テニスはスポーツ漫画でもよくモチーフにされるなど、とても日本に馴染みのあるスポーツです。
軟式テニス、硬式テニスなどの種類があり、その特徴は大きく変わります。
軟式テニスは日本発祥のスポーツということを知らない人も多いのではないでしょうか。
フランス発祥の硬式テニスが日本に入ってきたのですが、当時はテニスボールが高価だということもあり、ゴムのボールが使われるようになったことがきっかけと言われています。
現在の中学校の部活動では、軟式テニスが多く、高校生になってから硬式テニスを始めたという人も多いのではないでしょうか。そういったこともあり、硬式テニスを小さい頃からするためには硬式テニススクールに通う必要があります。
テニススクールに通えば確かに硬式テニスは上手くなっていきますが、親としてはスクール費用も高いため通わせることが出来ないという方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな方のために小1からでもできる硬式テニスのトレーニング方法をご紹介します。
硬式テニスについて
硬式テニスのことを何も知らない状態でトレーニングしても、何が硬式テニスに良いのか意識できず、ただ何も考えないでトレーニングすることになります。
やはり硬式テニスのことを知った上でトレーニングすることが大事になります。
子どもに教える際にもテニスについてまずは知ってみてください。
硬式テニスのルール
ご存じの人も多いと思いますが、テニスはラケットを使ってテニスボールを打ち合うスポーツです。
①サーブが2本とも入らない、②打球がコート外に落ちる、③自分のコートに入ったボールをワンバウンド以内に打ち返せない、④相手の打球が自分の身体に当たるなど、これらのことが起これば相手の得点になります。
試合の形式にもよりますが、ポイントの数え方は「0・15・30・40・ゲーム」で、これらを1ゲームとし、6ゲームを1セットとします。
相手よりも決められたセット数を先取することで、勝負に勝つことが出来ます。
硬式テニスの特徴
硬式テニスの試合は平均1~2時間と言われており、長いと5時間以上も行うこともあります。世界最長の試合時間は11時間を記録したこともあります。それだけ長い間試合をするため、ある程度の体力は必要になります。
軟式テニスや硬式テニスはラケットを用いて、ボールを打ち返す必要があります。ラケットに上手くボールを当てることが出来なければ打ち返すことが出来ません。
硬式テニスにおいて小学生には何が必要?
テニスには体力が必要だと先述しましたが、体力は中学生から発達しやすいとされているため、その時期に応じてトレーニングすると良いでしょう。
ラケットを使うことが特徴であるため、小学生からラケットを扱うことに慣れることも大事です。
軟式テニスや硬式テニスはラケットにボールを当てることで初めて打ち返すことが出来ます。ボールをラケットに上手く当てなければ、相手のポイントになり、負けてしまいます。
つまり、ボールをラケットに当てる能力がテニスでは必要になります。ボールの距離感を掴む能力は小学生からトレーニングすることが出来ます。
小1からできるテニスのトレーニングとは?
今回は今すぐできるトレーニング方法をご紹介します。
簡単に楽しくできるトレーニングをご紹介するので、ぜひ子どもと一緒にやってみてください。
難しさや専門性に特化せずに、楽しくトレーニングすることがとても大切です。
風船遊び
いきなりボールを使うことは難しいため、最初は風船を使って、簡易なラケットで当てる練習をすることがオススメです。
1人でやるのも良いですが、親子でやることで、コミュニケーションも取れて一石二鳥です。
風船がワンバウンドまでOKなどのルールを加えることで、テニスに近づけたゲーム形式に遊ぶことが出来ます。
キャッチボール
キャッチボールは野球などのスポーツ特有のトレーニングかと思われることも多いですが、実はテニスでも効果的なトレーニングの1つです。
相手との距離感を測る能力や、タイミング良く手を離すといったリズム感を養えることが出来ます。ボールをキャッチすることで、ラケットにテニスボールをインパクトするタイミングなどもトレーニングすることが出来ます。
いきなりノーバウンドでキャッチすることや、上から投げることは難しいため、最初はワンバウンドしたボールをキャッチする、下から投げるなど段階を踏んでいくことで、飽きずに続けることが出来ます。
ボールの大きさを変えたりすることも1つの方法です。
いろんな投げ方を試してみてください。
真似っこ遊び
「学ぶ」の語源が「真似る」からきていると言われており、運動学習にはとても大切なことです。
教えてもらった動きをすぐに実践できることは、本格的にスポーツをするようになった時に大きなアドバンテージになります。特にラケットを使う動きは普段の生活で行うことがないため、習慣にすることが難しい動きです。
小学生の間に真似る能力を養うことで、スムーズに学習することが出来ます。向かい合い、相手と同じ動作をするような遊びで養うことが出来ます。
まとめ
今回ご紹介したトレーニングはテニスで必要な要素が含まれています。
小学生のころは本格的なトレーニングというよりも遊び感覚で行った方が楽しく継続することが出来ます。
どれもお家や近くの公園で出来るトレーニングをご紹介したので、ぜひ親子で一緒にやってみてください。
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