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【サイドバック】役割や特性を調査!どんな適性が必要なの?

サッカーのサイドバックはディフェンスライン両側のポジション。

かつては地味な位置でしたが、実は近年最も役割が増えたポジションと言われています。

その重要度は年々アップし、チームによっては花形のスピードスターが務めていることも。

では現在のサイドバックとはどのようなポジションなのでしょうか?

今回は、サイドバックの役割や必要な適性などをご紹介します。

【サイドバック】とは

【サイドバック】役割や特性を調査!どんな適性が必要なの?②

サイドバックとは、4バックまたは5バックのディフェンダーの左右両端を担うポジション。

3バックのフォーメーションを採用した場合は、左右の選手はセンターバックの扱いとなり、サイドバックは存在しないことになります。

とはいえ現代サッカーで最も一般的なフォーメーションは4バック。

多くのチームにサイドバックが配置されています。

サイドバックのディフェンス時の役割

サイドバックはディフェンス時には主にサイドを守る役割となりますが、細かく見ていくとその役割は多岐に渡ります。

・ディフェンスラインの背後に入られないよう距離を保ちながらディフェンス
・ボールが逆サイドにある場合、ゴールに近い選手をマーク
・クロスを上げさせないようにディフェンス
・ゴールのカバーに入る
・ディフェンスラインを揃える
・こぼれ球を拾う
・ボールを奪われたときのためにポジショニングする

多くの役割を担っているサイドバックは常に上下に走り続けています。

さらに中央を越えて逆側をカバーリングすることも。

またディフェンスラインを幅広く見ることができるサイドバックには、ラインの高さをコーチングする役割もあります。

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サイドバックのオフェンス時の役割

近年増えているのが、サイドバックの攻撃時の役割です。

・前方にスペースがあった場合、積極的に前進する
・前方にスペースがない場合、空いているスペースにパスを送る
・2つ先のパスをもらえるスペースにポジショニング
・サイドが空いていたら味方を抜いて前線まで走り、パスを受ける
・ボールを受け、クロスを上げる
・攻撃時にもリスクを考え、上下に走る

サイドを幅広く使い、最前線まで走るのがサイドバックの役割。

攻撃にも積極的に参加しますが、逆サイドが上がっている場合は少し後ろに残るなど、同時にリスクマネジメントをすることも重要となります。

サイドバックがゲームメーカーに

近年のサッカーは1人のスター選手が中央を突破していくのではなく、細かくパスを回しながら攻め上がっていくビルドアップが主流。

この場合、多くの敵味方がいる中央付近は硬直した状態になり、ボールの逃げ場として変化をつけられるのは、必然的にサイドになります。

つまりボールを持って前線に上がるのも、攻撃のペースを変えるのも、サイドバックの役割になるのです。

これがサイドバックの重要度が上がっている理由。

現在ではトップ下の役割は薄くなり、サイドバックがゲームメーカーになるとも言われています。

【サイドバック】必要な能力

【サイドバック】役割や特性を調査!どんな適性が必要なの?①

重要度がアップしているサイドバックには、当然のように高い能力が求められるようになっています。

具体的にはどのような能力や特性が必要なのでしょうか。

豊富な運動量

今やサイドバックはチームでも最もよく走るポジションとなっています。

チャンスには味方を追い越して前線まで走り、ボールを奪われたら一気にディフェンスラインまで駆け戻るのが役割。

そのためサイドバックには第一にスピードが求められます。

走る速さだけでなく、疲労からの回復スピードも重要。

しかも試合後半の選手交代では、攻撃に変化を生むために前線の選手を交代させることが多くなります。

サイドバックは最も運動量が多いのに交代させてもらえることは少なく、さらに後半に対峙するのは交代したばかりの元気な相手ということに。

サイドバックには最後まで運動量を落とさないためのスタミナが必要なのです。

1対1の守備力

サイドバックは相手サイドアタッカーと1対1で対峙します。

この攻防で負けてしまうと大きなピンチになるため1対1の守備力は非常に大切です。

この守備の場面では、以前は1対1なら飛び込んで奪いにいくのが一般的でしたが、近年は状況に応じて距離をとり、相手の選択肢を狭める傾向に。

そのためポジショニングの能力スペース管理力も大切になっています。

キックの精度

サイドバックは自陣の低い位置からのビルドアップに参加します。

ここからセンターバックにパスをするときにミスをすると、ゴールに近い位置で相手にボールを奪われて失点につながる可能性が。
そのためパスの精度は非常に重要になります。

また前線に攻め上がってペナルティエリアにクロスを送るのもサイドバックの重要な役割。

多くの敵味方が集まる中に鋭く正確なクロスを上げる能力も求められています。

戦術眼

サイドバックはピッチ全体を見渡しながら広いスペースでプレーしやすいポジション。

中央付近の選手と比べて、どこに立ち、どのようにパスを通していくかを自在に判断できる立場でもあります。

その結果、サイドバックには、ゲームメーカーとして以前よりも高い戦術眼が求められるようになっているのです。

まとめ

ビルドアップの展開を大きく広げることができるサイドバックは、ディフェンダーでありながら今や攻撃の中心にもなりつつあるポジション。

司令塔的サイドバックの選手も増えています。

今後もさらに重要度がアップしていきそうなサイドバックの動きに、ぜひ注目してください。

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