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ボウリング?ボーリング?違いを説明|スポーツ好きなら間違えられない!

さすがに近年ではボウリングのことを「ボーリング」と書く人は少なくなってきました。
しかしこのボウリング、なぜ「ボーリング」ではダメなのか、答えられる人はあまりいないのではないでしょうか。
今回は、ボウリングという表記の謎を調査。
なぜ「ボウ」?
ボウリングの球は「ボール」じゃなくて「ボウル」と書くべき?
「ボーリング」と書くとどういう意味になってしまう?
など、ボウリング表記のいろいろな疑問を解説します。
さらにスポーツ好きなら間違えられない、その他の紛らわしい言葉も調べてみました。

ボウリングの語源・意味

考えてみたら妙な名前のボウリング。
語尾が「ing」だとすると、「ボウル・イング」になります。
「ボウル」とはいったい何のことでしょうか。

ボウルの意味

ボウリングの「ボウル」は球を意味する「ball」ではありません。
語源はラテン語で、「泡」「こぶ」という意味の「ボウル(bulla)」
投げる方の球ではなく、並んだピンをこぶ(ボウル)に見立て、こぶを倒すことから「ボウリング」になったのです。
またボウルがピンの方を指しているため、投げる方の球は普通に「ボール」と言えることになります。
ちなみに「ボウル」といえば器のボウルと同じ語源と思われるかもしれませんが、そちらはゲルマン語で、語源は別
アメフトの「スーパーボウル」の「ボウル」は器のボウルに由来しているとも、よく跳ねる「スーパーボール」に由来しているとも言われています。

日本最古のボウリング場

日本に初のボウリング場ができたのは文久元(1861)年
長崎の大浦居留地に作られた施設で、その名前は「インターナショナル・ボウリング・サロン」でした。
つまり日本では最初から「ボウリング」という正しい表記が使われていたということになります。

ボーリングの意味

表記で間違えることは少なくても発音ではつい言ってしまう「ボーリング」。
そちらにはどのような意味があるのでしょうか。

掘削

ボーリング」という言葉を聞いたことがある人も多いはず。
これは地質調査や温泉・石油などの掘削のために地面に細長い穴をあける作業のことを言います。
英語では「boring」と表記。
「bore」には「突き通す」という意味もあるため、ドリルで金属などに穴をあける作業のこともボーリングと呼びます。
この「突き通す」という言葉のイメージから、ボールでピンを貫く「ボーリング」だと勘違いする人も。しかし語源は全く違うのです。
明日は会社でボーリングをします」と書いてしまうと、掘削会社金属加工会社と思われてしまいますから注意してください。

退屈

英語では、「退屈」「つまらない」というときにも「boring」と言います。
カタカナで表すとまさに「ボーリング」。
「彼は退屈な人だ」と言うような場合には「he is boring」と表現します。
英語圏の人にボウリングを説明するとき、「ボーリング」と発音すると「何か退屈なことをする」と思われるかもしれません。

【関連記事はこちら】⇩
ボウリングの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】
【ボウリング】プロボウラーの収入源や年収を解説!トップは〇〇万円!

スポーツ好きなら間違えられない言葉

ボウリングの問題が解決したところで、スポーツ好きなら間違えられないその他の言葉をご紹介します。
もしかして間違った表記をしていないか、しっかりチェックしてみてください。

ラクビー

まずは基本編。
最近は間違える人も減りましたが、「ラクビー」ではなく「ラグビー」が正解
イングランド中部にあるパブリックスクール「ラグビー校(Rugby School)」に由来しています。
g」ですから明らかに「ラビー」が正解なのです。

バトミントン

意外と間違えて使ってしまうのが、バミントン。
正しくは「バドミントン」です。
英語で書くとbadminton
こちらは「d」ですから「」ではなく「」になるのです。

ドッチボール

話し言葉ではよく「ドッボール」と言いますが、表記上は間違い。
「ではドッボールかな」と思った方も、残念ながら不正解です。
語源は英語の「dodge」。「身をかわすこと」という意味で、「ドッジ」と表記します。サッカーやバスケ、ラグビーに相手を避ける「ドッジング」という言葉があるのと同じ意味。
つまりドッジボールは「身をかわしてボールを避ける」のがメインの競技という意味になります。
そして日本ドッジボール協会があることからも「ドッジボール」が正しい表記となるのです。

コミニュケーション

「チームメイトとコミニュケーションを取る」などと言いますが、正しくは「コミュニケーション」
語源がcommunicationで小さい「」は「」の後ろとなります。
この言葉は最近では正しい方も浸透してきました。間違って「コミニュケーション」と言っている方はそろそろ注意が必要です。

グランド

屋外のスポーツのフィールドのことをグランドと言いますが、表記するときには「グラウンド」と書く必要があります。
英語で書くとground。はっきり「」が入っています。

エキシビジョン

公式戦ではない模範試合を「エキシビョンマッチ」などと言いますが、正しくは「エキシビション」
英語ではexhibitionと書き、「ション」が正しい表現となります。
話し言葉では「エキシビジョン」と言う方も多いため、表記するときに間違えないよう注意が必要です。

まとめ

意外な語源があるボウリング。
意味を知れば決して「ボーリング」ではないことが分かります。
とはいえ話し言葉では「ボーリング」と発音するのが普通。
はっきり「ボウリングに行く?」と言うとかえって奇妙なことになってしまいます。
発音と表記が違うのは面倒ですが、間違えないように注意してください。

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でかむ

でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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