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【侍ジャパン】歴代コーチ一覧|実績や裏話についてご紹介!

ワールドベースボールクラシック(WBC)では日本球界を代表する豪華なメンバーが集結する侍ジャパン。
実はそのコーチ陣もかなりの実績を持つ人物ばかりです。
現役時代を知らない世代も、その経歴を知れば驚くはず。
今回は、侍ジャパンの歴代コーチ一覧と、主な人物の実績や裏話をご紹介します。

【侍ジャパン】歴代コーチ一覧

まずは、WBC各大会の日本代表の監督とコーチの一覧をご紹介しましょう。

2006年 第1回

王貞治監督が率いた第1回WBC。
ソフトバンクの監督との兼任で選手を視察する時間が限られる中、普段からよく見ているパ・リーグを中心に選手が集められました。
結果は見事な優勝
そのチームを支えたコーチ陣は以下のメンバーでした。

打撃コーチ:大島康徳
投手コーチ:鹿取義隆
投手コーチ:武田一浩
内野守備走塁コーチ:辻発彦
外野守備走塁コーチ:弘田澄男

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2009年 第2回

原辰徳監督が率いて初めて「侍ジャパン」という名前が使われた第2回大会。
松坂大輔投手の2大会連続MVPの活躍、イチロー選手の劇的な決勝戦サヨナラタイムリーもあり、2連覇を達成しました。
当時50歳と若かった原監督を支えたコーチ陣はこのメンバーでした。

総合コーチ:伊東勤
打撃コーチ:篠塚和典
投手コーチ:山田久志
ブルペン担当コーチ:与田剛
内野守備走塁コーチ:高代延博
外野守備走塁コーチ:緒方耕一

2013年 第3回

第3回大会はソフトバンクの秋山幸二監督の監督就任が予定されていましたが、秋山氏はこれを固辞。球界OBの山本浩二氏が監督となり、そのブランクを支える豪華なコーチ陣が集められました。

野手総合コーチ:梨田昌孝
投手総合コーチ:東尾修
投手コーチ:与田剛
打撃コーチ:立浪和義
内野守備走塁コーチ:高代延博
外野守備走塁コーチ:緒方耕一
戦略コーチ:橋上秀樹

ただしこの大会では監督・コーチ・選手の連携がうまくいかず、チームがまとまらなかったためにベスト4で終わったという説も。
その中でも立浪打撃コーチはスタッフを含めチームへの気配りを欠かさなかったと伝えられています。

2017年 第4回

常設となった侍ジャパンの初代監督に就任した小久保裕紀氏は、現役時代の実績こそ十分ながら、当時プロ野球のコーチの経験すらなかった人物。
出場を辞退する選手も相次ぐ中、ベスト4に終わりましたが懸命にチーム作りをした小久保監督を支えたのは、このようなコーチ陣でした。

ヘッドコーチ:奈良原浩
打撃コーチ:稲葉篤紀
投手コーチ:権藤博
バッテリーコーチ:村田善則
内野守備走塁コーチ:仁志敏久
外野守備走塁コーチ:大西崇之

2023年 第5回

第5回大会の侍ジャパン監督は、10年間日本ハムを率いた栗山英樹監督
彼を支えるべく集められたコーチ陣は以下のメンバーです。
栗山英樹監督が日本ハムを率いた際の気心の知れたコーチ陣が中心となっています。

ヘッドコーチ:白井一幸
打撃コーチ:吉村禎章
投手コーチ:吉井理人
ブルペン担当コーチ:厚沢和幸
バッテリーコーチ:村田善則
内野守備走塁兼作戦コーチ:城石憲之
外野守備走塁コーチ:清水雅治

【侍ジャパン】歴代コーチの実績や裏話

監督やその戦術をよく知る人たちが集められるコーチ陣。
中には当時の監督に勝るとも劣らない実績を誇る人物もいました。

伊東勤

第2回大会の総合コーチを務めた伊東勤氏は頭脳的なリードで西武の黄金時代を支えた捕手
ゴールデングラブ賞11回も受賞。これは歴代2位タイで、捕手部門では最多となります。
しかも2003年に現役を引退すると、その翌年には監督に就任。1年目で見事西武を優勝に導いています。
原監督は「短期決戦を勝つためにうってつけの人材だ」として伊東氏に総合コーチを依頼。伊東氏は「バッテリーコーチくらいかな」と思ってミーティングに行ったのですが、ヘッド格で驚いたそうです。
伊東氏は見事にその期待に応え、連続優勝に貢献。
ただし「アメリカの球場ではベンチとブルペンの電話をうまく繋げなくて困った」と話しています。

山田久志

「史上最高のサブマリン」と呼ばれる山田久志氏は17年連続2ケタ勝利、12年連続開幕投手という1970〜80年代阪急の絶対的エース
アンダースロー投手としては日本プロ野球最多の通算284勝を記録しています。
第2回WBCの投手コーチに就任すると、ダルビッシュ有投手を抑えに起用することを原監督に進言。
その思い切った投手起用と継投策で2大会連続世界一に大きく貢献しました。

稲葉篤紀

稲葉篤紀氏は現役時代の2007年に首位打者を獲得し、2013年には日本ハムで外野兼1軍コーチとして活躍した人物。
さらに2014年に引退するまでにWBCにも2度出場。
引退直後の2015年から打撃コーチとしてWBCの小久保監督を支えました。
彼の特徴はその人間性の高さ。当時、イチロー選手から「僕が何をやっても得られないものをお持ちです。稲葉さんって徳が高いじゃないですか」とまるで僧侶であるかのように讃えられています。
その徳の高さもあったのか、稲葉氏は2017年には侍ジャパンの監督に就任。これは現役での日本代表経験者としては初の快挙でした。
そして日本を見事金メダルに導いたのです。

吉井理人

第5回大会の投手コーチを務める吉井理人氏はヤクルトで3年連続の2桁勝利を挙げた後、MLB通算32勝を記録した投手
これだけの実績を持っているのに、引退後に日本ハムのコーチに就任すると、筑波大学大学院で野球のコーチング理論も研究。修士の学位も取っています。
そして2023年からはロッテの監督にも就任。今後の活躍が期待されています。

まとめ

話題になることは少ない侍ジャパンのコーチ陣。
しかし注目してみるとかなりすごいメンバーであることが分かります。
ちなみにコーチがすごいのは日本だけではありません。
2023年WBCドミニカ代表のコーチ陣は、ペドロ・マルティネス、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスなど、豪華すぎるメンバー。
チームよりコーチの方がドリームチームだと言われています。
各国のコーチにも注目すると、WBCの楽しみがより広がるかもしれません。

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スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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