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【サッカー】キーパーの役割や特性を調査!ルールも覚えよう!

ゴールキーパーはサッカーの11人の中で唯一、自陣ゴール前で手を使ってボールをキャッチできるポジション。

ゴールを守るのは当然ですが、近年はその仕事が広がっていると言われています。

今回は、サッカーのゴールキーパーの役割や求められる特性をご紹介。

ゴールキーパーだけに適用されるルールも解説します。

【サッカー】キーパーの役割

【サッカー】キーパーの役割や特性を調査!ルールも覚えよう!①

ゴールキーパーは手を使ってゴールを守るのが仕事。

しかし役割が増えていると言われる背景には、近年の戦術の変化があります。

広いエリアを守る

ゴールを守り、相手に得点を与えないのは今もゴールキーパー最大の役割。

しかしそのために求められる仕事が以前とは大きく変わっています。

かつてのサッカーではゴール前の狭い範囲でシュートを止めるのが主な役割でしたが、戦術が変化している現代のサッカーでは、ディフェンスラインを高く保つのが一般的。

そのためディフェンスの後ろに広いスペースができるようになりました。

相手に縦パスを出されたらそのスペースまでゴールキーパーが出てインターセプトすることに。

今では「ゴールキーパーの守備範囲はゴール前20m」と言われるほど広大になっているのです。

その結果、ゴールキーパーは状況を判断して的確に飛び出すことが求められるようになりました。

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ビルドアップへの参加

現代のサッカーではボールを細かいパスで繋いで前線に運ぶビルドアップが主流になっています。

そのためゴールキーパーがむやみにロングパスを出すことは激減。

代わりにビルドアップの起点として攻撃に参加する機会が増えています。

このときには攻撃の組み立てを考えてパスを出すことに。

特にペナルティエリア外に飛び出した際は、相手選手からプレッシングをかけられた状況で的確なパスを出さなくてはなりません。

このような役割から近年では「ゴールキーパーは11人目のフィールドプレーヤー」と言われるようになってきました。

コーチング

現代ではさまざまなポジションの選手が司令塔として指示を出せるようになっていますが、守備体系を組織立てるコーチングはフィールド全体を見渡せるゴールキーパーの役割。

組織力で守るためのコーチングは重要な仕事で、「優れたゴールキーパーはグローブを汚さずにゴールを守る」という言葉もあるほどです。

【サッカー】キーパーに必要な特性

【サッカー】キーパーの役割や特性を調査!ルールも覚えよう!②

ゴールキーパーに昔から必要とされるのはゴールを死守するキャッチング能力。

そのため背が高く、手足が長い選手が有利と言われてきました。

しかしゴールキーパーの役割が変化するのに合わせて、求められる特性やスキルも増えています。

ボールコントロールの技術

ビルドアップにも参加するようになった現代サッカーでは、ゴールキーパーの正確なショートパスは必須。

プレッシングをかけられている場面でゴールキーパーがパスミスをして相手に取られたら一瞬で大ピンチになるため、フィールドプレーヤーと同等の足の技術やボールコントロール力が求められています。

判断力

守備範囲が広がったゴールキーパーにとって重要なのは、ペナルティエリアから飛び出してインターセプトできるかどうかを瞬時に判断する能力です。

判断を誤って飛び出すとゴールがガラ空きに。

逆に出るべきタイミングで飛び出さないと相手のパスが通ってしまい、絶好のチャンスを与えることになるかもしれません。

そのため純粋なセーブ力以上に、広い守備範囲を得るための判断力が重視されるようになってきています。

チームへの理解

ゴールキーパーはボールに触れる機会が少ない分、試合中には後方から声を出すことが多くなります。

コーチングをするとともにチームを鼓舞し、また引き締めるのもゴールキーパーの役割。

そのためチームのメンバーやプレースタイルを深く理解し、雰囲気の変化を感じ取る力が求められます。

【サッカー】キーパーに関するルール

【サッカー】キーパーの役割や特性を調査!ルールも覚えよう!③

チームに1人、必ずいなければならない

チーム11人のうち1人はゴールキーパーとなり、他のフィールドプレーヤーとは違うユニフォームを着なければならないというルールがあります。

そのためフィールドプレーヤーがゴールキーパーの役割を担う場合は、着替えをして交代しなければなりません。

このユニフォームはゴールキーパーに限り、ロングパンツ帽子の着用が可能。

ロングパンツにはダイビング時のひざへの衝撃を和らげる効果もあります。

ペナルティエリアで手を使える

ゴールキーパーはペナルティエリアに限り、唯一手でボールに触れることができる選手です。

ただしペナルティエリア外で手を使ったらハンドの反則。相手に直接フリーキックが与えられます。

そしてこのペナルティエリア内というのは、自陣のペナルティエリアという意味。相手のペナルティエリアではやはりハンドの反則です。

かつて世界最高のゴールキーパーといわれたドイツのオリバー・カーン選手が味方コーナーキックのチャンスに前線に出て、うっかりパンチングでシュートを決めて退場になったことがあります。

手で持ってはいけないルール

ペナルティエリアの中でもボールを手で扱うことに関しては以下のルールがあります。

・6秒以上手で保持してはいけない
・ボールを離したら、他の選手が触れる前にもう一度手で触れてはいけない(バウンド程度はOK)
・味方からのバックパスに手で触れてはいけない
・味方からのスローインをそのまま手で触れてはいけない

これらのルールに違反すると、相手に間接フリーキックが与えられます。

まとめ

ゴールキーパーはチームに1人しかいないポジション。

しかも交代する機会がほとんどないため、正キーパーのポジション争いは熾烈なものになります。

さまざまなスキルが求められるゴールキーパーは、フィールドプレーヤー以上の競争を勝ち抜かなければならない過酷なポジションなのです。

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