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【サッカー】ペナルティエリアとは?半円やルールについても紹介

サッカーの試合でルール上とても重要となるのが「ペナルティエリア」。
特に反則に関して、この中と外では大きく意味が違ってきます。
では具体的にペナルティエリアはどのエリアのことで、どのようなルールが適用されるのでしょうか。
そしてエリアに隣接している半円の意味は?
今回は、ペナルティエリアの意味やルールについて解説します。

【サッカー】ペナルティエリアとは

ペナルティエリアは、サッカーのフィールドで両チームのゴール前にある2種類の長方形のうちの広い方
16.5m×40.32mの長方形のエリアのことです。
左右のゴールポストからタッチライン側に16.5m外側が幅。そこからゴールラインと直角となるように引いた16.5mの直線が奥行きとなります。
そして内側のゴールエリアは5.5m×18.32mの範囲です。

ペナルティエリアに関するルール

ペナルティエリアは2つの大きな特徴を持っています。
①ゴールキーパーがボールを手で触れるエリア
ゴールキーパーはペナルティエリア内であれば最大6秒間ボールを手で持つことができます。
ただし味方からのバックパスに手で触ると反則です。
②ファールをするとペナルティキック(PK)を与えてしまうエリア
ペナルティエリア内で守備側の選手がタックルハンドなどの反則をした場合、攻撃側のチームにペナルティキック(PK)が与えられます。
PKの決定率は約80%。得点が入りにくいサッカーでPKを取ることはとても大きな意味を持ちますから、守備側のチームは相手にPKを与えないよう、ペナルティエリア内での反則には特に注意する必要があるのです。
一方の攻撃側はPKを狙いたいために、わざと倒れるなどシミュレーションの反則をしてしまうことも。
ちなみに内側のゴールエリアは、ゴールキーパーがゴールキックを蹴る際にボールを置くことができる範囲となっています。

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ペナルティマーク

ペナルティエリアの中に描かれている小さなマークは、ペナルティマーク。ゴールから10.97メートル(12ヤード)離れた位置に描かれています。
PKではこのペナルティマークにボールを置き、キッカーと相手ゴールキーパーが1対1の状態で直接相手ゴールにシュートを打つのです。

DOGSO

反則がDOGSOだと認められると、レッドカードが出ることになります。
DOGSOとは「Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity」の略語で「決定的な得点機会の阻止」という意味。
具体的な距離の基準はありませんが、主にペナルティエリア内で相手の決定的なチャンスを反則で潰すと、PKに加えて退場の対象にもなりがちなのです。
このようにペナルティエリア内での反則は勝敗に大きな影響を及ぼすため、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の対象になることもよくあります。

【サッカー】ペナルティエリアの半円

ペナルティエリアは長方形のエリアですが、そこには半円のラインが引かれています。
これはペナルティアークというもの。
どういう意味を持ったエリアなのでしょうか。

ペナルティアーク

ペナルティアークは、ペナルティエリアの外に描かれている円の一部
円の中心となっているのはペナルティマークで、ペナルティエリアよりはみ出る部分だけが描かれています。
つまり厳密には半円ではなく、その一部の「」。
ペナルティマークから9.15m(10ヤード)の距離を表しています。

ペナルティアークの意味

このペナルティアークが意味を持つのは、ペナルティキック(PK)のとき。
PK時の他の選手に関するルールは以下のようになっています。

キッカーとゴールキーパー以外の競技者は次のように位置しなければならない。
・ペナルティマークから少なくとも9.15m(10ヤード)以上離れる
・ペナルティマークの後方にいなければならない
・フィールドの中にいなければならない
・ペナルティエリアの外にいなければならない

ここで問題となるのが、「少なくとも9.15m以上離れる」という部分。
この半径9.15mの円の一部が、ペナルティエリアからはみ出してしまうのです。
そこでペナルティエリアからはみ出した部分を表しているのがペナルティーアーク
つまりPKで他の選手が侵入してはいけないエリアを意味したラインとなります。

ペナルティアークの注意点

ペナルティアークの意味は、上記の「PKの際の侵入禁止エリア」ということだけ。ルール上、他の意味は持っていません。
そこで注意が必要なのは、ペナルティアークはペナルティエリアには含まれないということです。
つまりペナルティアークより内側で反則があっても、それがペナルティエリアより外ならPKにはならず、ファウルが発生した場所からの直接フリーキックとなります。
また、ゴールキーパーもペナルティーアーク内でボールを手で扱うことはできません。
弧が隣接しているといっても、うっかり勘違いしないように注意が必要です。

まとめ

守備側選手にとっては一つの反則が失点につながってしまうペナルティエリア。
その中にボールが入ったら何か大きなことが起こる可能性がとても高くなります。
ペナルティエリアを意識して観戦すれば、試合が何倍も楽しくなるはず。
ただしそのときもペナルティアーク内をペナルティエリアだと勘違いしないように注意してください。

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