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【ヒルクライム】意味や特徴を解説!楽しさを知って実践しよう!

素晴らしい自然の絶景と同化し、峠や山岳をロードバイクで駆け登るヒルクライム

体力増進や健康のため、多くのヒルクライム愛好者(クライマー)が増えています。

この記事では、ヒルクライムの意味や特徴、走り方や注意点などについて詳しく解説します。

ヒルクライムとは

ヒルクライムとは、峠や山道などに予(あらかじ)め設定された走行コースを、ロードバイクを中心とするスポーツバイクで登る競技、もしくは乗り方のことを指します。

ヒルクライムを登り切った後の達成感爽快感は格別で、次回もまた挑戦して登りたくなってしまう大きな魅力があります。

ヒルクライムは、一見難しそうに感じますが、実は初心者にも取り組みやすい乗り方でもあります。平坦な道や下り坂のような高速での走りではなく、低速で上っていくため、安全面での不安が少ないことがその主な理由として挙げられます。

走るヒルクライムコースによって距離や勾(こう)配は様々で、時間をかけて緩やかに距離を踏にまがら登るコースや、車でも登るのが大変な、斜度10%を超える峠など、それぞれのコースによって求められる体力、脚力が異なっています。

ヒルクライムの盛んなヨーロッパではヒルクライムのチャンピオンシップシリーズがあり、また、アメリカではコロラド州のパイクスピーク山で行われるレースなどが有名です。

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ヒルクライムの魅力

ロードバイクでヒルクライムを登坂する際には、山の中へと続く公道を、サイクリスト・クライマーが一人で静かに淡々と走りを進めていきます。

その行動は、ひたすらに身体を動かして自然の中へ入り込んで一体化していく没入感と、ピークに辿(たど)り着いた時の達成感が高まり、至福の感覚に包まれていきます。ランナーが感じる「ランナーズ・ハイ」とも似た感覚です。

そして、多くのクライマーは数々のヒルクライムレースに参加し、例えば日本では有名な「富士山スカイライン」や「乗鞍峠」などのヒルクライムスポットを制覇し、各地のヒルクライムスポットを訪れるようになります。

ヒルクライムでの経験を通じ、それぞれのピークから眺めた旅の情景も強くクライマーの心に残っていきます。

そして、圧巻の自然の雄大さを肌で感じることができるヒルクライムには、心身ともにリフレッシュされる魅力があります。

ヒルクライムの特徴

多くのヒルクライムロードレースでは、全コースが山岳ステージとなった「ワンデイレース」が多数開催されています。また、グランツールなどのステージレースでも、山岳ステージが設定されており、ワンデイレースでも距離の坂が続くレースが多数設定されています。

ヒルクライムの大きな特徴としては、同じ自転車競技でも、 山岳コースを重力に逆らって上へ上へと登るため、筋力ももちろんですが、それ以上にクライマー自身が軽量であることがポイントとなる点が挙げられます。

そのため、本格的なヒルクライムレースでは、全体的に小柄な選手が活躍することが多いです。また、選手だけではなく、自転車本体をはじめ、機材の軽量化も重要となります。

平地のレースでは一般的に集団走行となることが多いのに対して、上り坂では実力に応じて個々のタイム差が大きくなります。

そのため、他のバイクとの接触や落車の危険性が少なく、また走行速度も平地に比べると遅いため、幅広いレベルのアマチュア競技者や初心者でも、マイペースで走ることが可能な競技として人気を集めています。

ヒルクライムの特徴を活かした走り方

山の高みを目指してひたすらペダルを漕(こ)ぎ進めるヒルクライムですが、その特徴を活かした走り方があります。

主なポイントについて解説します。

一定のリズムを守る

ヒルクライムは、自然の重力に逆らって坂を上るため、平坦の道を走るのと比べるとも酸素をより多く取り込む必要があります。

そのため、初めから100%の力で漕(こ)ぎ始めると、すぐに息が上がってしまい、結果としてペースダウンしてしまいます。

ヒルクライムに挑む際は、 息が上がらないよう、呼吸を一定のリズムに保ったまま登り続けるのがポイントとなります。

ヒルクライムは、それぞれのコースによって傾斜が緩(ゆる)いスポットと厳しいスポットが混在します。そのようなコースでは、単に速度を一定に保つのではなく、負荷を一定に保つことで、全体のタイムを縮めることができます。

一定のリズムを確認する方法として、心拍計パワーメーターなどの機材を使えば、より客観的な数字で自分の走行ペースを管理することが可能となります。

ペダルの回転数を意識する

ヒルクライムでは、重いギア(ローギア)で脚力全体を注ぎ込んで強く踏み込む走り方ではなく、主に軽めのギアを駆使し、回転数を増やして脚力の負荷を軽減する走り方が向いています。

重いギアを踏み続けると、徐々に筋肉の負担が増大し、疲労感が早めに来てしまいます。

そのため、軽めのギアでペダルを多く回転させ、乳酸をためないように気をつけながら登ることがポイントです。

上体を上げて呼吸をしやすくする

ヒルクライムでは、ハンドルバーの上部を掴(つか)むことによって上体が起き、その分だけ酸素が取り込みやすくなります。

また、要所要所で変速ギアを1~2段重くして、ダンシング(立ちこぎ)を取り入れると、使う筋肉の部分を変えられるので、疲労度が下がって筋肉がリフレッシュされます。

ダンシングする場合は、 力強くペダルを踏むのではなく、上半身の力を抜いて、体重を左右のペダルに交互にかけるようにする「休むためのダンシング技術」をうまく使うと効果的です。

ヒルクライムでの注意点

ヒルクライムの特徴や、それを活かした走り方について解説しましたが、それ以外に気をつけておきたいポイントがあります。

ヒルクライムで最低限、心がけておくべき注意点について解説します。

修理キットを用意する

ヒルクライムでは、峠道や山道などへ出向くことが多いです。

その際、人通りの少ない場所でパンクや車体・機材トラブルなどを起こしてしまうと、誰とも連絡が取れず、ヘルプも求められないので、どうにもこうにも身動きが取れなくなってしまう危険性があります。

そのため、必ず最低限の修理キットを装備しておき、また、常日頃から修理ためのノウハウをしっかりと学び、身につけておくことが重要です。

現金を持つ

また、ヒルクライムの際には常に少額の現金を携帯することが大切です。

観光地化されていない山道や峠道にある売店などでは、クレジットカードや電子マネーが使えないという場合も多々あります。

現金を持っていれば、補給食や飲料水、また必要となる小物など、必要となるグッズを臨機に買い求めることが可能となり、安心して走行できます。

まとめ

ヒルクライムの意味と特徴、魅力や、特徴を活かした走り方のポイント、そして注意点などについて詳しく解説しました。

ヒルクライムの楽しさは、観戦するのも大切ですが、やはり実際に走ってみないと実感できません。

この記事を読んで、ヒルクライムへ興味を持ち、実際に走るきっかけとしていただければ幸いです。

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ミッシー

ミッシー

スポーツ全般を観るのもするのも大好きなスポーツファン

オールド野球ファンがドメインですが、他にもラグビー・サッカーなど、どんなスポーツでも大好きです。本格的なスポーツ経験は剣道で、趣味のスポーツとしては野球・水泳・ジョギングなどを愛好しています。

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