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【野球】リクエスト制度とは?ビデオ判定のルールやデメリットを紹介

プロ野球においてリクエスト制度が導入されたことをご存知ですか?
「試合を見てたら知らないうちにビデオ判定してた!」なんて方も中にはいるかもしれません。
今回の記事では、プロ野球のリクエスト制度について知りたい方やルールに詳しくなりたい方に向けて、リクエスト制度についてご紹介していきます。
リクエスト制度がいつから始まったのか、そしてビデオ判定のルールやメリットからデメリットまでご紹介しますので、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

野球におけるリクエスト制度とは?

リクエスト制度とは、審判の判断に疑念を抱いたり、判断が難しいプレイが起きた時にビデオ判定をする制度のことです。
どのスポーツにおいても言えることですが、審判の判断が絶対とされるルールの中で、「本当にその判定で合っているの?」と思う場面はたくさんあります。
それは私たち観客だけでなく、選手や監督ももちろん感じているはず。
審判だけでは判断するのが難しい場面において、リクエスト制度は実に公平性のある制度だと言えるでしょう。

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野球にリクエスト制度が設けられたのはいつから?

大相撲は1969年にビデオ判定が導入されていましたが、野球にリクエスト制度が設けられたのは2018年。
そこまで長考された理由として、審判団からの反対があったと言われています。
審判団側からは「審判の向上意欲がそがれるかもしれない」と考えられていましたが、度重なる誤審に対してビデオ判定を導入するべきとの声が球団側からも相次ぎました。
そして、2018年にリクエスト制度として、念願のビデオ判定が導入されることになったのです。

リクエストした際のビデオ判定のルールとは?

リクエスト制度のルールとして、以下が挙げられます。

・監督だけが要求可能
・1試合各チーム2回要求可能
・延長戦では各チーム1回のみ要求可能
・誤審だった場合は、要求回数として数えない
・5分以内に検証できなかった場合には、審判の判断を尊重する
・検証の結果に異議を唱えない

これらのルールを踏まえた上で、リクエスト制度の対象外と対象についても知っておきましょう。

リクエスト制度対象外のプレイを押さえておこう

プロ野球のリクエスト制度を理解する上で大切なのは、「対象外のプレイを知っておくこと」。
主な対象外のプレイは以下の通りです。

・ストライク、ボール判定
・打者のハーフスイング判定
・走塁、守備妨害
・ボーク、インフィールドフライ、自打球などの行為
など

リクエスト制度対象のプレイについて

上記でご紹介したプレイ以外では、以下のプレイがリクエスト制度対象となります。

・アウト、セーフ判定
・フェア、ファール判定
・デッドボール判定
など

リクエスト制度のメリットは?

①誤審を減らせる

リクエスト制度の最大のメリットは、誤審を減らせることです。
また、ビデオ判定を行うことによって、誤審をしてしまった審判に向かう敵意を多少なりとも少なくできるため、できるだけその場を穏便に済ますことが可能になるでしょう。
結果的に、審判に向かう批判をそらし、審判を守ることにも繋がるのではないでしょうか?

②公平な判定ができる

以前は審判の判断が絶対というルールでしたが、ビデオで合理的に判断することが可能となりました。
リクエスト制度によって、試合に公平性を持たせられるのも大きなメリットです。

③試合のストレスが軽減される

制度としてビデオ判定を要求できるため、試合中、審判に向けた抗議の声を発する機会も減ることが予想されます。
審判側も抗議の声を上げる側も、ストレスが軽減され、選手たちが試合に集中できる環境を作れるのではないでしょうか?

リクエスト制度のデメリットは?

①試合時間が延びる

リクエスト制度のデメリットは、なんと言っても試合時間が延びることでしょう。
5分以内に検証が完了するとはいえ、試合が数分間止まっていることになります。
さらに、誤審だった場合は要求回数に数えられないため、多い時は何回も試合が止まってしまうなんてことも考えられます。

②審判のモチベーション低下

結局ビデオで判定されてしまうのであれば、審判を軽視する声も少なからず出てくることが予想されます。
そのような状況に陥った場合、個人的には「審判のモチベーションの低下が危惧されるのでは」と考えています。
さらに、以前から審判団にて指摘された審判の向上意欲の低下によって、技術力が伸びない可能性も出てきてしまいます。

まとめ

今回の記事では、プロ野球におけるリクエスト制度について詳しくご紹介しましたが、参考になりましたか?
リクエスト制度のルールについて知っておけば、試合を観戦する際により楽しめるかもしれませんね。
そして、ビデオ判定はメリットもある分、デメリットもあることを分かった上で観客である私たちも、もう一度観戦マナーを見直してみてはいかがでしょうか?
ただ、リクエスト制度によって誤審を減らせることは、大変意義のあることだと思います。
審判の技術力低下の可能性が叫ばれてはいますが、そもそも審判の公平な判断ができる材料が増えたことは喜ばしいことです。
リクエスト制度によって、審判自身の技術が向上することを願いましょう!

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ごとうあきら

ごとうあきら

スポーツ好き主婦ライター

「野球」「サッカー」「テニス」「バレーボール」など、スポーツ全般が好きです。子どもにも運動好きになってほしいと思い、習い事はスポーツ系を選びました。主婦目線でスポーツの魅力を伝えていきたいと思っています!

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