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【プロ野球】歴代強肩TOP10!捕手・外野手別にご紹介!

野球の褒め言葉には「強打者」「堅守」「好投手」などいろいろなものがありますが、その一つが「強肩」です。
文字通り肩が強く、速い球、遠くまで鋭く飛ぶ球を投げられる選手が強肩。
ではこれまでにプロ野球で強肩と呼ばれた選手にはどのような人がいるのでしょうか。
今回は、プロ野球の強肩TOP 10を発表。
捕手と外野手別にご紹介します。

【プロ野球】歴代強肩捕手TOP10

まずは強肩の捕手から。
捕手の強肩は盗塁阻止に直結します。ただし盗塁阻止率=強肩ではないところがポイント。
そこで盗塁阻止率も高かった捕手の中から、強肩で知られる選手TOP10をご紹介します。

No.10 古田敦也

盗塁阻止率ではシーズン記録、通算記録ともに歴代1位の古田敦也選手は、史上最高の捕手と言われています。
古田選手の盗塁阻止率は、捕球からの投球動作の素早さ、そして投手との連携を磨き上げた結果。とはいえ遠投は100m超えで地肩の強さも一級品でした。それに加えて捕球から送球までのスピードを最高レベルに完成させたキャッチャーとして、全ての捕手の教科書になっています。

No.9 野村克也

ID野球、名監督として知られる野村克也氏も、実は強肩で知られた捕手
もともとは肩が弱く、一塁にコンバートされたこともありましたが、ウエイトトレーニングや投球法の改善に取り組み、強肩として知られるようになりました。
また投手にクイックモーションを広め、盗塁阻止率を大幅に上げたのも彼の功績だと言われています。

No.8 阿部慎之助

巨人の正捕手として活躍した阿部慎之助選手も強肩強打で知られた捕手。
アマチュア時代から強肩として名を馳せ、スローイングの安定度も非常に高いことが特徴でした。
プロでも非常に優秀な盗塁阻止率でしたが、本人曰く、肩の消耗のため「大学時代が一番スローイングは良かった」そうです。

No.7 谷繁元信

横浜、中日を5度のリーグ優勝、2度の日本一に導いた名捕手・谷繁元信選手は、強肩強打で知られた盗塁阻止の達人
特に若い頃は強肩を生かした豪快なスローイングでしたが、その後コンパクトな送球フォームに修正。野手が取りやすい絶妙なコントロールも手に入れました。

No.6 中嶋聡

オリックスバッファローズの監督でもある中嶋聡氏は、現役時代に遠投120mを誇った強肩の捕手
スピードガン競争では148km/hを計測しています。
中嶋選手の送球は地を這うような低さのまま2塁まで到達。
脅威的な強肩だと誰もが驚愕しました。

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No.5 田淵幸一

ホームラン・アーチストと呼ばれた田淵幸一選手も強肩の捕手
リード面では優しすぎる性格からインコースを攻めない、サインを隠さないなど難ありの捕手だと言われ、現役晩年には一塁や外野を守ることも増えましたが、若い頃は盗塁阻止率が何度も5割を超える強肩で恐れられました。

No.4 梅野隆太郎

阪神の梅野隆太郎選手は「梅ちゃんバズーカ」で知られる捕手
強肩と正確な送球で多くの危機からチームを救ってきました。
また「梅ちゃんウォール」と呼ばれる、後逸しない捕球でも高い評価を受けています。

No.3 小林誠司

巨人の小林誠司選手も「コバズーカ」で知られる捕手
別名「小林レーザー」とも呼ばれるのは、低い弾道のまま全く落ちず、むしろ浮き上がるように見えるほど一直線に2塁まで届くから。
出場機会は減っていますが、現在最高の強肩の一人であるのは確実です。

No.2 甲斐拓也

現在の強肩といえば、忘れてはならないのがソフトバンクの甲斐拓也選手
甲斐選手は2018年に12球団トップの盗塁阻止率.447を記録すると、日本シリーズでもシリーズ記録となる6者連続盗塁阻止を達成。チームを2年連続の日本一に導き、シリーズMVPを受賞しました。
彼の送球は、素早いステップワークと強肩が生み出すもの。「甲斐キャノン」は近年の強肩の代名詞となっています。

No.1 城島健司

強肩の捕手というテーマで必ず1位に名前が上がるのが城島健司選手。
座ったまま刺す規格外の強肩で、MLBでも4年連続リーグ1位の盗塁阻止率を誇りました。
城島選手の場合、素早い投球動作ではなく地肩の強さだけで走者を楽々アウトにしてしまうほど。
彼の鉄砲肩は「ジョー・バズーカ」と呼ばれ、「梅ちゃんバズーカ」、「コバズーカ」のほか、オリックスの若月健矢選手の「若月アロー」、楽天の太田光選手の「光ファイバー」など多くのキャッチフレーズのフォロワーを生みました。

【プロ野球】歴代強肩外野手TOP10

外野の選手にとって強肩は、捕殺のための強力な武器。
肩が強くなると捕殺を恐れてランナーがホームに突入しなくなるため、失点を未然に防ぐという絶大な効果もあるのです。
続いては強肩として名を馳せた外野手TOP10をご紹介します。

No.10 大谷翔平

二刀流の投手である大谷翔平選手は、日本ハム時代に外野手として出場し、ものすごいレーザービームを披露したことがあります。
今でもそのときのプレーは野球ファンの語り草に。
外野手として出場したら最高の強肩なのではないかと言われています。

No.9 飯田哲也

ヤクルトなどで活躍した飯田哲也選手は捕球の名手であり、強肩でも知られた外野手。特に1993年の日本シリーズ第4戦の8回にダイレクトのバックホームでランナーを刺したシーンは伝説となっています。
ヤクルトの監督だった野村克也氏は後に「オレの全盛時代は南海時代の三冠王より、ヤクルト監督時代。9年間のクライマックスは飯田のバックホームだ」と語ったそうです。

No.8 高橋由伸

強打者として知られた巨人の高橋由伸選手は守備も超一流。
捕球してからの早さと共に肩の強さも球界随一で、1998年に入団すると1年目にリーグ最多タイの12補殺を記録しています。この活躍で新人外野手として史上初のゴールデングラブ賞を受賞すると、以降6年連続で受賞し続けました。

No.7 鈴木誠也

現在カブスで活躍中の鈴木誠也選手も強肩で世界を驚かせています
球団公式やMLB公式ツイッターは鈴木選手の強肩に注目して動画を公開。
動画を見たファンからは「なんという送球!」「鉄砲肩が火を吹いた!」「苗字がスズキの日本人は強肩だということを忘れたことがない」などのコメントが殺到しました。

No.6 羽生田忠克

羽生田忠克選手は代走や守備固めで西武の黄金時代を支えた選手。
球界屈指の鉄砲肩としても知られた羽生田選手は、まさに地を這うような低い弾道のレーザービームで何度もチームのピンチを救いました。

No.5 糸井嘉男

日本ハム、オリックスなどの外野手として活躍した糸井嘉男選手は元投手。
その伸びのあるレーザービームは現役時代を通じて球界一と言われ続け、「3塁コーチが腕を回すことができない」と恐れられました。
「投手から外野手転向の最高傑作」とも言われています。

No.4 英智

英智選手は、落合博満監督時代の中日を支えた外野手。
強肩である上にコントロールも良く、美しいフォームで失速しない送球を投げました。
中日の守り勝つ野球に必要不可欠な外野手としてゴールデン・グラブ賞も獲得。中堅のアレックス・オチョア選手、右翼の福留孝介選手と共に「鉄壁の布陣」と言われました。

No.3 秋山幸二

バク宙ホームインで知られる秋山幸二選手は、その高すぎる身体能力で「最もメジャーに近い男」と言われた外野手。
もともとは三塁手でしたが、強肩と俊足を生かすためセンターに転向しました。
1999年の日本シリーズ第3戦でフェンスを駆け上がって捕球後、飛び出していた走者をレーザービーム送球でアウトにしたプレーは伝説となっています。

No.2 新庄剛志

身体能力では秋山選手にも負けていなかったのが、今や監督となった新庄剛志選手。
阪神、メジャーリーグ、日本ハムでも活躍した彼はゴールデングラブ賞を10度も受賞しています。
派手なプレーでも知られましたが、中でも突出していたのがその強肩。
ランナーが彼の肩を恐れて進塁しようとしないため、あえて遅い動作で捕球して進塁を誘い、アウトにしたというエピソードもあります。

No.1 イチロー

1位はやはりレーザービームの代表格、イチロー選手です。
日本で7年連続ゴールデングラブ賞、MLBでも10年連続ゴールドグラブ賞受賞という名手中の名手。
メジャーデビューした2001年4月11日、三塁を狙った一塁走者をノーバウンド送球でアウトにしたのが「レーザービーム」という称号の始まりでした。
その守備範囲の広さから「エリア51」とも呼ばれたイチロー選手の送球は、球の速さ、低さ、正確さ、全てが一級品だといえます。

まとめ

バズーカ、キャノン、レーザービームなどさまざまな言葉で表現される肩の強さ。
それは長打力や俊足などと並んで、プロ野球の大きな醍醐味の一つです。
この送球の凄さは、実はテレビでは伝わりにくいもの。
地を這うようにどこまでも伸びる送球をまだ直接見たことがない方は、ぜひ球場で目撃してみてください。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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