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【ジュニアユース】概要・練習頻度をご紹介!気になる合格率も解説!

ジュニアユースとはサッカーで中学生年代を表す言葉。
海外の場合はほとんどの国に部活動が存在しないため、中学時代にサッカーをしたい場合はクラブチームに所属することになります。
一方の日本にはジュニアユース時代に部活動とクラブチームという2つの選択肢が存在。サッカーが上手い子どもはクラブチームに入っているというイメージもあります。
今回は、サッカーのジュニアユースを解説。
気になるクラブチームの合格率もご紹介します。

【ジュニアユース】概要

ジュニアユースはサッカーの中学生年代を意味する言葉ですが、一般的には中でもクラブチームのことを表します
さらにいわゆる街クラブもジュニアユースに含まれますが、クラブチームといえばJリーグの育成組織をイメージする人も多いようです。

部活動とクラブチームの違い

ジュニアユースの部活動とクラブチームは、どちらも練習をして公式戦を行うのは同じ。しかし所属する組織が違います

・部活動:日本中学校体育連盟
・クラブチーム:各地域のサッカー協会

そして選手は部活動とクラブチームの複数チームに同時に登録することはできない決まり。そのためどちらに所属するかは大きな決断になります。
大会に関しても所属する組織が異なるため、部活動、クラブチームのそれぞれが別の大会に参加するのが基本でした。
部活動の頂点は、全国中学校体育大会。クラブチームの頂点は日本クラブユースサッカー選手権U-15大会。JFA主催の高円宮杯JFA全日本U-15サッカー選手権大会が唯一、中学生年代の加盟チーム全てが参加できる全国大会となっていました。
しかし2023年度の全国中学校体育大会からは、クラブチームも出場できるよう、参加資格が拡大。今後は部活動とクラブチームの対戦がより活発になると注目されています。

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クラブチームとは

クラブチームにはJリーグクラブのアカデミーから各地域の街クラブまで多くのチームがあります。
クラブチームはサッカーを行うためのチームであるため、部活動よりもより専門的で高度な練習をできるのが特徴。指導者の多くはJFA(日本サッカー協会)公認のライセンスを所持しているプロのコーチです。Jリーグなどプロの世界を経験している指導者も多く、質の高い指導を受けることができます。
またチームによっては専用のグラウンドや練習場を所有していることも。人工芝のグラウンドなどを持つチームもあり、部活動より格段に優れた練習環境も期待できます。
ただし学校や家から離れた場所になることが多く、練習は夜がメインとなるため、勉強時間の確保が難しいのはデメリット
一方でクラブチームはスカウトの目に留まりやすいため、サッカー推薦で名門高校に進学できる可能性は部活動よりも高くなります。

【ジュニアユース】練習頻度や金銭面

部活動の場合、練習時間は授業後の放課後から下校時刻まで
帰宅後の時間に余裕はありますが、冬季は下校時間が早まり、ほとんど練習時間を確保できないこともあります。
また練習は平日の4〜5日間がメイン。週末は休みが多くなります。
金銭面では個人的に必要な用具以外ほぼ無料であるのがメリット。
ではクラブチームの練習頻度や金銭面の特徴はどのようになっているのでしょうか。

練習頻度

クラブチームの練習は、夜の6時頃から約2時間行うのが一般的。
平日に4〜5日間練習を行い、土日にも試合や練習を行います。
また夏休みなどの長期休暇には合宿や遠征も。
一般的な部活動と比較して練習や試合量は多いと言えます。
そして部活動では最後の大会後に引退となりますが、クラブチームには引退時期が定められておらず、卒業までプレーできるのも特徴です。

金銭面

クラブチームは月謝がかかるのが特徴。相場は1万円前後となっています。
遠征や合宿も多いため、移動費合宿費食事代などの出費も。特に遠征が一泊などになると出費が大きくなりがちです。
チームによって出費は異なりますから、最初に確認しておく方が良いかもしれません。

【ジュニアユース】合格率

中学校の部活動なら入部はほぼ全員が可能。
しかしサッカーに本気で打ち込んでいるなら、クラブチーム、それもJリーグ下部のジュニアユースにぜひ入りたいと思うかもしれません。
そこで気になるのが、合格率。
いったいどれくらいの確率でチームに入ることができるのでしょうか。

Jクラブジュニアユースの合格率

Jリーグクラブのジュニアユースの選手は、Jクラブジュニアからの昇格、スカウト、外部からの優秀選手によるセレクション(選抜試験)、そして余った枠を一般枠のセレクションで選ぶという流れが一般的。
優秀選手によるセレクションは県トレセンでの活躍など、小学生時代の実績でほぼ決まるもので、小学校高学年になる頃には名前が知られている選手がほとんどです。
一般から合格を目指す場合も県トレセンまで上がるか、そのレベルの実力を持っていることが最低条件
記念受験する子どもも多いため、合格率は0.1%から1%と言われています。
実力が少し不足している場合でも合格しやすいのは、周囲の子どもより突出して背の高い選手や、フィジカルが強い選手。 そういった特徴がなければセレクション時に無名で県トレセンレベルに達していない選手の合格は難しいと言われています。

街クラブの合格率

一方、Jリーグの下部ではない街クラブの場合、合格率は30%〜40%と言われています。
ただしこの合格率には前提があり、「ジュニアユースを希望するレベル」の選手であるとして、この確率。具体的には小学生のジュニアチームでレギュラーだった選手が受験したとして30%〜40%ということになると言われています。

まとめ

県トレセンレベル以上の実力が必要なJリーグクラブ下部のジュニアユースはもちろん、街クラブに入るためにも小学生時代からの実績が必要。
決して簡単に入れる世界ではありません。
より高いレベルの練習ができるクラブチームに入るか、それとも学業との両立を優先して部活動を選ぶか。
実力がある子どもだけに許された、贅沢かつ悩ましい問題だと言えます。

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