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【ボクシング】4団体統一王者リスト|各選手の強みもご紹介!

ボクシングで快挙といえば、2階級制覇など複数階級のチャンピオンになることと、複数の団体の統一王座になること。
中でも近年特に価値があると言われているのが、「4団体統一王座」です。
今回は、ボクシングの4団体統一王者のリストと各選手の特徴・強みをご紹介します。

【ボクシング】4団体統一王者とは

そもそもボクシングの4団体統一王者とは、何を表すのでしょうか。
これは、世界主要4団体である、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)すべてのチャンピオンになることをいいます。
4団体統一王者になると「Undisputed Champion(誰もが認める王者)」と呼ばれることに。また「絶対王者」とも言われます。

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4団体統一王者一覧

ではこれまでに4団体統一王者になったことがあるのは誰なのでしょうか。
まずは一覧でご紹介します。

男子
バンタム級井上尚弥(日本)
ライト級デヴィン・ヘイニー(アメリカ)
スーパーライト級テレンス・クロフォード(アメリカ)
ジョシュ・テイラー(イギリス)
スーパーウェルター級ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
ミドル級バーナード・ホプキンス(アメリカ)
ジャーメイン・テイラー(アメリカ)
スーパーミドル級サウル・アルバレス(メキシコ)
クルーザー級オレクサンドル・ウシク (ウクライナ)
女子
フェザー級アマンダ・セラノ(プエルトリコ)
スーパーフェザー級アリシア・バウムガードナー(アメリカ)

【ボクシング】4団体統一王者 代表的な選手

まさに絶対王者である4団体統一王者。
ではそれぞれの選手はどのような特徴を持っているのでしょうか。
男女の代表的な選手をご紹介します。

クラレッサ・シールズ

アメリカのクラレッサ・シールズ選手は、男女通じて初の2階級4団体統一王者になった女子ボクサー。
アマチュア時代には2012年ロンドンオリンピック、2016年リオオリンピックの2大会連続でミドル級の金メダリストにもなっています。
「GWOAT(史上最高の女性)」、「T-Rex」、「The Wolf」など多くのニックネームを持つ彼女は総合格闘技との二刀流でも有名。
そのシールズ選手の武器は176cmの長身と長いリーチ。またスパーリングでは常に男子選手をボコボコにしているというパンチ力も特徴で、防御よりも攻めに特化した選手だと言われています。

バーナード・ホプキンス

アメリカのバーナード・ホプキンス選手は2004年9月18日にWBOミドル級王者だったオスカー・デラホーヤを9回TKOで破り、自身のWBAスーパー・WBC・IBF同級王座と統一。主要4団体時代になって初の統一王者になりました。
しかもそれは彼が39歳のときのこと。
30歳で最初に獲得したIBFの世界タイトルをなんと19度も防衛し続け、9年かけてようやく4団体統一の機会を得たのです。
その後も彼は「50歳になるまで比類なきチャンピオンと呼ばれることが私の仕事だ」と言い続け、最終的には2014年4月にIBF&とWBAの2団体統一戦に49歳3ヶ月で勝利しています。
そのホプキンス選手は経歴が長いだけに戦い方も大きく変わってきたのが特徴。
初期は自ら名付けた「処刑執行人」というニックネーム通り、強烈なノックアウトパンチを武器にしていましたが、キャリア後半にはディフェンスの達人と呼ばれるようになりました。

オレクサンドル・ウシク

ウクライナのオレクサンドル・ウシク選手は2018年7月21日にWBA・IBF統一王者ムラト・ガシエフ選手を判定で下してクルーザー級の4団体統一王座となりました。
その後ヘビー級に転向するとここでも勝利を重ね、WBAスーパー・IBF・WBOの3団体統一王者に。男子史上初の2階級4団体統一王者一番乗りを目指しています
彼の武器は驚異的なフットワーク。重量級とは思えないスピードでサイドに動いてはワンツーを放つ躍動的なアウトボクシングを特徴としています。
そして細かいポジションの変化とコンビネーションで相手を崩して攻撃。スピードとテクニックが強さのベースになっています。

井上尚弥

日本人で初めて4団体統一に成功したのは井上尚弥選手。2022年12月13日にWBAスーパー・WBC・IBF王者だった井上尚弥選手はWBO王者のポール・バトラー選手を11回TKOで下し、バンタム級4団体統一王座の座に就きました。
これはアジア人としても初。そしてバンタム級の4団体統一は世界初でした。
そして2023年1月13日には早くもスーパーバンタム級に転向し、バンタム級の全てのベルトを返上。男子初の2階級4団体統一王者を目指すことになりました。
その井上選手の強みはパンチ力、スピード、スタミナ、テクニック、ディフェンスなどの総合力の高さ。中でも突出しているのが、コンパクトでタイミングが読みづらいパンチだと言われています。
このパンチはいわゆるノーモーション。相手にとってはいつの間にか当たっている「見えないパンチ」となるのです。

まとめ

ボクシング界で最高の栄誉といえる4団体統一王者。
団体の垣根を超えるだけにプロモートの問題などでうまく試合を組めないことや交渉が決裂することも多く、実現するのはとても難しくなっています。
その中で井上尚弥選手やウシク選手は2階級4団体統一に成功するのか、そして成功するなら男子初の快挙となるのはどちらなのか、世界から大きな注目が集まっています。

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