野球は背番号をユニホームに付けて試合に出場する決まりがあります。
少年野球などの学生野球とプロ野球では背番号における意味が変わります。
今回は野球における背番号8番の意味について解説していきます。
野球における背番号8番の意味は?
野球における背番号8の意味を世代別で解説していきます。
学生野球における背番号8番
学生野球の中でも少年野球から高校野球は背番号がそのままポジションを表します。
さらに1桁の背番号はレギュラーを表すため、背番号8番は「センター(中堅手)」ポジションのレギュラー選手が着用することが一般的です。
その風潮は高校野球がルールで決められているため、高校球児はその背番号をもらうために、一所懸命練習に励み努力しています。
そうやって勝ち取った選手が試合に出ることが出来ているのです。
プロ野球界における背番号8番
プロ野球では特にポジション別に背番号が振り分けられておらず、自分で好きな番号を着用することが出来ます。
しかし、背番号1桁は主力選手である事が多く、背番号8番も例外ではありません。
背番号8番の選手は強打者の場合が多いという特徴があります。
ただ、守備力の高い選手もいるため、何かに秀でた選手が着用する背番号が8番です。
歴代背番号8番を背負った外野手
背番号8番を背負っている、もしくは背負っていた外野手について紹介していきます。
読売ジャイアンツ:丸佳浩(2022年現在)
生年月日:1989年4月11日
出身地:千葉県勝浦市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:広島東洋カープ(2008〜2018年)、読売ジャイアンツ(2019年〜)
タイトル・表彰歴:盗塁王、最多安打、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など
元々、広島東洋カープに所属していて、主軸選手として活躍していました。
打撃では出塁率にこだわっており、2018年にはリーグトップとなる出塁率.468を記録し、シーズン歴代4位タイの130四球を達成しています。
長打も打てる選手でありながら、ゴールデングラブ賞を7年連続で受賞するなど、守備面でも高く評価されている選手です。
読売ジャイアンツへ2018年オフシーズンに移籍し、背番号8を背負うことになりました。
この時、「24」も提示されていましたが、原監督が現役時代に背負っていた背番号を選ぶことになります。
北海道日本ハムファイターズ:近藤健介
生年月日:1993年8月9日
出身地:千葉県千葉市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:北海道日本ハムファイターズ(2012年〜)
タイトル・表彰歴:最高出塁率、ベストナイン、月間MVPなど
「コンスケ」「コンちゃん」の愛称で親しまれている近藤健介選手。
場を明るくするムードメーカーで、チームリーダーになりうる存在としてチームから評価されています。
東京オリンピックでは日本代表選手に選ばれて、金メダルを獲得しています。
捕手としてチームの司令塔になることもでき、2019年には外野手として登録することになりました。
背番号8番は2016年に変更し、選球眼はプロの中でもトップクラスの実力を誇っている選手です。
広島東洋カープ:山本浩二
生年月日:1946年10月25日
出身地:広島県広島市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:広島東洋カープ
タイトル・表彰歴:首位打者、本塁打王、打点王、最多出塁数、最優秀選手、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞、野球殿堂競技者彰など
広島東洋カープとしてプロ入りし、ミスター赤ヘルとして広島の黄金期を支えた功労者の一人です。
NPB史上、大卒で500本塁打を達成した唯一の選手であり、歴代トップクラスの強打者として名を馳せています。
打撃だけでなく、セ・リーグ初の外野手として初めてダイヤモンドグラブ賞(現:ゴールデングラブ賞)を受賞し、合計10回の受賞はセ・リーグ最多記録としてまだ破られていません。
引退後は日本代表監督を就任し、2013年のワールド・ベースボール・クラシックでベスト4まで導いた経歴があります。
歴代背番号8番を背負った内野手
次は背番号8番を背負っている、もしくは背負っていた内野手について紹介していきます。
千葉ロッテマリーンズ:中村奨吾
生年月日:1992年5月28日
出身地:兵庫県三木市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:千葉ロッテマリーンズ
タイトル・表彰歴:ベストナイン、ゴールデングラブ賞など
千葉ロッテマリーンズにプロ入りしてから、「広角に打ち分ける技術を持つ打者」として評価されています。
そのような巧打者という評価だけでなく、守備や走塁も評価されていて、2桁盗塁を4度記録するなど、チームに欠かせない存在となりました。
アジアプロ野球チャンピオンシップでは日本代表に選ばれて、金メダルを獲得するなど輝かしい成績を収めている選手です。
読売ジャイアンツ監督:原辰徳
生年月日:1958年7月22日
出身地:神奈川県相模原市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:読売ジャイアンツ(1981〜1995年)、読売ジャイアンツ監督(1999〜2003、2006〜2015、2019〜)
タイトル・表彰歴:打点王、最多勝利打点、最優秀選手、新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、野球殿堂エキスパート部門など
原辰徳監督は選手としても輝かしい成績を収めるなどしていますが、現在は読売ジャイアンツの監督として数多くの日本一に輝くなど、指揮官としての成績も評価されています。
日本代表監督も就任し、日本を2度の世界一に導きました。
まとめ
今回は背番号8番がどんな意味を持つのかを歴代の選手の紹介と併せて解説しました。
各選手の特徴を見ても、打撃だけでなく、守備も両立して出来ている選手が背負っている特徴があります。
今後どのような選手が背番号8番を背負うのか楽しみです。