サッカーは世界だけでなく、日本でもとても人気があるスポーツの1つで、その存在を知らないといった人は少ないでしょう。
競技人口もかなり多く、小学生に聞いた将来なりたい職業の1つに「プロサッカー選手」と答える人も多いのではないでしょうか。
しかし、より上手くなろうと練習を頑張っている競技者も1度の怪我でパフォーマンスが低下してしまう可能性もあります。
サッカーはコンタクトが多いスポーツで、その分、怪我も多く発生します。では、コンタクトをしたときだけ怪我が発生するのでしょうか。
答えは「NO」です。非コンタクトの時でも怪我が発生する場合もあります。
今回は「コンタクト時」と「非コンタクト時」に起こりやすい怪我をご紹介します。
【サッカー】コンタクト時に起こりやすい怪我とは?
サッカーはコンタクトが多いスポーツで、「相手を削る」という言葉があるくらい激しくぶつかることもあります。
もちろん、故意に身体へコンタクトをすると反則を取られることもありますが、スライディングやコンタクトにより倒されることも多いスポーツです。
まずはそんなコンタクトで起こりやすい怪我とその予防法をご紹介します。
足関節捻挫
サッカーで起こりやすい怪我の中で真っ先に思い浮かべるのが、この「足関節捻挫」でしょう。
足関節捻挫はタックルされた際にバランスを崩す時や、スライディングで足が引っかかった時に起こりやすい怪我です。もちろんピッチの状態が荒れていて凹凸に引っかかるといった非コンタクト時でも起こる場合もあります。
足関節は細かい靭帯があり、1つの靭帯だけが損傷するといった場合は少なく、2つ3つの靭帯、他の軟部組織を同時に損傷する場合が多いです。
そのため、程度がバラバラで医学的にはⅠ〜Ⅲ度まで分かれており、軽いものではテーピングや応急処置のみで済む場合もあります。
サッカー選手で足関節捻挫をしたことがないという人はいないといっても過言ではないくらい発生することが多いです。
打撲
打撲は外力が働いた時に皮膚や粘膜の表面や深層組織、筋肉が圧坐されたことによる損傷のことを指します。
サッカーはボールをカットする時や、シュートを打つ際に足を出すため、故意的ではなくても足が当たってしまう事もあります。さらには、コンタクトプレー時に腕があたる時もあります。
打撲を予測して防ぐことは出来ませんが、大事なのは打撲をした際は放置せずにしっかりと応急処置をすることです。打撲を放置することで、そこが硬結し、肉離れや他の障がいにつながってしまう可能性も出てきます。
足関節捻挫の予防法
不意のコンタクトを予測することは出来ないため、どれだけ意識をして予防をしていても、怪我が発生してしまう場合もあります。
では、どうすれば予防することができるのでしょうか。
まず、第一に考えられるのが、足関節周囲の筋肉を強化することでしょう。不意にコンタクトがあった場合でも、捻挫に耐えうる筋力があれば防ぐことができる場合もあります。
筋肉をトレーニングして補強することにより、靭帯損傷を防ぐことが出来ます。あとは足関節も含めた下半身の柔軟性を上げることです。
不意のコンタクトがあった際に、柔軟性があれば強いストレスを緩和することが出来ます。
【サッカー】非コンタクト時に起こりやすい怪我とは?
サッカーはコンタクトが多いスポーツでコンタクトによる怪我も多いですが、非コンタクト時にも怪我が発生します。
非コンタクト時に起こる怪我は、ある程度予防することが出来ます。
次はそんな非コンタクト時に起こる怪我をご紹介します。
肉離れ
肉離れはその名の通り、筋肉の線維が離れる、つまり断裂することを指します。筋肉が急激に収縮し、その衝撃に耐えることが出来ない時に肉離れを引き起こしてしまいます。
サッカーは、ダッシュ・切り返し・ボールを蹴る動作を繰り返すスポーツです。その際に、筋肉が伸び縮みを繰り返すのですが、筋肉の線維が上手く対応出来ないと筋肉が断裂してしまいます。
筋肉が伸ばされた時に力を発揮するタイミングで発生しやすいと言われています。肉離れは発生した瞬間、「ぶちっ」と断裂感を自分で感じることがあり、痛みを伴うことが多いです。
重症度によって、発生後の対処法は変わりますが、できるだけ早く応急処置、治療を行うことをお勧めします。
フットボーラーズ・アンクル
フットボーラーズ・アンクルはその名の通り、サッカー選手に多い足関節の怪我のことを指します。
サッカーは足関節の動きが多いスポーツで、その際に足関節の骨同士が衝突します。その衝突が繰り返されると、足関節の前方や後方に骨棘が形成されてしまいます。
その骨棘によりインピンジメントを引き起こし痛みが発生します。
フットボーラーズ・アンクルと肉離れの予防法
「肉離れ」や「フットボーラーズ・アンクル」は違う怪我ですが、共通して柔軟性が低いと起こりやすいとされています。
ストレッチや準備運動により、柔軟性を高くすることで予防しやすいと言われています。
さらに、「フットボーラーズ・アンクル」は足関節捻挫により足関節の不安定性があると、発生しやすくなるため、足関節周囲の筋力アップも必要になります。
まとめ
今回は「コンタクト時」と「非コンタクト時」に起こりやすい怪我をご紹介し、その1部の怪我の予防法をご紹介しました。
怪我をしないことで、練習を継続することができ、その分、上手くなることが出来ます。
予防法はサッカーが上手くなるため練習の1つと思って、意識して取り組みましょう。
【関連記事はこちら】⇩
・サッカー選手の年俸はどれくらい!?ランキング形式で紹介!
・サッカー選手になるには!?海外チームまでの道のりは○○!