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相撲の決まり手5選!多彩な技の数々!

日本の国技、相撲。

回しのみを身に纏い、力士達が心技体を競って土俵の上で戦う、伝統的なスポーツです。

テレビの中継を見て熱狂し、楽しむファンの方々も多いのではないでしょうか。

推し力士達の活躍もさることながら、相撲の魅力にどっぷりと浸かれば浸かるほど気になってくることの一つが、力士達の持つ多彩な技の数々だと思います。

相撲の決まり手とはその中でも、仕掛けた力士によって勝ちが決まった時に放った技のことを指しています。

その数なんと、全部で八十二手もあるとのこと。

どんな決まり手が多いのか?ほとんど使われないレアな決まり手もあるのか?

今回は、その多彩な決まり手の数々をご紹介します。

相撲の決まり手5選!

ここからは、数ある決まり手の中で特に多い決まり手を紹介していきます!

第一位!寄りきり

全ての決まり手の中で圧倒的に多いのが、この寄り切り。

相撲の基本技の一つです。相手に体を密着させ、前か横に進んで土俵の外に押し出す決まり手を言います。

とてもシンプルな勝ち方に見えるかもしれませんが、力量の高い力士であればあるほど土俵際での踏ん張りはかなりのもの。

俵一個分であろうとも、巨漢の相手を寄り切って勝つには高い技量と鍛錬が求められることは間違いありません。

第二位!押し出し

寄り切りと同じほどに多いのがこの押し出し。決まり手ランキングの一位と二位は、この寄り切りと押し出しで競われることが殆どだと言えます。

先ほど寄り切りの項目を読まれた方は、「あれ?」と感じたかもしれませんが、この二つの決まり手は混同されることも多いことでしょう。

というより、土俵の外に押し出して勝つなら、全部それは押し出しでは?と思っていた方も少なくないのではないでしょうか。

実は、押し出しの方には寄り切りよりも条件があり、両手又は片手を“筈(はず)”にして、相手の脇の下や胸に当てた上で押し出すと、押し出しになるというのがあるのです。

筈というのは親指と他の四本の指をY字に開くことを言うのだとか。

つまり、相手のまわしをよっこいしょ、と掴んで土俵の外に出した場合は押し出しにはならないということなのです。

第三位!寄り倒し

名称から、おおよその想像はつくかもしれません。

寄り切りと倒しの合わせ技に近いものがあります。相手に体を密着させて土俵際に追い詰めて行き、体を密着させたまま相手に体を預け、倒して勝利すること。

土俵の外に押し出すのではなく、倒して勝つというのが寄り切りとの違いになります。

第四位!叩き込み

こちらは基本技ではなく特殊技。いわゆるカウンター技と言ってもいいかもしれません。

小兵力士であればあるほど、大柄な相手の懐に飛び込んでいって低い姿勢で有利に戦おうとするもの。

しかしそれを見逃さず、上から攻撃を仕掛けられてしまったら?これはすなわち、そういった技なのです。

相手が低く出てきた時に、体を開きながら片手、もしくは両手で相手の肩や背中を叩いて落とします。

相撲は地面に足の裏以外がついたら負けです。バランスを崩して相手の手足を地面につけさせてしまえば、こちらの勝利となるのです。

第五位!上手投げ

この技こそ相撲の醍醐味の一つと、名前を挙げる人もいるのではないでしょうか。

押して勝つ、寄って勝つ、倒して勝つのも王道ですが、見た目の華やかさにおいて投げ技に勝るものはないでしょう。

これは四つに組んだ時に、相手の差し手の上からまわしを取って、豪快に投げて勝つ技を言います。

右の上手から投げれば右上手投げ、左ならば左上手投げとなります。

多彩な技を持つ力士であればあるほど、単純に土俵の外に押し出すだけではなく、虎視眈々と相手を投げる隙を伺うので油断ができません。

何故なら、仮に相手が投げを踏ん張ることができても、投げられそうになっただけでバランスを崩してしまうもの。

そのまま土俵に出されてしまったら、勝負は決してしまうのです。

番外・勇み足

実は決まり手というのは、単純な技ばかりを言うものではありません。

思いがけないことで勝負が決まってしまい、それが決まり手となっているものもあります。

これはそのうちの一つ。

勇み足、という日本語としてもなじみ深い言葉がついています。

これは相手を土俵際に追い詰めようと頑張っているうちに、うっかり自分の足が先に出てしまって勝負がついてしまうというもの。

不思議なことに、プロの力士であってもたまにこの形で勝敗が決してしまうことがあるのです。同じく、“踏み出し”という決まり手もあり、これは相手の力が一切加わっていないのに、自分の足が土俵から出て負けてしまうというもの。

過去には相手の気迫に負けてつい後退してしまい、睨まれただけで土俵を割ってしまった、なんてこともあったのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他にも柔道でも見られるような一本背負いという決まり手や、相手の体を後ろに反らせて勝つ襷反り(たすきぞり)など、興味深い決まり手が数多く存在しています。

普段大相撲で目にすることのある決まり手もあれば、滅多にお目にかかれないような珍しい決まり手もあります。初めて見る決まり手が出た時は、ぜひともチェックしてみてください。

煌めく多彩な技の数々、相撲の世界のさらなる魅力に気づくことができるでしょう。

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相撲の歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】



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初音

初音

おうちでまったり、頑張る人達を応援するのが好きです。

インドア派ですが、スポーツをはじめ頑張っている人達をおうちで応援してる系ライターです。子供の頃は水泳大好き少女でした。運動音痴だけどスポーツ見るのは大好きです!

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