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【ゲートボール】ルール一覧|基本的な順番・打ち方まで徹底解説!

ゲートボールは近場の公園や広場で見かけることも多いスポーツ。
地面に置いたボールを長いハンマーのようなもので打ってゲートを潜らせるスポーツですが、詳しいルールはよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、実は幅広い世代で楽しくプレーできるゲートボールについて解説。
試合の流れや主なルールから、基本的な打ち方、戦略や反則まで、じっくりご紹介します。

【ゲートボール】とは

ゲートボールはなんとなくお年寄り向けのレジャーというイメージがありますが、本来はそうではありません。

ゲートボールの誕生

実はゲートボールは子ども向けのニュースポーツとして考案された競技。
イギリス発祥の初期のクロッケーをアレンジして北海道で誕生しました。
しかし体力や反射神経が衰えても楽しめるスポーツとして注目され、今では主にお年寄りの競技という印象になっています。
ケガの心配がほとんどなく、年齢や性別、体力に関係なく誰でも楽しめるのが魅力。
誰でもチャレンジしやすいユニバーサルスポーツとして認められています。

【関連記事はこちら】⇩
ゲートボールの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

ゲートボールの道具

ゲートボールに必要な道具は、スティック、ボール、ゲート、ゴールポールの4つ。
ボールは赤が1番、3番、5番、7番、9番の5個で、白が2番、4番、6番、8番、10番の5個。
スティックは個人が用意し、ボール、ゲート、ゴールポールは主にチームが用意します。
他には専用のシューズやゼッケンがあると便利です。

【ゲートボール】ルールの基本

【ゲートボール】ルール一覧|基本的な順番・打ち方まで徹底解説!①
ゲートボールのルールは実はシンプル。
とはいえ見ていても何をしているかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
続いてはゲートボールのルールをご紹介します。

ゲームの基本

ゲートボールは5人1組で戦う2チーム対抗の団体スポーツ
1人ずつ順番に自分のボールをスティックで打ち、3つのゲートをくぐってからゴールに到達することを目指します。
ゲートとゴールにはそれぞれ得点があり、試合終了までに多くの得点を上げたチームが勝ち。
ゴルフにも似ていますが、相手の邪魔もできるところがポイントです。

試合の流れ

試合時間は30分間です。
じゃんけんやコイントスで先攻・後攻を決め、先攻は「1・3・5・7・9」の打順、後攻は「2・4・6・8・10」の打順になります。
各メンバーは自分の打順と同じ番号のボールを打ってスタート。
10番まで打ったら1番に戻ります。
数字が書かれた第1ゲートから第3ゲートまでを順に通過。最後にゴールポールに当てればゴールです。
得点はゲートごとに1点で、ゴールポールに当てれば2点。
試合時間の30分経過時点で総得点の多いチームが勝利となります。

コート

コートのインサイドラインは横20m、縦15mです。
ここからボールが出たり、後述の反則をしたりするとアウトボール。
次のプレーではゲートの通過や他のボールに当てることはできず、中に入れるだけになってしまいます。
そしてコートの中には位置が決められた3つのゲートがあり、中央にはゴールポールが立っています。
最初の第1ゲートまでの距離は4m。
この第1ゲートだけは1打で通過しないとスタートエリアからの打ち直しになるため、集中力が必要になります。

ゲート通過の継続打撃

ゲートボールは基本的に1打ごとに打順が進んでいくゲームです。
ただしゲートを通過したときはボーナスとして継続打撃権が発生
ボールが止まった位置からもう一度打つことができます。

タッチ

第1ゲートを通過した後は、自分のボールを別のボールに当てることが可能。
これをタッチと言い、タッチした自分のボールと相手のボールがコート内に残ったときは、続けてタッチしたボールをスパークすることになります。

スパーク打撃

スパーク打撃は停止した位置の自分のボールに相手のボールをくっつけて置き、ボールを踏んで打つ方法。
こうすると自分のボールはその場に残り、相手のボールだけ衝撃で飛んでいくことになります。
スパーク打撃は敵チーム、味方チームのどちらにも使えるプレー。
その一方、タッチしたらスパーク打撃をパスすることはできません。
敵チームのボールはコートの外に出し、味方チームのボールならゲート通過を狙うなど、スパーク打撃は戦略上重要なプレー
しかもスパーク打撃が成功したら、継続打撃権が発生。もう一度打つことができます。
つまりタッチ、スパーク打撃をうまく繰り返せば、1人の選手が打ち続けることも可能なのです。

戦略

ゲートボールでは相手の邪魔をして制限時間までにゲートを通過させないことが重要。
実際の試合では、たとえば以下のような戦略が取られます。

・第1ゲートを通過した後、第2ゲートの周りにボールを集めて相手を妨害
・チーム全員が第2ゲート通過できると確信できるまでは妨害を続ける
・第3ゲートを通過させ、残り5分になるまで相手を妨害
・最後の5分間の1回または2回の打順でゴールポストを狙う

このようにしてほとんどの時間は相手を妨害することになるのです。

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生涯スポーツ種目一覧|各スポーツの特徴やメリットについて解説!
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【ゲートボール】打ち方

【ゲートボール】ルール一覧|基本的な順番・打ち方まで徹底解説!②
ゲートボールのスティックは意外と重いもの。
力任せではなく、スティックの重さも利用して振ることがコツになります。

基本の打ち方

ボールを打った時の衝撃でぶれないよう、両手の間隔を空けずに持ち、進行方向に対して横を向いて、振り子のようにスティックを振ります。
両膝を軽く曲げてつま先に体重をかけ、できるだけ背中をまっすぐ伸ばすのがコツ。
目標に向かってまっすぐに振り、スティックのヘッドの中心で打つことに集中します。

スパーク打撃

スパーク打撃の打ち方自体は基本と同じですが、ボール2個を足で踏んで打ちます。
このとき、自分のボールは足の親指と人差し指の付け根でしっかり押さえ、相手のボールは小指の付け根で軽く押さえるのがコツ。
こうすれば自分のボールまで動いてしまうのを防ぐことができるはずです。

【ゲートボール】ルール 主な反則

【ゲートボール】ルール一覧|基本的な順番・打ち方まで徹底解説!③
ゲートボールには主に6つの反則があります。

10秒ルール

30分制限があるゲートボールでは10秒以内に打つのが決まり。
10秒以内に打たないとないとその場で失格となります。

2度タッチ

スパーク打撃後は同じボールにタッチはできません
2度タッチしてしまうと、自分のボールはそこから最も近いところでアウトボールとなり、コートの外から入れることになります。
またタッチされて動いたボールは元の位置に戻します。

スパークミス

スパーク打撃で10cm未満しか飛ばない、足からボールが抜けるなどのスパークミスは打撃違反
自分のボールはアウトボールとなり、相手のボールは元の位置に戻します。

触球違反

タッチした後、自分のボールがまだ動いている時に他のボールを拾うと違反
その場合、自分のボールはそのままで、拾ったボールは元に戻します。
また自分のボールを拾うのも触球違反
その近くからアウトボールとなります。

アウトボールからのタッチ

アウトボールを打つ際は、ゲートの通過やタッチはできません
タッチしてしまった場合、当たって移動したボールは元の位置に戻されます。

押し打ちや2度打ち

スティックの振りが遅くて押すように打ったり、2度スティックが当たったりするのも違反。
自分のボールは元の位置に戻され、他のボールにタッチして動いた場合は、そちらも元の位置に戻されます。

まとめ

ゲートボールにパワーは不要。
その代わりに高度な戦術とチームワークが求められます。
一度プレーすれば、その奥深さと面白さに驚くかもしれません。
5人でチームを作って、ゲートボールに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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おおぱ!

おおぱ!

寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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