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テニスコートは5種類!それぞれの名前・特徴やプレーへの影響とは?

テニスプレイヤーにとって重要になるのが、テニスコートの種類。

どのテニスコートで戦うかによって、ボールの弾み方や勢いが異なるため、求められるプレーや戦術が変わります。

そこで本記事では、テニスコートの種類と名前、さらにはテニスコートによるプレーへの影響についてご紹介します。

テニスコートの種類を深く知れば、試合においてより有利な戦い方ができますよ。

テニスコートは全部で5種類

国や地域によって違いはありますが、日本ではおもに5種類のテニスコートが用いられています。下記でそれぞれの特徴を確認してみましょう。

①世界的に使用される「ハードコート」

ハードコートとは、セメントやアスファルトなどでできた表面が硬いコートのことです。

世界四大大会と呼ばれる全豪オープンや全米オープンなどでは、ハードコートが採用されています。

また日本では、楽天ジャパンオープンがおこなわれる有明コロシアム、国際大会にも使用される大阪の靭公園テニスセンターなどでハードコートが採用されています。

ハードコートの特徴は、表面が平で硬いことから「バウンドが高く加速しやすい」という点です。スピード重視の攻撃的なプレイヤーにとっては最適なコートといえます。

ただし、コートの表面が硬くて滑りにくいので、膝や足首にかかる負担は大きめです。

②天候の影響を受けやすい「クレーコート」

クレーコートとは、土(赤土=レンガを砕いた粉)で作られたテニスコートです。世界四大大会の全仏オープンは、クレーコートの会場で試合がおこなわれています。

日本では味の素ナショナルトレーニングセンターに赤土(レッドクレー)のクレーコートがあります。

クレーコート最大の特徴は「ボールのバウンドが緩やかになり、ラリーが続きやすい」ことです。

さらにコートの滑りを利用し、ネット際にボールを落としたり、左右に相手プレイヤーを動かすような多彩な戦術が用いられます。

ハードコートに比べると身体への負荷が軽減されるので、ラリーも続けやすいことから初心者向きのテニスコートだといえるでしょう。

ただし、天候の影響を受けやすく、コートのメンテナンスに手間がかかるのがデメリットです。

③天然芝で作られた「グラスコート」

グラスコート(別名:ローンコート)とは、天然芝で作られたテニスのことです。

芝のメンテナンスに手間がかかることから、天然芝を用いたグラスコートは世界的に少ないですが、四大大会のウィンブルドン(全英オープン)のコートには採用されています。

グラスコートの特徴は「ボールが弾みにくく、加速しやすいことです。サーブが得意なプレイヤーにとって最適なコートだといえます。

また照り返しが少なく、涼しい環境を維持できるのもグラスコートのメリットだといえるでしょう。

ただし、プレー中に芝が削れて、コートが荒れてしまう傾向にあります。

④水はけよし「オムニコート」

オムニコートとは、人工芝と砂でできたテニスコートです。クレーコートと比較すると水はけが良いので、雨上がりでも少ないメンテナンスでプレーを再開できます。

雨天の多い日本では、学校のグラウンドでもこのオムニコート(砂入り人工芝コート)が採用されていますが、海外ではハードコートやクレーコートが一般的に利用されています。

オムニコートの特徴は「ボールの速度が緩やかになり、弾みにくい」ことです。またクレーコートのように地面が滑りやすいので、相手プレイヤーを前後左右に揺さぶったり、イレギュラーなバウンドを狙ったりと多彩な戦術が用いられます。

⑤室内で採用「カーペットコート」

カーペットコートとは、絨毯のような毛足の短い柔らかな特殊素材を用いたテニスコートです。

ハードコートやクレーコートに比べると、柔らかい素材で作られているため、身体への負荷も少ないといわれています。

またカーペットコートは、屋内のテニスコートに設置されていることが多く、床材のメンテナンスにも手間がかかりません。

テニスの大会はアウトドアがメインでおこなわれることが多いですが、冬場の大会は室内で開催されることもあります。

カーペットコートの特徴は「弾みにくく、滑らかに飛ぶ」というものです。

ボールの減速が少ないので、経験を積まなければボールへの対応が難しく感じる場合があります。

テニスコートの種類によってプレーに影響が出る?

世界で活躍する一流テニスプレイヤーでも、コートの種類や環境によって勝率が変わる場合があります。

実際に世界四大大会を何度も制覇しているラファエル・ナダルは土の王者とも呼ばれ、クレーコートにおいて数々の実績を残しています。

彼が実績を残せるのは、小さい頃から慣れ親しんだスペインのテニスコートがクレーコートであったからといわれています。

もちろん、すべての理由が幼い頃の環境に依存しているわけではありませんが、過去の戦績を見れば明らかにクレーコートで勝利を積み重ねています。

世界のトッププロたちは、テニスのスキルアップだけでなく、テニスコートの環境にも対応してプレーする必要があるようです。

「まとめ」テニスコートの種類を覚えて自分の強みを活かそう

オリンピック競技やレクリエーションスポーツとして、幅広い世代に親しまれているテニス。

プレーする環境の種類により、ボールの軌道や速度に違いが生まれます。

本記事を参考にテニスに取り組みながら、より自分に合ったプレースタイルを見つけてみてください。

またテニスを観戦するときに、コートの種類に着目すれば、違った視点で楽しめますよ。

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よーへい

よーへい

健康第一クリエイター

栄養士資格取得後、フリーのWEBライターに転身。サイトの企画からライティング・デザインなど幅広い分野で活動しています。

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