日本のプロ野球(NPB)12球団はそれぞれがホームスタジアムを所持しています。
日本各地に本拠を置くプロ野球チームの球場はどんな特徴があるのでしょうか。
各球団の本拠地となる球場を、それぞれ紹介していきたいと思います。
【プロ野球】各球団の球場 ※セ・リーグ
東京ドーム(両翼100m 中堅122m)
巨人のホームグラウンドです。1988年3月に開場した、日本初の屋根付き球場です。
主催試合以外でも昨今では、野球の国際大会やプロレスやアメリカンフットボールなど他のスポーツ競技、コンサートなども開催されています。
横浜スタジアム(両翼94m 中堅118m)
横浜DeNAベイスターズのホームグラウンドです。
神奈川県内の大学や高校の野球大会や、アメリカンフットボールの会場としても頻繁に使用されています。
2020東京五輪では野球・ソフトボールの会場として、両種目が行われています。
マツダZoomZoomスタジアム広島(左翼101m 右翼100m 中堅122m)
広島カープのホームグラウンドです。
2009年に開場となった、日本では珍しい左右非対称の形状となっており、天然芝であることや、狭いファウルゾーンなど、従来の球場に比べ特徴的な部分が多い球場です。
また、外野スタンド上段に設置されている「パフォーマンスシート」や、バーベキューエリア、砂かぶり席、またのぞき窓から試合を眺められる座席など、多彩な観戦スタイルが楽しめる球場でもあります。
バンテリンドームナゴヤ(両翼100m 中堅122m)
中日ドラゴンズのホームグラウンドです。
休場規模が両翼、中堅の他、左右中間が116mと、国内のプロ用球場の中では広い球場として知られ、また外野フェンスが高いことからもホームランが出にくいとされています。
阪神甲子園球場(両翼95m 中堅118m)
阪神タイガースのホームグラウンドです。
プロ野球以外でも、全国高校野球大会(夏の甲子園)、選抜高校野球大会(春の甲子園)でも毎年、会場として使用されています。
8月には夏の甲子園のため、阪神戦は開催されず、長期ロード(遠征)が恒例となっています。
内野グラウンドが黒土であり、12球団の本拠地で唯一、内野が芝ではない球場となっています。
神宮球場(両翼97.5m 中堅120m)
東京ヤクルトスワローズのホームグラウンドです。
プロ野球開催のほかに、東京六大学野球や、明治神宮野球大会など、学生・アマチュア野球の会場としても使用されてきています。
また、周辺には陸上競技場やラグビー場など、さまざまなスポーツ施設が在ります。
【プロ野球】各球団の球場 ※パ・リーグ
西武ドーム(両翼100m 中堅122m)
埼玉西武ライオンズのホームグラウンドです。
元々、屋根のない屋外球場だったが、1999年に屋根が架設され、ドーム球場となり現在に至っています。
側壁が無いため、室内空調設備が無く、球場内の温度は季節ごとに大きく変化することで知られています。
楽天生命パーク(両翼100.1m 中堅122m)
東北楽天ゴールデンイーグルスのホームグラウンドです。
2004年の同球団創設以降、本拠地として使用されています。
米メジャー球団の球場をモチーフとして、スタジアム敷地内にさまざまな娯楽施設が常設されています。
京セラドーム大阪(両翼100m 中堅122m)
オリックス・バファローズのホームグラウンドです。
2004年の大阪近鉄バファローズをオリックスブルーウェーブ(何れも当時)が吸収し合併以降、翌年よりオリックス・バファローズとなった現在の球団の本拠地として使用されています。
また、オリックス以外でも複数の球団が主催試合を開く球場でもあります。
札幌ドーム(両翼100m 中堅122m)
北海道日本ハムファイターズのホームグラウンドです。
サッカーJリーグのコンサドーレ札幌のホームスタジアムとしても使用されており、プロ野球開催時には野球グラウンド用人工芝が、サッカー開催時にはサッカーグラウンド用天然芝がそれぞれ使用されるシステムが取り入れられています。
福岡PayPayドーム(両翼100m 中堅122m)
福岡ソフトバンクホークスのホームグラウンドです。
1993年開場となった、日本初の開閉式の屋根を備えたドーム球場です。
もともと、天候により屋根の開閉が行われていましたが、騒音などの問題により、1999年の試合を最後に、屋根の開いた状態でのゲームは行なわれていません。
千葉マリンスタジアム(両翼99.5m 中堅122m)
千葉ロッテマリーンズのホームグラウンドです。
同球団が千葉県へ移転した1992年からホームグラウンドとして使用されています。
球場名にもある様に、スタジアムから東京湾までの距離が近いため、海陸風の影響が強い球場としても有名です。
まとめ
NPB全12球団の本拠地となる球場がどんなものか、調べてきました。
どの球場も、時代と共にさまざまな変化がみられます。また、プロ野球観戦だけでなく、さまざまな目的で使用される球場もあります。
観客席となるスタンドにも、それぞれ大きな違いがあります。
ぜひ、プロ野球観戦で各球団のホームグラウンドを訪れた際には、試合展開とともに、スタジアムの特徴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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