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【バスケ】タイムアウトのルール一覧|各年代に合わせてご紹介!

バスケットボールの試合ではときどき試合が中断され、選手たちがベンチに集まって休憩することがあります。
これはタイムアウトというもの。
試合中に何度か行われるタイムアウトは、勝利を目指す上で重要な役割を持っています。
では、タイムアウトは試合中に何回、何秒間取れるものなのでしょうか。
今回は、ぜひ覚えておきたいタイムアウトのルールを解説します。

【バスケ】タイムアウト 基本のルール

バスケットボールのタイムアウトは短い作戦タイムのこと。
コーチまたはアシスタントコーチからの要求で試合を中断し、両チームの選手が一時的にベンチに下がれる時間となります。

タイムアウトの取り方

タイムアウトを取るときは、コーチやアシスタントコーチがテーブル・オフィシャルに「タイムアウト」と伝えます
同時に両手でアルファベットの「T」の形を作ってサインするとより伝わりやすいはずです。

タイムアウトの取り消し方

請求したタイムアウトは、スコアラーが審判に知らせる前なら、取り消すことができます
テーブル・オフィシャルに取り消したいとすぐに伝えて、間に合えばOKです。

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【バスケ】タイムアウトのルール 時間と回数

タイムアウトは何度でも取れるわけではなく、回数と1回あたりの時間が決まっています
またアメリカのNBAと一般のバスケットボール、さらにミニバスケットボールでルールが違うため、注意が必要です。

NBA

回数時間
前後半(1Q・2Q・3Q・4Q)合計7回各75秒間
延長延長ごとに1回60秒間

NBAでは前後半を通じて合計7回までですが、最終の4Qの間には4回しかタイムアウトを使えないと決まっています。例えば3Qまででタイムアウトを使った回数が2回以下であっても、4Qで5回のタイムアウトを要求することはできません。
また試合の進行妨害を防ぐため、4Qの残り3分以内には2回しかタイムアウトを取れないと決まっています。

一般のバスケットボール
回数時間
前半(1Q・2Q)2回 

 

各60秒間

後半(3Q・4Q)3回
延長延長ごとに1回

NBA以外の一般のバスケットボールでは、前半の第1クォーターと第2クォーターの間に計2回、後半の第3クォーターと第4クォーターの間に計3回、延長は1回。
回数の持ち越しはできません
例えば前半に0回、または1回しか取得しなかったとしても、その分を後半に回すことはできないのです。

ミニバスケットボール
回数時間
1Q1回 

 

 

各45秒間

2Q1回
3Q1回
4Q1回
延長延長ごとに1回

ミニバスでは1クォーターに1回というルール。こちらも次のクォーターへの回数の持ち越しはできません

【バスケ】タイムアウトのルール タイミング

回数と時間が決まっているタイムアウトは、タイミングも自由ではありません。
試合の進行を妨げないため、タイムアウトが取れるタイミングもルールで決まっています

ゲームクロックが止まったとき

タイムアウトが取れるのは、コートからボールが出るアウトオブバウンズやトラベリングなどのバイオレーション、接触行為などのファウルゲームクロックが止まったとき
すでに試合が止まっているタイミングということで、タイムアウトを求めることができます。

相手チームのシュートが成功したとき

もう一つタイムアウトが取れるのは、相手チームのシュートが成功したとき
その後は自分たちのスローインで始まりますから、その前にタイムアウトを要求できるのです。
しかし自分たちがゴールした後にはタイムアウトを取ることはできません。
ただしフリースローに関しては、自チーム・相手チーム共に、最後に放ったショットが成立した後にタイムアウトを取ることが可能です。

再開方法

タイムアウトが終わった後はタイムアウト前のプレーの続きから再開します。
例えばアウトオブバウンズなら、ボールが出た位置からのスローイン。相手のシュートが決まった後なら自チームのバックコートからのスローインです。
ただし第4ピリオドか延長戦の残り2分以降は、バックコートからのスローイン時にフロントコートのスローインラインからのスローインを選ぶことができます

【バスケ】タイムアウトを取る目的

タイムアウトは戦術的にも重要。
目的を持ってタイミングよく取るようにしなくてはなりません。
ではどのような目的があるのでしょうか。

休憩する

タイムアウトの大きな目的は選手を休憩させること。
バスケットボールは頻繁に交代できるスポーツですが、チームの中心選手を交代させて長時間ベンチで休ませておけば不利になります。
そのためタイムアウトの時間を使って休ませるのです。特に重要な選手が疲れて動きが鈍ってきたと感じたら、すかさずタイムアウトを取る必要があります。

流れを変える

バスケットボールには試合の流れがあります。相手チームが主導権を握っていると連続して得点を決められがち。そういったときにタイムアウトで試合の流れをリセットするのです。
うまくいけば試合の流れを引き寄せることも可能。自分たちのチームが浮き足立って連携などがうまくいかないときにも有効です。

指示を与える

タイムアウトの大きな目的の1つが、選手に指示を与えること。
試合開始前に相手チームの特徴に合わせて戦術を立てていたとしても、それが成功するとは限りません。試合展開が予測と違った場合にはオフェンスの戦術ディフェンスシステムを大きく変更することもあります。
そのような場合には早めにタイムアウトを取り、コーチが選手たちに新たな戦術を伝えるのです。
また大事なポイントでは特殊なセットプレーなど、ワンプレーだけの奇襲を指示することもあります。

ハーフコートからオフェンスを始める

試合終盤で相手のシュートが決まった後のタイムアウトは、フロントコートのスローインラインから再開することができます。
つまりタイムアウトを取れば自陣でのボール運びの時間を短縮できるということ。試合終盤に僅差で負けている場合はこの数秒を稼ぐことで得点の確率を上げるのです。

まとめ

タイムアウトは、そのタイミングがとても重要。
悪い流れを止める、戦術を変更する、時間を稼ぐなど、うまく使えば大きな武器になりますが、下手な取り方をすると味方の良い流れを止めてしまう可能性もあります。
またタイムアウト後には思わぬ奇襲が見られることも。
コーチの腕の見せどころでもあるタイムアウトに、ぜひ注目してみてください。

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