Jリーグや海外プロリーグ、代表戦になると背番号は特別な意味を持ち、選手の「第二の顔」と称されることもあります。
例えば、「サッカーにおける背番号10番と言えば?」と質問されると、サッカーファンであれば、何名かのサッカー選手が思い浮かんだと思います。
それほど、背番号と選手というのは切っても切れない関係になっているのです。
では、背番号5番と言えばどんな選手がいるのでしょうか。
今回は「背番号5番」について解説していきます。
背番号5番を背負う意味とは?
サッカー界において背番号5番はどんな意味があるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
守備の中核を担う選手
背番号5番は多くの場合、守備の中核を担う選手、つまりディフェンダーの選手が背負う傾向にあります。
ディフェンダーは「サイドバック」と「センターバック」に分かれ、その中でも背番号5番は「センターバック」の選手に多いとされています。
背番号4番も「センターバック」に多い傾向にあるため、背番号4・5番はタッグを組んで自陣を守ります。
ただ、背番号4番よりも背番号5番の方が、身体を張って激しくボールを競りにいくストッパーが多い傾向にあります。
一概に全ての選手が当てはまるわけではないですが、背番号5番を見つけたときに、どういった動きをするのか見るのも、試合観戦の1つの楽しみになるではないでしょうか。
前線にも積極的に走る選手
背番号5番というと守備の要であるディフェンダーが多いと先述しましたが、ゴール付近にいるだけが仕事ではありません。
背番号5番は守備の中核を担う上に、積極的に前線に走る場合もあります。
早めにボールを奪い、ロングボールでフォワードへそのまま繋ぐといったパス技術も問われる選手がつけることが多いとされています。
そういった攻守とも活躍できる選手が背番号5番を背負う傾向にあります。
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背番号5番を背負った代表的な選手
では、背番号5番を背負った選手にはどんな選手がいたのでしょうか。
代表的な選手を紹介します。
FC東京:長友佑都
生年月日:1986年9月12日
出身地:愛媛県西条市
利き足:右足
プロサッカー歴:FC東京、ACチェゼーナ、インテル・ミラノ、ガラタサライSK、オリンピック・マルセイユ、日本代表
タイトル・表彰歴:Jリーグ優秀新人賞、Jリーグ優秀選手賞、Jリーグベストイレブン、AFC年間ベストイレブン、AFC年間国際最優秀選手賞
現在、日本人選手で最も背番号5番のイメージが強い選手と言えば、長友佑都選手ではないでしょうか。
センターバックではなく、サイドバックをメインにプレーしていますが、長友佑都選手は背番号5番を愛し、プロ入り2年目から背番号5番を背負ってプレーしています。
海外進出し、5番以外をつけるときも5番にちなんだ番号である「55番」「25番」を背負ってプレーしています。
日本代表の時は長年、背番号5番を背負っています。
長友佑都選手は豊富な運動量とスピードが武器のサイドバックです。
海外の大型フォワードにも負けないフィジカルと身体能力の高さを併せ持っています。
そんな長友佑都選手は、インテル時代イタリアのスポーツ誌に「インテルに欠けていた闘争心に飢えている象徴的な存在」と評されるほど活躍していました。
そんな長友佑都選手が長年背番号5番をつけることで、現在の背番号5番のイメージを定着させてきました。
カルレス・プジョル
生年月日:1978年4月13日
出身地:スペイン、ラ・ポプラ・デ・セグール
利き足:右足
プロサッカー歴:バルセロナC、バルセロナB、バルセロナ
タイトル・表彰歴:ドン・バロン・アワード最優秀新人選手、ヨーロピアン・スポーツ・マガジン年間ベストイレブン、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー、UEFAクラブ最優秀ディフェンダー、FIFproワールドイレブン、UEFA欧州選手権優秀選手、FIFAチーム・オブ・ザ・イヤー、FIFAコンフェデレーションズカップベストイレブン、FIFAワールドカップオールスターチーム
海外の選手で背番号5番のイメージが強い選手といえば、このカルレス・プジョル(本名:カルレス・プジョル・サフォルカーダ)ではないでしょうか。
カルレス・プジョルは生粋のバルセロナ所属で、下部組織の時代から引退までバルセロナを離れたことはありません。
一度、マンチェスター・ユナイテッドがカルレス・プジョルの獲得に名乗り出たが、バルセロナを離れたくないという理由で実現しませんでした。
そんなバルセロナっ子のカルレス・プジョルはまさに背番号5番に相応しい闘争心溢れるプレーで有名な選手です。
闘争心があるとはいえ、ただラフプレーが多いのではなく、怪我も恐れないという意味で、プレースタイルはクリーンなイメージが強く、チームへの献身性が溢れる選手でした。
FCバルセロナのファンから「鉄壁」という愛称で親しまれており、まさにディフェンダーの中核をになっていました。
そんな選手が背番号5番を背負ってプレーしていたことから、海外でも背番号5番のイメージが定着していくことになります。
まとめ
今回は守備の中核を担う背番号5番について解説しました。
現在、日本代表の背番号5番は「畠中槙之介」選手が背負っていますが、今後どのような選手が背番号5番を背負って活躍していくのか楽しみです。
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