でジャンプし、足を前に出して進む運動です
最初はしゃがんだ姿勢の、普通のカエル跳びから始めてください。慣れてきたら手と足の間隔を広げ、大きくジャンプするようにします。ひざを軽く伸ばして腰を上げた姿勢からできるのが理想。
こうすれば両足で踏み切り、体を伸ばして手をつく跳び箱の体の使い方に近い練習ができます。

馬跳び

家庭でもできる練習の代表が、馬跳びです。
最初はパパやママが床に伏せて丸くなり、低いところから始めます。跳びやすいのは距離が短い横向き。
成功体験で恐怖心を薄めるためにも、跳びやすい高さで練習してください。

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【跳び箱】上手に跳ぶコツ

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恐怖心がなくなれば跳び箱はかなり跳びやすくなりますが、上手に跳ぶためのコツもあります。
コツを押さえずに失敗すると、また負の連鎖に陥りがち。跳び箱を使って練習するときには、コツを忘れないようにしてください。

コツ①|助走のスピードを落とさない

助走のスピードは最も大切なコツの一つ。
失敗する子どもの多くが、主に恐怖心からスピードを落としてしまっています
恐怖心があると、分かっていても体が勝手に止まってしまうもの。
これは恐怖心をなくす練習と、低い跳び箱で成功することを繰り返すのが効果的だと言われています。

コツ②|ロイター板を上手に使う

跳び箱のジャンプ台であるロイター板は奥側の反発力が強くなっています。
あまり手前に乗ってしまうと止まってしまうため、奥に乗るのがコツ
ただし、跳ぶ位置ばかり気にして板を見てしまったり、小走りになったりして速度が落ちるようでは逆効果です。
板を見なくてもなんとなく目算で踏み切れるようにしてください。
そのために自宅でできる練習もあります。
まず床にビニールテープなどで目印となる輪を貼ります。そこに向かって走っていき、輪の中に両足をついてジャンプ。
前を見たまま目算で踏み切る練習をします。最初は床を見てしまいますが、繰り返すことで感覚がつかめてくるはずです。

コツ③|奥に手をつく

実践しやすく効果絶大なのは、跳び箱の奥に手をつくというコツです。
失敗する子どもの多くは、跳び箱の手前か中央付近に手をついてしまい、跳び箱の上に座ってしまいます。
手をつく位置は、できるだけ奥。指がはみ出さないように注意しながら、できるだけ遠くを目指して跳び、奥に手をつきます
こうすればほとんど自然に跳び越えてしまっているはずです。

コツ④|お尻を上げる

速度も十分で、奥の方に手をついているのに、腕を突っ張って止まってしまう子どももいます。
これは体重が後ろに残ったままだから。腕よりも肩が前に出れば、体重が前に移ります。
そのためのコツは、お尻を上げること
手押し車でお尻が高くなる姿勢に慣れていれば、怖いと感じずにお尻を上げて体重を前にかけられるはずです。

コツ⑤|高い跳び箱のコツ

低い跳び箱は恐怖心をなくせば比較的簡単。でも段が増えてくると、やはり難しくなってきます。
高い跳び箱は上に向かって跳ぶことを意識しがちですが、大切なのは前への勢い。
ロイター板からの踏み切りは、上ではなく斜め前へというイメージで跳びます。高くなってもなるべく跳び箱の奥に手をつくのは同じ。
しかしジャンプと同時につこうとすると、手はどうしても跳び箱の真ん中より手前になってしまいます。
コツは、ジャンプしてから手をつく、という意識
前に大きく跳んでから、より遠くに手をつくようにしてください。
跳び箱が高くなってもお尻を高く上げるのは重要。
勢いを利用してお尻を上げ、体重を前に移動して跳び越えます。

まとめ

跳び箱で重要なのは、前へ速く走り、より前に手をついて、体重を前に移動すること。
うまく跳べない子どもの多くは、跳び箱への恐怖心が前に向かう動きのブレーキになっています。
簡単なことから始めて成功を重ねれば、恐怖心は薄くなるはず。コツを押さえて、少しずつステップアップしてください。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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