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【競輪】プロ選手になるための条件とは?|30代からでも目指せる?!

ハイスピードなレースで見るものを熱狂させる自転車競技の一つである競輪。

この記事では、高速で自転車を走らせるために太く鍛え上げられた選手の太ももが印象的な競輪について、競技概要やプロ選手になるためのプロセス、トップ選手の特徴などを紹介していきます。

そもそも競輪とは

競輪は競輪用自転車に乗り、すり鉢状のコースを周回し、順位を争うレーススポーツで、競艇・競馬・オートレースと並ぶ公営競技です。公営競技としての競輪は福岡県北九州市が発祥と言われています。

競輪は日本のプロスポーツの中で選手数が最も多い競技であり、2021年現在2,300人以上がプロ選手として登録されています。

競輪のプロ選手になるには?

プロの競輪選手になるためは、日本競輪選手養成所において1年間の研修を受け、競輪に関する知識と技能を習得し、競輪選手資格検定に合格する必要があります。

競輪選手資格を取得し、日本競輪選手養成所を卒業した選手が37の都道府県にある日本競輪選手会のいずれかの支部に所属することでプロ選手として登録され、公営競技である競輪に出場する権利を得ることができます。

年に1回行われる競輪選手養成所の入所試験の合格率は約5倍。合格者の多くは複数回の受験を経験する狭き門となっています。ただし、他スポーツでのオリンピックメダリストといった特に成績優秀な成績を残した者は特別選抜試験の受験が可能になるケースもあります。

受験資格は入所年度の4月1日時点で満17歳以上であれば年齢の上限もなく、性別も問われません。そのため、他の自転車競技経験の有無だけではなく、他スポーツを引退したアスリートの転向先として選ばれることも多く、他スポーツの元プロ選手も多数在籍していることがプロ競輪選手の特徴の一つです。

競輪選手の脚質によるタイプ

競輪選手には足の筋肉の付き方や心肺機能、反射速度などによっていくつかのグループにタイプが分類されます。このタイプによって得意なレースの距離や戦術、トレーニングの方法なども異なってきます。

この記事では代表的な3つのタイプをご紹介します。

地脚タイプの選手は長い距離でもスピードを落とさずに走ることができる持久力のある脚質が特徴です。安定した走りのため、落車の確立やケガのリスクが低いといわれています。しかし、地脚タイプの選手はその安定した走りがゆえに実力が離れた格上選手よりも良い着順でゴールする確率は低いとも言われています。

スプリンタータイプの選手はトップスピードに到達するまでにかかる時間が短く、瞬間的なダッシュ力がある脚質が特徴です。このタイプの選手は戦略やその日の戦局、コンディションなどが順位へ与える影響が大きく、下剋上が比較的起こりやすいタイプです。

地脚タイプの選手と比較すると下馬評よりも良い着順でゴールする確率が高いこともあり、競輪ファンはスプリンタータイプの選手を応援していることが多いといわれています。しかし、順位が安定しづらいため、下馬評よりも悪い着順でゴールすることも多いので注意が必要です。

最後はオールラウンダータイプです。地脚タイプとスプリンタータイプの間の脚質でバランスの良い選手が多いのがこのタイプです。トップ選手になれば地足タイプの持久力とスプリンタータイプのダッシュ力を兼ね備えたスーパーマンのような選手もいますが、逆に持久力もダッシュ力も持っていない平凡な選手もここに分類されます。

このようにプロ競輪選手にはさまざまなタイプの選手がいますが、先述の通り競輪選手は別のスポーツから転向してきた元プロ選手も多く、そのような選手はもともとやっていたスポーツが競輪選手としてのタイプに大きく影響します。

プロで活躍する選手の特徴

他のスポーツでも共通して言うことができることですが、プロ競輪選手の中でもトップで活躍する選手たちは日々の血のにじむようなトレーニングを欠かすことができません。

トレーニング関しては何といってもまずペダルを踏み込む脚。競輪のトッププロ選手の太ももは太い選手だと一般人の腹囲より太いといわれています。

そして、意外に思う方もいるかもしれませんが優れた競輪選手には体幹のトレーニングも重要です。競輪はカーブを曲がるときに大きく車体を傾け、他の選手との接触も多い競技なので、転倒せずにスピードを出すことができる態勢をキープするためにもしっかりとした体感が必要になります。

また、レースに勝つ選手たちはトレーニングだけでなく、自分のこと、対戦相手のこと、機材やコースに対しての分析を欠かしません。その分析によってレースの戦術を決め、トレーニングメニューを決めていきます。

プロ選手になるためには、がむしゃらに努力するだけではなく、頭を使うことも求められます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。読者の方の中には競輪はギャンブルだといってこれまで関心を持たなかった方も多くいるかと思いますが、競輪はスポーツとしての魅力もたくさんある競技です。

お金をかけずにレースを観るだけでも十分にその迫力を楽しむことができる競技ですので、まずはぜひ一度レースを観戦してみてください。

また、プロスポーツ選手を目指す方にとってはプロ選手登録が日本で一番多く、30代で競輪選手養成所の入所試験を合格するという実績もある比較的間口が広いプロスポーツなので、思い立ったらぜひ行動に移してみてください。

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しょうへい

しょうへい

バド歴15年の社会人アスリート兼ジュニアチームコーチ

10代に始めたバドミントンをケガでのブランク期間を挟んで合計15年以上続けています。 学生時代には関東大会に出場。現在は某県の県代表としてプレーしながら、ジュニアチームのコーチとして学生の指導をしているアラサー社会人アスリートです。

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