体操競技は幼少期もしくは小学校から習い事として、習わせている親御さんも多いのではないでしょうか。
小学校からは体育で体操をやることが多くなります。
体操は身体の使い方、ボディーバランス、リズム感など、どんなスポーツをする上でも必要な要素が数多くあり、今後、他のスポーツをやりたくなっても応用が効くようになるスポーツの1つです。
体操競技を本格的に子どもにやらせたいが、スクールに通うためには、ある程度の費用がかかります。
やらせたい気持ちはあるが、その費用をかけることができないという方も多くいるのではないでしょうか。
今回はそんな将来、体操競技を子どもにやらせたいが、スクールに通う前に、まずは家や公園で出来ることをしたいという方に向けて、小1からできる体操競技に必要なトレーニング方法をご紹介します。
体操競技について
体操競技について知ることで、より効果的にトレーニングをすることが出来ます。
トレーニングの基本として、「何の目的でどこをトレーニングしているか」を意識することが大切です。小1から全てを理解することはもちろん難しいですが、それを教えている大人はある程度理解した上で教えることが大事になってきます。
まずは体操競技についてご紹介します。
体操競技の種目
体操競技には種目が分かれており、男子は「ゆか・平行棒・つり輪・あん馬・跳馬・鉄棒」の6種目があり、女子は「跳馬・段違い平行棒・ゆか・平均台」の4種目が行われています。
これらは各種器具の特性を活かした演技で構成されています。女子の「ゆか」は他の種目と違って、音楽に合わせて演技をすることが特徴的です。
多くの場合、筋力が必要になる競技が多いのですが、小学生から筋力トレーニングすることは怪我に繋がる可能性が高いため、あまりオススメしません。早くても小学生後半、もしくは中学校くらいからのトレーニングをオススメします。
成長曲線に応じて、トレーニングを選んでいく必要があります。
体操競技の特徴
体操競技の特徴としては先述した通り、様々な種目があり、それぞれの器具の特性を活かして競技することが特徴的です。その中での共通点を挙げるとすれば、「跳躍・回転・支持」の要素が多くあります。
筋力が必要な部分はあるのですが、子どもの頃からある程度経験しておくことで、今後本格的に体操競技を始める時に役に立ちます。
体操競技において小学生の時に意識して伸ばしておいた方がいい能力
体操競技において、必要な要素は「跳躍・回転・支持」で子どもの頃からある程度意識しておく必要があると先述しました。
もう少し細分化していくと、回転は「身体のバランス」「方向感覚」などが必要です。
跳躍は「下半身の筋力」「リズム感」などが必要です。
支持は「身体のバランス」「全身の筋力」などが必要になります。
このように細分化して、子どもの成長曲線に合わせてトレーニングを選択していくことが大切です。
小1からできる体操競技のためのトレーニング方法
いざ体操競技をやらせようとしても、本格的に競技が出来るほど小学生の身体は出来上がっていません。
まだ成長途中にあるため、成長に合わせてトレーニングを選んでいく必要があります。意識としては「トレーニングをする」というよりも「遊んでいる」という感覚で取り組むことが大切です。
今回は家や公園でもできる体操競技のためのトレーニング方法をご紹介します。ぜひやってみてください。
けんけんぱ
「けんけんぱ」は子どもの頃にやったことがある人も多いのではないでしょうか。
地面に円を書いて、1つの円には片足(けん)、2つの円には片足ずつ(ぱ)を繰り返していく遊びです。跳躍に必要なリズム感と、地面の反発を利用する感覚を養えることが出来ます。
目的の動作に応じて身体を操作する巧緻性もこのトレーニングでは学ぶことが出来ます。
2チームに分かれて、リレー形式にするのも「遊び」と「勝負」の要素が加わり、楽しみながら続けることが出来ます。
前回りや後ろ回り
こちらは体操競技にかなり近い動作の1つです。
小学校もしくは幼少期になると、マット運動として行ったことがある方は多いのではないでしょうか。ただ前に回転する、後ろに回転するというだけではなくて、綺麗に回るということを意識することで、「身体のバランス」と「方向感覚」を養うことができます。
ある程度できるようになれば、脚を伸ばしたまま回転する、側転をするなど、難易度を上げていくことで、段階的に成長することができます。
何かをチャレンジした時に達成する喜びも味わうことができるため、成長段階である小学生のころにはとてもいい体験になります。
平均台じゃんけん競争
校庭にある埋め込み式のタイヤや、平均台を使って遊ぶトレーニング方法です。
2チームに分かれて、両端へ分かれます。相手の陣地へ、上に乗りながら進んでいき、相手とぶつかる時には「じゃんけん」で勝った方が前へ進めます。
負けた方は自分の陣地に戻り、味方と交代します。先に相手陣地についたチームが勝ちとなります。
こちらはバランス能力を養うことができます。バランスを取りながら上半身は違う動きをする必要があるため、上半身と下半身の連動性も養うことができます。
楽しみながらできる遊びなので、コミュニケーションの一環として取り入れても良いでしょう。
まとめ
体操競技は体幹の筋力が向上するため、他のスポーツをする上でも役に立ちます。
回転やバランス能力を養えるトレーニングにおいては、怪我をしないように注意しておく必要があります。
安全に正しく楽しくトレーニングができるよう周りの大人の配慮は必須です。
ぜひ、子どもと一緒に取り組んでみてください。
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