ときに驚異的な視聴率を記録するスポーツ中継。
2023年にはWBCが日本の全試合で世帯視聴率40%超えを記録して話題になりました。
ではスポーツ番組の歴代視聴率はどうなっているのでしょうか。
今回は、スポーツ歴代視聴率TOP30を発表。名シーンもご紹介します。
はたしてWBCはランクインしているのでしょうか。
【スポーツ】歴代視聴率ランキングTOP30
スポーツ中継の歴代視聴率ランキングがこちら。
番組名 | 視聴率 | 放送日 | |
1 | 東京オリンピック大会 (女子バレー・日本×ソ連) | 66.8 | 1964/10/23 |
2 | 2002FIFAワールドカップ グループリーグ (日本×ロシア) | 66.1 | 2002/06/09 |
3 | 2002FIFAワールドカップ 決勝 (ドイツ×ブラジル) | 65.6 | 2002/06/30 |
4 | プロレスWWA世界選手権 (デストロイヤー×力道山) | 64.0 | 1963/05/24 |
5 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×エデル・ジョフレ) | 63.7 | 1966/05/31 |
6 | ワールドカップサッカーフランス’98 (日本×クロアチア) | 60.9 | 1998/06/20 |
7 | ワールドカップサッカーフランス’98 (日本×アルゼンチン) | 60.5 | 1998/06/14 |
8 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×アラン・ラドキン) | 60.4 | 1965/11/30 |
9 | 2002FIFAワールドカップ 1次リーグ (日本×ベルギー) | 58.8 | 2002/06/04 |
10 | 第20回オリンピックミュンヘン大会 | 58.7 | 1972/09/08 |
11 | 2010FIFAワールドカップ (日本×パラグアイ) | 57.3 | 2010/6/29 |
12 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×ベルナルド・カラバロ) | 57.0 | 1967/07/04 |
13 | 東京2020オリンピック 開会式 | 56.4 | 2021/07/23 |
14 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×エデル・ジョフレ) | 54.9 | 1965/05/18 |
15 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×ジョー・メデル) | 53.9 | 1967/01/03 |
16 | 世界バンタム級タイトルマッチ (ファイティング原田×ローズ) | 53.4 | 1968/02/27 |
17 | 第11回冬季オリンピック札幌大会 | 53.1 | 1972/02/11 |
18 | 2006FIFAワールドカップ (日本×クロアチア) | 52.7 | 2006/06/18 |
19 | ワールドカップサッカーフランス’98 (日本×ジャマイカ) | 52.3 | 1998/06/26 |
20 | 大相撲初場所・千秋楽 (千代の富士初優勝) | 52.2 | 1981/01/25 |
21 | オリンピックメキシコ大会 宇宙中継 | 51.8 | 1968/10/25 |
22 | プロレスリングWWA世界選手権 (豊登×デストロイヤー) | 51.2 | 1965/02/26 |
23 | 第60回全国高校野球選手権大会 閉会式 | 50.8 | 1978/08/20 |
24 | 世界フライ級王座決定戦 (ホラシオ・アカバロ×高山勝義) | 50.7 | 1966/03/01 |
25 | 大相撲春場所・千秋楽 (貴ノ花初優勝) | 50.6 | 1975/03/23 |
26 | 2006FIFAワールドカップ (日本×オーストラリア) | 49.0 | 2006/06/12 |
27 | 第23回オリンピック・ロサンゼルス (男子マラソン) | 48.8 | 1984/08/13 |
28 | ナイター中継’94 (中日×巨人) | 48.8 | 1994/10/08 |
29 | 2018FIFAワールドカップ 日本×コロンビア | 48.7 | 2018/06/19 |
30 | 2002FIFAワールドカップ 決勝トーナメント (日本×トルコ) | 48.5 | 2000/06/18 |
WBCの過去最高は2023年の日本×イタリアで、世帯視聴率は48.0%。歴代33位ということになります。
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【スポーツ】歴代視聴率 名シーン
高視聴率を記録した過去のスポーツ中継。
そこには感動的な名シーンがありました。
東京オリンピック 女子バレー 日本×ソ連
66.8%という驚異的な視聴率を記録し、スポーツ中継の歴代1位になっているのが、1964年東京オリンピックの女子バレー、日本×ソ連戦です。
この当時、日本の女子バレー代表の中心となっていたニチボー貝塚チームはその圧倒的な強さで「東洋の魔女」と恐れられた存在。オリンピックの2年前に日本代表は世界選手権で王者ソ連を破り世界一になっていました。
そして迎えた東京オリンピック、王者奪還に燃えるソ連は1セットも許すことなく決勝に勝ち進みました。一方の日本も落としたのはポーランド戦の1セットのみ。
新旧王者の激突は、日本が3対0でソ連の挑戦を跳ね除け、団体競技初の金メダルを日本にもたらしたのです。
2002FIFAワールドカップ 日本×ロシア
サッカーで過去最高視聴率となっているのは、2002年のFIFAワールドカップ グループリーグ、日本×ロシア戦。
2002年W杯は日韓共催ということもあって日本中がお祭り騒ぎとなりましたが、中でもこの試合は66.1%という視聴率を記録しています。
それはなぜかというと、歴史に残るワールドカップ本戦での日本初勝利だったから。
この試合、実力者揃いのロシアに対して日本は果敢に戦いを挑み、ゴールに迫りました。そして後半51分、稲本潤一選手がついにゴールを決めると、その後はロシアの猛攻に対して日本は身体を張った守備で凌ぎ続け、1-0で勝利を収めます。
貴重な1点を守り続ける日本代表の激戦は一瞬も目を離せない展開で、驚くべき視聴率につながりました。
ボクシング ファイティング原田×エデル・ジョフレ
ボクシングで史上最高視聴率となったのが、世界バンタム級タイトルマッチ・ファイティング原田×エデル・ジョフレ戦。原田選手の2度目の防衛戦です。
この試合は因縁の再戦。
視聴率歴代14位に入っている初戦時、エデル・ジョフレ選手は「ガロ・デ・オーロ(黄金のバンタム)」と呼ばれた50戦無敗のチャンピオンでした。
原田選手は圧倒的不利という下馬評でしたが、「日本ボクシング史上最高」と言われる試合の末、2対1の判定勝ち。
1966年5月のタイトルマッチは日本人初の2階級制覇を達成していた原田選手にジョフレ選手が再戦を挑んだ、まさに注目の試合だったのです。
この試合は再び最終ラウンドまでもつれ込む激戦に。しかし原田選手が前回対戦以上の差で判定勝ちを収め、完全に決着をつけました。
またファイティング原田選手は視聴率50%超えをなんと6度も記録。ボクシング界不滅の記録となっています。
1981年大相撲初場所・千秋楽
大相撲の最高視聴率は、1981年の大相撲初場所千秋楽の52.2%です。
この日の大相撲は、ウルフフィーバー一色。初日から14連勝していた大人気の関脇千代の富士が、優勝をかけて1敗の横綱北の湖に挑んだのです。
本割では北の湖が得意の形からの吊りで勝負を決めて両者は相星に。
そして迎えた優勝決定戦では、千代の富士が北の湖を上手出し投げで仕留めて初優勝を決めました。
瞬間最高視聴率はこれも大相撲史上最高の65.3%。
場所後にはウルフ千代の富士は大関に昇進し、大横綱への道をさらに歩んでいくことになります。
まとめ
スポーツ中継の歴代ランキング上位には、サッカーとボクシングがずらりと並んでいます。
時代的な背景もありますが、中継の間ずっと高視聴率を維持した試合は、いずれも名勝負ばかり。
チャンスがあれば、一度見直してみてはいかがでしょうか。
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